ジェイクのひとりごと

ハッセル、ライカ、コンタックスなどで撮った写真と、日々の雑感

手押し雪車

2011-01-19 18:34:13 | Weblog

夏は手押し車、冬は手押し雪車(ておしそり)。
ちゃんと使い分けるおばあちゃんは、資産家です(笑)。
この雪車・・・実は非常に高いんです。「かっぱ寿司」に親子4人で20回ぐらい行ける金額です。

ハッセルEL/M SP120/5.6 F8

120ミリの像は、やはり柔らかです。カミソリ・ゾナー(オプトン)とは別物です。
使い分けが面白いです。

今、どこにレンズを向けても「白」。撮影に工夫が必要な時期となりました。案外大変。

北海道の写真家・飯塚達央さんが非常に有名な「写真家」さんになってました。
同じ'68年生まれ。サイト開設の頃よりずーっと拝見し、時折アドバイスをいただいたり、40前には
「お互いしょぼくれたおっさんにならないように」とメールをいただいたり。

まあ、売れ始めて、売れっ子になり、超多忙になり・・となると、それまでのやりとりがなくなったり、
作品も「月刊カメラマン」とかで拝見できるようになり、そのうちブログや写真にも本人名のクレジットがきちんと表示されるようになり、コメントやメールを受け付けなくなってしまう・・・という流れになる訳で・・・。3年くらいの期間でしたが、寂しいモンだなあと。

写真家さんによっては、いろんな人の意見を「糧」にする人と「迷いの種」にする人がいるなあと。
写真でも何でも、誰かのアドバイスで背中を押されたり、逆に自分を失ったりする場合が多々。
でも人との触れ合いを、自ら断つ事って・・・思ってしまいます。

これまた東京の、と言うか、その筋では超有名なプロカメさんは、ハッセルの使い方にしろモノクロプリントの工夫にしろ、惜しみなく教えてくださる。こんな辺境の地に住んでる得体の知れない40男にも、全力でアドバイスをしてくださる。

そして、今一番「熱い」ariariさんは、普通なら「ナイショ」にしたい「最高の撮影地」まで教えてくださる!!!現地に行くと、必ず「あー、そうそう、ariariさんって知ってる?よくこの町を・・・」といいながら、売り物の焼き餅などタダでいただけてしまう。申し訳ないので「撮り逃げ」ができない。
だから何度か通ううちに、今まで見えなかったものが見えてきたりする。
そのきっかけを作ってくれた上に、アドバイスをいただき、拙ブログにも来てくださる。
ありがたいなあ・・・。

一昨日(かな?)、昼のJFN系列の番組に、ハービー山口さんが出演されてました。
前も書いたかも知れませんが、ハービーさんの写真は素晴らしい。でも自分とは相容れない何かが
あるなあと勝手に壁を作っていた。でも、近著(空、青くなる)やムック本、そして本人の語りを
聞くうちに、すっかりファンになってしまう。あの「美容室のお客さん」を撮った写真なぞは、毎日でも
眺めていたいほど素晴らしい。
ラジオを聞きながら、写真の「根っこ」の部分に「被写体に対する尊敬」がにじみ出ていることに気づく。
あ、これかあ・・・ハービーさんにしろ森谷さんにしろ、我らがariariさんも、その写真からあたたかいものがあふれているなあとしみじみ。ぱっと見は「寂しいな」と思う画でも、必ずそれが内包されている。
一枚の写真にかける情熱が・・・すごい。改めてそう思った。

と、さっきまでちょっと具合悪くて休んでいた自分が書く前に、多くの人が気づいていることなんでしょうが・・・改めて書いてみました。

今日はもう閉局体制です。