鈴木宣弘著『食の戦争』という本を読んでいます。
食の生産や加工・流通にかかわる人たちは、当然その安全性に関する倫理観をきちんと持っている・・・
と考えてはいけない ということが、この本を読んで良くわかりました。
そうだよね、自分の職業であった業界でも、「そんなことやっていいの?」
人としてやっちゃいけない事なんじゃないの?ということを平気でやっている人たちがいたし。
命にかかわることなのだから、当然そこで働く人たちには倫理観がある・・・と
思うのは甘い。
食品添加物、牛成長ホルモン、残留農薬、遺伝子組み換え作物etc・・恐ろしい状況になっているようです。
それにしてもTPPってやつは、本当に困ったものなのですね。
日本という国は、何でもかんでも かの国の言いなりで、されるがまま・・・・
先進国の中で、日本だけ癌が増え続けていることも
将来の子孫たちにどんな影響が出るのかも、そんなことお構いなしで
日本に農薬やら成長ホルモンやら抗生物質やらがたっぷり入った食品を輸出してくる国。
それを、腑抜けの日本はNOと言えないでいる現状。
もう、食だけでなく、何から何まで日本は抵抗できなくなっていて
これって、植民地と同じじゃないかと思えてしまう。
せめて、食品表示を見て、私たちが選択できるようにしてほしいけれど
それも、わからなくされてしまう方向で進んでいるようです。
これでは、何を基準に安全な食品を選べばいいのかわからない・・・・
この国は、食の問題だけでなく、いろんな意味で危機感が無さ過ぎて
とてもとても危うい状況なのだと あらためて感じました。