人生≪拒止≫したくないのよね

常歩(なみあし)で行くことにしよう…
競馬中心からの脱却を4角過ぎの直線でネ
10年目に突入…

AMラジオ放送とFMラジオ放送の違い

2019年09月01日 | 理科学系(復習も兼...
◆AM放送とFM放送の違い

日本もいよいよAMからFMへのラジオ放送の移行が実施される

で、ラジオとは何か?ってことを再度、まとめておくことにする

送り手(ラジオ放送事業者)から発せられる『音声』
   ↓
【電波】に変換
   ↓
聞き手が(我々、聴取者)が送り手からの【電波】を受信機(ラジオ)で捕まえる
   ↓
受信機(ラジオ)で電波を『音声』に変換

この『音声』を【電波】にして飛ばす(送信する)ことを『変調』と言って
『AM』と『FM』の方式があるんですね(短波SWはココでは無視)

・AMは
 Amplitude Modulationの略なんですね
 日本語にすると
 Amplitude:広さ、大きさのことで、通信の世界では『振幅』と訳されます
 Modulation:調整、調音のことで、通信の世界では『変調』と訳されます
 →振幅変調となります
 
・FMは
 Frequency Modulationの略
 Frequency:頻発すること、度数、振動数のことで、通信の世界では周波数と
 訳します
 →周波数変調ってなります

なんとなく日本語だとイメージできるような感じになりませんか?
 
『音声』に合わせて【電波の振れ幅】で強弱【変調】をつけて飛ばす方式⇒AM
『音声』に合わせて【電波の周波数を変化【変調】させて飛ばす方式⇒FM



で、
AMは526.5~1606.5kHz(キロヘルツ)
FMは76~90MHz(メガヘルツ)
→k(キロ)は1,000で1E+3(1,000倍)
→M(メガ)は1,000,000で1E+6(1,000,000倍)
 E:Exponent:べき指数のことで数値の後に”0”が幾つ続くかってことを表す
 E+(プラス)は、10、100、1000 という大きい数を表す
 E-(マイナス)は 0.1、0.01、0.001 という小さい数を表す
FMのほうがAMに比べて電波の範囲は狭いが、周波数が細かいんですね
→このことが、FMのほうが『音が良い』って言われる理由なんです

AMに比べて、FMのほうが放送域(周波数帯の範囲)が狭いが、周波数が細かい
ので周波数の選択範囲(周波数の数)が広域になるからなんですね

で、アナログTVのデジタル化が終了したので
アナログTV①~③の周波数帯をAM放送に対して割り当てFM補完放送としたんですね
アナログ→デジタルの使用周波数帯の概要は以下の通り

なるほど・・・
アナログTVの①~③Chの音声が聞ける旧タイプのラジオはFM補完部分の周波数帯なので使えるが、
90MHzまでのテレビ音声が受信できないタイプのラジオはFM補完周波数帯が該当していないんですね

2023年 日本でAMラジオ放送が廃止される(総務省の提言)ものぞきに来てくださいね

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2019年 ブラックホールの写真が撮れた!!!

2019年04月24日 | 理科学系(復習も兼...
◆ブラックホールの写真が世界共同研究で撮れたってさ!!!

2019年4月10日22時からEHTが発表した、その写真がこちら

楕円銀河M87
EHT:Event Horizon Telescope:(イベントホライズンテレスコープ)
地球上にある電波望遠鏡を超長基線電波干渉法(VLBI)を用いて結合させ、
銀河の中心にある巨大ブラックホールの姿を捉えるプロジェクト

電波望遠鏡の位置関係

APEX(チリ)、アルマ望遠鏡(チリ)、IRAM30m望遠鏡(スペイン)、
ジェームズ・クラーク・マクスウェル望遠鏡(米国ハワイ)、
アルフォンソ・セラノ大型ミリ波望遠鏡(メキシコ)、サブミリ波干渉計(米国ハワイ)、
サブミリ波望遠鏡(米国アリゾナ)、南極点望遠鏡(南極)

日本は何をやった?
・JCMT/ALMAの運用
・ALMAを山頂のアンテナ群から山麓施設にデータを伝送する装置を国立天文台が開発
・『スパース・モデリング』と呼ばれる『日本独自の新しい手法』をデータ処理に取り入れた画像処理
etc.

発表から約2週間間隔があいてしまったが、そもそも・・・
ブラックホールって、光(電波含む)も抜け出すことができないので観測不可能と言われてきた
その写真撮影できたってことを少しまとめておく

ブラックホールってなんだっけ?

とてつもなく大きな質量が、点ほどの大きさも持たないほどに小さく縮んでできる天体

「重力半径:Schwarzschild radius:シュバルツシルト半径」が存在する
⇒その半径内では、地球上の重力とはかけ離れた強い重力を持つため、ものが中心に向かって落ちる
 速度が光速に達する
 ⇒よって、この半径よりも小さく収縮した天体をブラックホールと呼ぶ

「event horizon:事象の地平線」
⇒物理学・相対性理論の概念の一つ
 ⇒事象は何を指すのかというと「情報伝達の境界面」
情報は光や電磁波などにより伝達されるが、その最大速度は光速(音、電波も波ですよね、光も波)
⇒光などでも到達できなくなる領域(距離)が存在し、ここより先の情報を我々は知ることができない
 この境界を指し「事象の地平面」と呼んでいる

で、天体が重力崩壊で収縮すると、その天体の全質量が事象の地平面より小さい領域に押し込まれ、
情報を得ることが不可能となる・・・
よって、
「ブラックホール」⇒「無限に小さく縮んだ特異点/質量の点」+(プラス)「事象の地平線」


ブラックホールの概念2にあるように理論物理学では、以下の2つが予測されていた
・「事象の地平線」の内側は見えないけれど、光に囲まれていれば
  ブラックホールの「陰」が見えるはず!!! 
・その「陰」は、質量が大きいほど実際の事象の地平線より大きく見えるはず!!!
 ⇒その陰のことをthe shadow of a black holeって呼ぶんですね

今回の写真撮影された画像から、論理的に予測されていた事象が
正しかったことが分かったんですね!!!

写真にとられたオレンジ色の環の正体


ブラックホールに近づきすぎた光は、ブラックホールを周回しながら吸い込まれてしまう
一定の距離よりも遠い光は、ブラックホールの重力による時空の歪みで、進行方向が曲げられてしまう
1.ブラックホールの重力によって
 ⇒ブラックホールに落ちていく光
 ⇒ブラックホールの重力によって迷子になってしまう光(地球に向かう光がどこかに行ってしまう)
 ⇒本来、地球に向かって直進するはずの光がブラックホールの重力によって地球に届かない
2.ブラックホールの重力よって
 ⇒本来、地球に来ない光が地球に進路を変えさせられる
 ⇒地球に向かっていない光が地球に向かう進路変更にブラックホールの重力によって生み出される

1.2の事象によって
ブラックホールの周囲を飛び交う光が、ブラックホールの重力によって光の進路がねじ曲げられ
「オレンジ色の環」に見える写真ってことになる

今回写真に写っているのはブラックホールそのものではなく「事象の地平線」ってことになる・・・

銀河の中心にブラックホールがあることを裏付ける非常に大きな証拠を
手に入れることができたんですね!!!!!!
⇒1916年、アインシュタインの一般相対性理論を受けたKarl Schwarzschildがブラックホール
 の存在を提唱して以降の100年の間の夢がかなったんですね

ブラックホールから光速に近い速度で周囲の物質を噴出させるジェットの正体も、
近々判明できると期待ワクワクですね

さて、どうなることやら・・・
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はやぶさ2  TOUCHDOWN(タッチダウン)

2019年03月06日 | 理科学系(復習も兼...
◆はやぶさ2  TOUCHDOWN

22日のライブ中継は制御室の様子だったが、やっと5日に宇宙航空研究開発機構(JAXA)が
touchdown映像を公開した!!!

映像の内容は
・リュウグウに数秒間着地させて、弾丸を発射させて弾丸による破砕字の映像が見られる
 ⇒数mm?~数十cm?の砂や石が飛び散る様子がハッキリ確認できた
 ⇒物体が宙に長く浮遊していると見てとれるので、リュウグウの重力は微力なんだなと…
 ⇒「サンプラーホーン」での標本採取も成功しているみたいだしね

JAXA_HPから着陸映像を見ることができますよ

http://www.jaxa.jp/

2019年3月5日
「はやぶさ2」が着地に挑戦!! 【その4】~「はやぶさ2」搭載小型モニタカメラ撮影映像を公開~

今後の予定は
・4月上旬:リュウグウ地表面にクレーターを作る世界初の実験を行う
・5月以降:クレーター付近を目指し2回目の着地を試みる。
・2020年12月ごろ地球帰還

この間にどのようなデータを地球に送ってくるのだろうか???
⇒地球の成り立ちとか、太陽系のこととかどこまで究明できるのかなぁ~

備忘
リュウグウ
⇒太陽系が生まれた頃(今から約46億年前)の水や有機物が、今でも残されていると考えられている

妄想とか空想が解明されていく過程を実感できるって面白いよね・・・

さて、どのような結果が示されるのだろうか

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はやぶさ2

2019年02月21日 | 理科学系(復習も兼...
◆はやぶさ2

実に2016年7月20日の
壊れた「ひとみ」(ASTRO-H)が凄いデータを観測していた!!以来の探査衛星もの…
⇒約2年半ぶり!?!

備忘的に書いておくことにする
「はやぶさ」は世界で初めて小惑星からその表面物質を持ち帰ることに成功

その第2弾は「はやぶさ2」

2014年12月3日に打ち上げられ、約4年の歳月(2018年6月27日)をかけて目指す
リュウグウに到着した
正確に計算すると
3.5年:365×3.5=1277.5日×24時間=30660時間
340000000キロ÷30660時間=時速11089.4Km/h
東京~大阪を4分弱で移動するスピードって感覚かな・・・

JAXAは2月20日に「リュウグウ」に着地させるための信号を機体に送ったと発表した

通信に使われる周波数は
交信で使われている周波数は

8Ghz:Xバンド
32Ghz:Kaバンド
2種類

電波が進む速さ⇒周波数(振動数) × 波長”なので
8×109×37.47mm=299792458m
⇒1秒間で約30万キロ進む

地球との距離が3億キロですから、電波が届くまでに
340000000キロ(リュウグウまでの距離)÷300000キロ(電波の速度)≒1133秒
1133秒÷60秒=18.8分
往復だと約40分
32Gは8Gの4倍なので速さも4倍と考えると40分÷4≒10分…

ちなみに
・コマンド:地球からはやぶさ2へ交信:15bps~1000bps:BCH符号、CRC
・テレメトリ:はやぶさ2から地球へ交信:8bps~32768bps:畳み込み、Reed-Solomon
⇒これって、スマホのパケットより小さい大きさですね…

JAXAは午後1時15分ごろ、小惑星リュウグウへの初めての着陸に向けて降下を開始したと発表
運用の設定などの再確認をしたため、予定よりも5時間遅い降下開始となったとのこと

順調(計画通り)にいくと、はやぶさ2は
・22日午前7時ごろ、高度45メートル付近に到達
・22日午前8時ごろ、リュウグウの表面に着地し、表面の物質を採取
・探査機に事前に送信しておいた指令に基づき、自律運転で小惑星へ着地、物質採取、上昇
 という一連の動作を実施する
 ⇒命令の授受に40分もかかるのだから事前に必要な命令を送信しておいて、ロボットの自動運転
  みたいに進める決定をしていたのは流石ですね

最大の着目点は
・着陸地点は「L08-E1」内の半径3メートルの円内
・「TM-B」によるピンポイントタッチダウン
⇒あらかじめターゲットマーカー(TM)を投下し、TMを目標に着陸する
☆はやぶさ1号の時は分離したTMをを追従するように本体も下降していく方式だった

JAXAのHPでも着陸の様子が画像で見られるみたいなので、22日は寝不足で出勤かな…
⇒6:45からのライブ配信って、管制室の模様をライブ中継したものだったが、緊張感があり
 見入ってしまった
⇒タッチダウン映像の公開はいつになるのかなぁ
(⇒22日の深夜追記)

さて、どうなることやら・・・



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重力波検知できたって?!その後

2017年12月30日 | 理科学系(復習も兼...
◆重力波検知できたって?!その後

2月12日に重力波検知できたって?!をUPしたが、
その後の状況を”すばる望遠鏡”から引用して記しておく

日本の重力波追跡観測チーム J-GEM (Japanese collaboration of Gravitational
wave Electro-Magnetic follow-up) は、2017年8月17日にアメリカの重力波望遠鏡
Advanced LIGO とヨーロッパの重力波望遠鏡 Advanced Virgo によって観測された
重力波源「GW170817」の光赤外線追跡観測を、すばる望遠鏡などで行った。

その結果、重力波源の光赤外線対応天体を捉え、その明るさの時間変化を追跡するこ
とに成功。これは重力波源が電磁波で観測された初めての例。

重力波信号の特徴から、GW170817 は中性子星同士の合体であり、さらに今回検出さ
れた光赤外線放射は、理論的に予測されていた中性子星合体に伴う電磁波放射現象「
キロノバ (kilonova)」によるものと考えらる。

今回の観測結果は、鉄より重い元素を合成する過程の一つである「r プロセス」を伴
うキロノバ放射の理論予測とよく一致しており、宇宙における r プロセス元素合成
現場を捉えたことを強く示唆するもの。

この光赤外線追跡観測には、すばる望遠鏡 (国立天文台)、南アフリカに設置された
IRSF 望遠鏡 (名古屋大学、鹿児島大学)、ニュージーランドに設置された MOA-II
望遠鏡 (名古屋大学、大阪大学) および B&C 望遠鏡 (カンタベリー大学) などが
参加。

「キロノバ」の理論計算にはスーパーコンピュータ「アテルイ」(国立天文台) が用
いられた。
『国立天文台ウェブサイト”すばる望遠鏡”』から引用

KAGRAが世界で4カ所目の検出装置として2019年に稼働する予定!!!!!!
・VIRGO, Italy & France L=3km
・LIGO, USA L=2km (Hanford1) L=4km (Hanford2)
・LIGO, USA L=4km (Livingston)
に続く、4台目の重力波望遠鏡になるんだね
KAGRA(Kamiokande)のL=4km
3台よりも4台で観測したほうが観測精度がUPするのは当然のこと

で、インドにも2023年に重力波望遠鏡ができるんだね…
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