人生エクソダス

なんてことのない日々のこもごもをつらつらと書き連ねたり連ねなかったりする。

ラミレス元監督が投手陣を壊したという説

2021-04-24 21:29:19 | 日記

 四月末現在、横浜DeNAベイスターズはボロ雑巾のように負けている。
 井納も梶谷も巨人に獲られたから?先発ケガ人続発だから?外国人選手の入国手続きでフロントが糞ヘマこいたから?
 理由はいろいろある。

 そんな中で言われるのは、前監督のラミレス氏が先発を過保護にする一方で中継ぎを酷使したからやりくりが崩壊気味だ、ということだ。実際先発がしょっちゅう炎上して2番手以降を出さざるを得ないヤクルト以外では横浜は圧倒的に多い登板率だった。

 事実、日本シリーズの立役者だった三上、田中、須田のうち、三上と田中はリハビリから一軍復帰の目処が立っていないし、須田に至ってはケガによって戦力外、古巣の社会人野球に戻ることになった。

 一方で横浜の中継ぎ陣はとてつもなくタフでもある。パットンは冷蔵庫パンチした以外で怪我はしなかったし、エスコバーや三嶋も長期離脱することなくシーズンを終えている。70試合以上登板しているにもかかわらず、だ。

 こういう意見を言っている人たちは、ラミレス監督が預かったころのベイスターズを忘れているように思う。
 今永が”投げる哲学者”などと言われるほど勝ち運に恵まれなかったり根本的に打ち込まれたりしている中、信頼を寄せていただろう井納は調子が良さそうにしていながら突然爆発炎上したり、山口は糞メンタルをなだめすかす繊細な取り扱いが必要だったり、石田はガラス細工と化していた。
 
はっきり言って先発が6回まで調子よく投げるのも博打だったし、7回まで引っ張るのもまた博打だった。結局翌年の濵口加入に至ってもそこは変わらず、今永濵口がCS日シリと宝石のような活躍をしていたとはいえ、先発のイニング消化の信頼性は低かった。

 先発を引っ張ればせっかく中盤まで有利に試合を進められていたのに逆転され、後半の7回以降のようなたった9回しか失敗できないピンチを招き入れる羽目になる。そうなれば勝ち星は消え、試合に負けリーグの順位が落ちる、という厳然たる事実だけが残る。
 そこには「途中まで調子がよかった」とか下園の選球眼とか、砂金集めしているような良いところ探しをするくらいしか意味がない。

 そしてそれは、【監督】という編成をマネジメントしてチームをより勝たせるという使命を背負った人間からすれば、そんな生温かく選手を見守ることより勝ち星を守ることを命題にするのは当然のことである。ましてDeNAはそろそろ優勝してもいい頃合いだ、ということで「優勝を至上命題にしている」ことを公言している。

 そもそも横浜の監督は人事権が乏しく、コーチに至るまで監督の選ぶ余地はない。これは監督が代わって人事がごっそり入れ替われば長期的な選手やシステムの育成ができなくなる、という球団の意向であり、日ハムを模範としている育成重視の選手運用は球団の是でもある。
 ここにも問題がある。日ハムはここ数年Bクラス常連の凋落気味であり、果たしてそのやり方を参考にしていてうまく行っているんですか、ということ。そして、監督がコーチを選抜していないので結局監督の意向や方針はコーチに伝わらずコーチが話半分なら選手にはもっと伝わらないのではないか、ということだ。監督がコーチの頭上を越えて選手に助言とか指導とかしても評価は少なく、運用で同じ意志を持っていないコーチに対して監督が強行すればスポーツ紙や週刊誌でワンマン独裁的だと謗られる。かといってコーチ任せにした結果育った選手・生き残った選手はどれくらい居ましたか、という話でもある。もちろん国吉のように入団して9年目で開花した存在もいる。しかし国吉の他に誰が居るのか。たいてい戦力外や怪我で一線復帰できていない。

 つまり先発が長いイニングを投げられないのはコーチが選手をうまく育成できていないからであり、投手が長いイニング食えるほど育っていないからであり、もっと言えばそんな用意をした球団のせいである。こと横浜の監督はあてがわれた人員からベストを尽くすしか方法がない。

 ことラミレス氏は巨人の原監督を監督の模範にしているようで、それは政権末期の調子の悪い選手を二軍に落とす速度のあたりからしても、そういう原監督のドラスティックな部分を継承しているように見える。しかし巨人と横浜では後備えの質が段違いであり、結局二軍から上がってきて躍進するシンデレラはいなかった。いたとすれば遂に開花した国吉くらいだろうが、それと引き換えに山崎の調子の悪さが深刻だったため結局層は厚くならなかった。

 野球の解説をしている人たちがぽつぽつ言うのは、もっと辛抱して見守ってほしい、心中するくらいの気持ちで、ということだ。

 しかし、ラミレス氏は果たして切れやすかっただろうか。多くの人の記憶に残るカナダが生んだロマックは、圧倒的な成績の悪さにもかかわらず80打席もの間見守られた。またスランプは一軍で試合に出ることで解消される、という自身の経験に基づいた論理に基づいて、冷温停止してしまった野手に対しても簡単に二軍に落とすようなことはしなかった。
 ちなみにロマックは結局NPBではピッチャーと同レベルの打撃成績のまま日本を去り韓国でプレーすることになり、そこでかなりの好成績を収めた結果、KBOでの成績-NPBでの成績で引き算したものを日本での成績の目安にする”ロマック算”なるスラング誕生のきっかけになり、事実KBOからやってきた元阪神のロサリオはロマック算に近い成績に収まってしまった。

 根本的に監督の仕事はチームに勝利を収めることである。そのために勝負所で采配を振るい少ない勝機を手繰り寄せたり、勝利を盤石にしたりする。心中するつもりで選手に託してほしい、というのはエゴであり博打である。そして一番勘違いしているのは、そういう選手たちはプロの選手であるということである。根本的な話だが、二軍で活躍することで一軍起用の可能性が生まれるわけだから、その期待値が落ちれば二軍でやり直しを要求されるのは、クオリティキープできなかった選手が悪いのであり、そこで腐るのは幼稚な精神性である。

 はっきり言って人員が糞である。
 コーチが多ければいいというものではなく、多くの人間が色々言うせいで迷って自分を見失うことは往々にしてあるが、現状では選手育成やケアのために必要な人員が足りていなうように思う。それはエキスパートがいなくなってFAでやってきた大和が半ばコーチのような支柱になっているあたりからも火の車感が出ている。
 また田中浩康にはとても申し訳ないが、戦力外選手を獲得して「ええのとったわ!」といつまでもやっている感じがある。中井大介にしても、風張蓮にしても、思った以上に活躍してくれたり、やっぱり戦力外だったりというところがある、しかし年俸から考えれば上々、ということをこの数年ずっと繰り返している。補強する気があるのか。

 結局、育つ若手育たない若手で斑模様をつくりつつ支柱になれる年長者はいない、という若手からの突き上げに望みは薄く、大型連敗からの脱出方法を知らない若い人間ばかりなので負けが込めば脆さがでる、打撃で打ち勝てないから得失点差で負けるし、先発投手が抑えきれないから継投で逃げ切りを図らざるをえない。

 根本的に弱兵だったから、勝ち星をむしり取るために強みである中継ぎを運用して勝ちを拾ってきた。そこが批判されるなら、では選手を温存するために負けることを是認するのか、という問題に向き合うべきだろう。選手の年俸は1試合見に行くのに映画館で2本映画を見れるのと同額の金をかけたファンの人たちのチケット代が元になっている。そのファンの人たちの前で、勝利より優先するものがある、という名目でけちな試合を見せることが正しいことなのか、と言いたくなる。

 結局2020年にBクラス落ちをしたことでラミレス氏は責任を取ることになった。確かにパットン先発とか9番投手とか、根強く非難される処方はあった。

 だがこの結果は監督一人だけの責任ではない。

 5回で燃え尽きる先発投手のスタミナのなさが悪い。

 連続性のない打撃にならざるを得ず、クリーンナップの単体火力に頼らざるを得なかった野手陣の打撃の不甲斐なさが悪い。

 けがをしやすかったり、問題解決に乏しい育成陣が悪い。

 戦力外で廃材アートで遊んで根本的な人員のテコ入れを怠った球団が悪い。

 チームが勝てないのはチーム各々の責任だ。

 弱くて、活躍できないのが悪い。

奮起しろ。

ぼんやり戦って、

ぼんやり負けるな。

この数年なんだったんだ。

漫然と過ごしてきたのか、

渇望を思い出せ。


2021 02 28

2021-02-28 02:12:00 | 日記

 ブログを移転してきて500日、まめに書いたり思いっきりさぼったりした結果、記事100本に到達した。

 一年半前の自分といえば、コロナ前の環境で細々働きながら不労所得ないものか、テレワークないものか、としながら深海魚のように日の目を見ない暮らしをしていたが、現在に至ってもそれは変わっていない。

 実際新型コロナウイルスの影響でその職を離れることになっているわけだが、その一方で緊急事態宣言が解ければ新社会人との生存競争をせねばならんので、どうしてもっと枝葉を広げて置かなかったのかという思いもある。が自分は想像以上に怠惰な人間だったらしく、事ここに至ってもなお必死さを振り絞ることができない。金も権力もない、しかし漫然としたフラストレーションだけが折り重なった中年男性として発酵を続ける始末である。

 楽しいことだけを数珠のように繋いで生きていくことができたならよかったが、しかし自分自身その”楽しいこと”に疑問を持ってしまった以上自己催眠をかけることもできない。

 せめて楽しかった思い出だけを抽出し、まったく無味乾燥だった人生ではなかったことを記録しておこうと思う次第である。


TEKKEN7 SHINE.

2020-06-12 02:18:40 | 日記

注 意

ヘ イ ト ス ピ ー チ

や り ま す 。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

風間 仁                                          
 
鉄拳6の頃から煽り罵倒を身に着けた。三島家はみんなどうしようもねえ屑どもばっかだったけどお前も三島家だったってわけだ!ちゅう!ちゅう!糞ネズミが。頸椎潰して死ね。

三島 一八                                         
 
雨後の竹の子みてえに使うやつらが多い。ひょこひょこ動き回るゴキブリ野郎が。どうしようもねえゴミ屑なのにどいつもこいつも使いたがるってことは鉄拳もそういう奴らの巣窟なんだよなあ。

三島 平八                                         
 「
生まれ変わって出直してこい!」お前が死ねよ。中の人たちが尽く亡くなってんぞ。祟られてるんじゃねえのか。

リン・シャオユウ                                     
 
映画やって声が変わる。もともと尻たたきするメスガキだったがセリフが増えたおかげで余計にしょうもねえ煽りカスと化す。死ねよ。

ファラン                                          
 鉄拳4が人生のピークだったちんぴら。
ものもらいならバイク乗って帰れ。日本語しゃべれねえなら死ねよ。

風間 飛鳥                                         
 
シリーズ変わるごとに魚みてえな面構えになって不細工になる。ファランとかぶってんぞモーションさぼってんのか。何がボケじゃ。お前が死ねよ糞アマが。オナホールみてえなつらしやがって。死ね。

リリ                                            
 
TTT2でおフランスになってからバタ臭い面構えになる。レイジアーツで糞うぜえどや顔見せつけてくるメスガキ。

ニーナ・ウィリアムズ                                   
 
絵文字みてえな滑稽な煽りをかますようになったライダースーツ。体だけが取柄だったのに腐ったズッキーニみたいになってしまった。台無しだよ。間抜けが。

ジョシー・リサール                                    
 
性根の腐ったしょんべん臭いメスガキ。森に帰れ。

カタリナ・アウヴェス                                   
 
ガチョウみてえな声で煽り倒してくる本当にどうしようもねえ糞アマ。ママの子宮に帰れ。そこで踏み潰してやる。

ブライアン・ヒューリー                                  
 
この世の苦しみをすべて味わって死ね。ただちに死ね。秒で輪廻転生しろ。そして死ね。

ポールフェニックス                                    
 原田の精子のにおいがする鉄拳を代表する糞ゲーキャラクター。浮浪者。

クマ                                            
 
鉄拳を代表する畜生。若いころは愛嬌があったが今では鉄拳に毒されてしまった。かわいそうに。もう死んでいいぞ。

ミゲル・カバジェロ・ロホ                                 
 しゃべると滑稽なチンピラ。いちいちこういう奴らばっかりなのに日本を代表する格闘ゲームとかお笑いなんだよなあ。面汚しが。死ねよ。妹に早く会いたいだろ。

アーマーキング                                       
 
突然煽りカスになったコンパチ。大したもんだ。肩の角心臓に刺さって死ね。師匠が待ってるぞ。

ラース・アレクサンダーソン                                
 
鉄拳6で主人公やったくせに煽りカスという鉄拳というゲームの体現者。おめでとう。死んでいいぞ。

三島一美                                          
 
変な女出して原田はさぞ興奮しているんでしょうね。今までこのネタ暖めてたんだもの。大したもんだ。よかったね。熟成された精液のにおいがするよ。

クラウディオ・セラフィーノ                                
 
女の競技人口増えるの狙ったのかな?しょうもねえ煽りキャラつくりやがって。美男子だろうが煽りキャラなら一緒なんだよゴミが。鉄拳という屑の見本市にまた新たな一味が加わったな!感動した!死ね!

エリザ                                           
 
血を吸うバッタ。どうせ豪鬼の練習台だったんだろお前いちいち技がコンパチでよお。これでモリガン出したつもりなんだろうな。耄碌したのか。

レイ・ウーロン                                       
 
薄汚い酔っ払い。年は取りたくねえなあこんな酸っぱい臭いのしそうな醜い中年になっちまうんだもんなあ!

ノクティス・ルシス・チェラム                               
 
FF15からやってきたクソガキ。よかったな。元のゲームより活躍出来て。

ニーガン                                        
 
ひげあざらし。いちいち尺稼ぎねっとりして気持ち悪いんだよ。

リロイ・スミス                                       
 ごみ掃除おつかれさまです。さあ棺桶に入ってください。火をつければそれで終わります。

巌流                                            
 
汚え面見せやがって浮浪者が。腹にろうそく立ててやるよ。3日燃えてみたって動画出せばジュリアも喜ぶだろう。

ファーカムラム                                       
 
どこの田舎から来たかわからない訛のきつい木偶の坊。手足ぐちゃぐちゃに轢き潰れて死ね。


日本の食事の”すする”文化

2019-12-27 20:36:20 | 日記

 食事の時に音を立ててすするという行為。麺類とか味噌汁のような汁物だとめずらしい事ではないが、海外のとりわけ欧米だとマナーがなってないということになっている。が日本だとそう目くじらたてる行為ではない。何故か。

 というのを大学の時の講義でやったのを思い出しながら述べる。

 欧米だとマリネのような冷製な食べ物がけっこうあって、麺類とかスープもそこまで熱くないし、スプーンですくう過程でさまして飲む。日本だとうどんそば味噌汁は熱の通らないしっかりした容器から蓮華を使うことはあっても基本的に直接口をつけて吸引する。つまり食事の温度が根本的に熱いということに焦点があって、要は熱い食事をさほど冷まさず口に含むので、空気と一緒に口に入れることですこし冷ますのだ。これがすするという行為だ。つまり食べっぷりとかは後付けで、熱い食事をいきなり食べる過程で空冷のためにすすって食べているのだ。お椀が分厚い食器であるということは、逆に食事が熱くても持ちやすいとか熱い食事を冷まさない遮熱性を重視していると考えれば納得のいく説だと思う。まして汁物や麺類はそういう食べ方に向いているのでそういう食事方法が当然のこととして動作に染みつく。だから海外のすする必要のない温度の食事も、同じ汁物・麺類という理由ですすって食べてしまうのだ。

 だからといって対面座位ですすって食べた飛沫が服とかにかかって困るのも食文化の違いで片付けていい話ではないので、TPO弁えてということになるのは当然のことだろう。ただ海外ではすするのはマナー違反だよ、とどこに行っても言うのもまた野暮な行為だ。

 熱々をすすって食べる時には前に人がいないか確認してください。


この2年で変わったこと 1.5 アンジュルムにはまりました-つづき

2019-12-22 07:40:01 | 日記

 なんとなくメンバーへの所見を。

和田彩花 あやちょ
 スマイレージ1期。スマイレージ・アンジュルム初代リーダー。2019年6月に1年掛けたツアーを経て卒業した。その様子はフジで流された。ハロプロ屈指の美女のようなたたずまいだが破顔した時に大きく口を開けて笑う。そこがメンバーの安心感とか親しみやすさとかそういうところに結びついているらしい。船木が加入した時に川村を迎え入れた時の二人の親子感は異常。髪の毛をふぁさーっとしたダンスのアピールと流し目が美しい。黒髪ロングをアピールに使うってなんだよと思ってもライブ映像を見れば納得する。美術に関してのこだわりが並々ではなくメンバーは極力話題を振らない・近づかないようにするか覚悟を決めるらしい。

福田花音 まろ
 スマイレージ1期。4期の上國料加入後に卒業するが、ツアーを回る機会があったので完全に上國料とすれちがいというわけではなかった。かみこに憧れの先輩と名前を挙げられ一同が驚く場面もあった。まろとかシンデレラの生まれ変わりというキャラ付けをしたりしていたが、ステージでのアピール、とりわけ歌の地声→裏声と裏声→地声の移り変わりがとてもスムーズで破綻もなく声量もよく出る。こてこてのアイドル、アイドルらしいアイドルというのが見て取れるので、そういうところがスマイレージ時代からの憧れに結びつくのではないのかと思う。
 OGとして和田と2人で「夢見る15歳」をリバイバルやったときは卒業前より鍛え上げられていたような気がする。

竹内朱莉 たけ
 スマイレージ2期。アンジュルム2代目リーダー。一人称あかりだったがいつのまにか使わないようになった。顔がぷっくりしていて唇ももっちりしているのでかつておでん(くん)と言われた。声量があり高い所まで出し切れ、ビブラートもしっかりつけるパワーとテクニックを兼ね備えている。ダンスも同様のエキスパートでハロプロダンス部という即席のダンスに自信ネキによるユニットの常連。
 書道を隠れた趣味にしていたが和田の助言によって公にアピールしていくことを決断、高校生までに書道を教えられる資格を持った。ツアーのタイトルを毛筆で書いたこともあった。
 マジックテープで開閉する財布を使っている。

勝田里奈 りなぷ~
 スマイレージ2期。2019年9月卒業。服飾デザインに通堯しアンジュルムの衣装を手がけることも何度かあった。省力、やる気がないと言われアンチが何故か一定数いる。ももち体操さぼったからか。実際本人も委員長タイプと逆と言っていたが、省力ではなく、努力を見せないようにパフォーマンスしているのだと思う。プラネテスの”白鳥は水の上では優雅にしているが水の中では足をばたつかせている”という言葉のように、しゃかりきな部分をライブでは見せず当然のようにスッとこなすことが美学としているのではないかと思う。それゆえに音程をはずしたり解釈を間違えることは滅多になく、スマイレージ・アンジュルムのボーカルの背骨となっていた。

中西香菜 かななん
 スマイレージ2期。2019年12月卒業。竹内勝田が研修生からあがってきたこと、田村が芸能活動経験者であることに対して全くの素人であったため周囲から落第生と罵られるなど大人側の処遇が悪かった。またスマイレージの楽曲に高音部分が多いのでなかなかパートが回ってこない不遇の扱いだった。がアンジュルムの命名は中西によるもので、「乙女の逆襲」などから低音域のパートの重要性が上がるにつれてアルトの声質が生かせるようになった。
 朗らかでギャグを挟んで空気を弛緩させるような包容力を備えた女性に成長した。ちょっと顎をしゃくらせて「ん?」「にまっ」とする表情の愛嬌は唯一無二だと思う。元々趣味の映画鑑賞をレビューという仕事として持つようになったのも和田の助言があってのことらしい。お菓子を作るのが得意で差し入れにしてきてくれるらしい。和田竹内中西で菓子作りをした企画は3人の性格が出ていて面白かった。

田村芽実 めいめい
 スマイレージ2期。上國料加入と笠原加入の間に卒業。スマイレージ以前から芸能活動をしていたからか早熟な印象を受ける。笑っちゃうくらい圧倒的なボーカリスト。委員長気質と勝田に言われ、恐らくスマイレージでなかったら関わることのないタイプと言われた。しかしスマイレージ2期は加入前後の境遇、そして加入後の前田卒業からの6スマと呼ばれる編成になってからのライブ漬け・事務所の冷遇という過酷な環境の中で”アメリカ組”と言われる鉄の結束によって結びつくようになった。”「」かり・「」いみ・「」な・「」な”でアメリカで、2期ブログのタイトルもそれになぞらえたものだった。アンジュルムの母という自己紹介をしたこともあった。
 現在は舞台女優・歌手として活動をしている。

佐々木莉佳子 りかこ
 アンジュルム3期。宮城の雄。罹災によって生活が一変しふさぎ込んでいたことを気に病んだ家族がご当地アイドルに応募、そこからアイドル活動を始め活力を取り戻す。一念発起してハロプロ研修生となる。確かなダンス力、イケメンとも言うべき姿見の美しさによって雑誌のモデルも務めている。が話し出した印象や顔芸からくるひょうきんなところが強烈なギャップ。ハスキーな声質が特徴だが低音中心ではなく高音部もそのまま出てくる。最初期のブログの文面はかなり独創的だった。
 「大器晩成」や最近の「全然起き上がれないSunday」のサムネイル担当するなど、アンジュルムのビジュアル担当ともいうべき存在。ブタが好きというプロフィールはオミットされたが、野球の、とりわけ地元の楽天イーグルスを応援している。が、ポジションや役割論理に詳しくなくラジオで泣くこともあった。 

室田瑞希 むろたん
 アンジュルム3期。スマイレージ2期のオーディションに落選し研修生となった。研修生の中でも佐々木室田は有望株だったが、アンジュルム加入後ボーカルに独特の癖を持つことを指摘され長く矯正することになった。がっつりと情感を込めて歌うボーカルとノリノリなダンスという感情表現をそのままパフォーマンス力にすることが上手で、「46億年LOVE」ではその個性が遺憾なく発揮された。
 ひょうきんなダンスを自身の売りにしていて、とある販促イベントで録画された即席ダンスが何故か台湾でヒットするなどした。”もういっちょTV”のグラサンこと中島デスクがやたらプッシュしている。ブログを滅多に書かないが今年に入って増えてきているのは、2期が皆卒業したことで実質的な最年長である3期組として牽引しようとする姿勢のあらわれかもしれない。ファミ通のyoutube動画ではアンジュルムで皆勤賞(竹内室田→佐々木室田→竹内室田川村)。

相川茉穂 あいあい
 アンジュルム3期。怪獣好きとかUFOをよく見るとか何かと独創的で浮世離れしたところがあったが、そこが魅力でもあった。3期メンバーでよく自宅に泊まり天体観測などをしたこともあったが他のメンバーが行くと言えば頑なに断っていた。味のある風合いの写真を撮るのが上手。
 パニック障害を罹病し治療に当たっていたが、完治したものの再びアイドル活動をすることを考えた結果引退することを決意した。これはしかたがない。何ヶ月も準備し何万人の前で絶対に失敗できない大仕事をするのを年数回行うということのプレッシャーは常人には計り知れない。最近になって佐々木のブログで言及されたり、中西卒業の楽屋裏での集合写真に顔を写していたりと徐々に情報解禁しだしている。今まで引退したけど元気にやっていることでしょう…くらいにしか情報がなかったので今後の事も含めて生存報告くらいしてもいいくらいにはなってきているのかもしれない。あるいは写真の勉強をしていることからアンジュルムのフォトグラフを監修するようになるのかもしれない。

上國料萌衣 かみこ
 アンジュルム4期。熊本の雄。福田卒業ツアーに帯同、田村卒コンツアーで本格的に活動。神の子、神國料とか言われる。
 モーニング娘のオーディションに落ち、落選の余りハロプロの楽曲全体に厭気が差す生活を送っていたが姉の口ずさんでいた「大器晩成」が気に入り勇気を得たことでアンジュルムオーディションに応募、たった一人の4期として合格した。このモーニング娘のオーディションでは尾形春水・野中美希が加入し、落選したメンバーにも後にハロプログループに加入するメンバーが何人も存在した。後に上國料・佐藤・野中で”オーディションで加入した”というコンセプトで当時を振り返る動画が企画された。まあそんなわけで「大器晩成」によってハロプロに再登板してくれたことからサンキュー卓偉という文言も生まれた。事務所も「乙女の逆襲」のインストを使ったPVを作るくらいに肝いりだったようだ。
 当時は小顔と目の大きさが特に際だって東南アジア風な顔立ちだったが年齢に伴ってかっちりと美人になった。アンジュルムのみならずハロプロ全体でもほぼ唯一のクリスタルボイスと言われる澄んだ声質が特徴。歌もダンスも素人上がりだったことから臆せず先輩や先生に指導を伺っていたことから物怖じしない性格だと思われていたが最近は色々弁えてきたことで逆に大人しくなったらしい。
 ピザーラCMの常連。「大器晩成」のポジションの左右を間違えモニター前を疾走する場面が記録されていたが、失敗らしい失敗をしないかしても堂々と振る舞いライブを続けるなど気概の強さは確かだ。

笠原桃奈 かっさー ももな
 アンジュルム5期。加入当時最年少で現在でも下から数えた方が早い。研修生の一年の間に尋常でない成長をとげアンジュルムに加入。元々モーニング娘を志望していたが、田村卒コンの九位一体の「次々続々」での総合演出含めたライブパフォーマンスを見たことでアンジュルムに魅了された。がそのとき親はアンジュルム加入を知らされていたが口外できなかったためハラハラしていたらしい。アンジュルムに革命を起こすと豪語し初ライブを牽引する度胸の強さと高身長を活かしたパワフルなパフォーマンスによって大型新人の印象を強く植え付けた。
 初期はとても大人しかったがアベマTVの渋谷ロケ(実際は悪天候につき建物内で収録)から箍が外れ、感情を全面的に出すようになったことで”大型犬”と呼ばれるようなはっちゃけぶりを見せるようになった。

船木結 ふなちゃん
 アンジュルム6期。キューティむすぶたん。カントリーガールズで活動していたがアンジュルムに兼任として所属することになった。この兼任が非常に不評で、嗣永桃子というBerryz工房からアイドルを続けてきた大きな存在が卒業したことでカンガルの運営をどうするかという状況下にあって、そこからメンバーを分割しグループ解体するような行為だったことから非難や不安の声が強かった。カンガルはそこから2年延命したが活動休止となり、メンバーも森戸以外ハロプロ卒業となる。つまり船木も来年3月でハロプロを卒業する。惜しいとか勿体ないと思うものの、もともとハスキーボイスとは言われていたが声のかすれが重篤で声帯結節の除去手術をしたことを考えれば治ったから前みたいに歌えると考えるのは都合の良い考えなのかも知れない。
 身長はアンジュルムで一番低いがダンス部をやれるほどライブパフォーマンスでは存在感が大きく、ダイナミックな動作と歌の強さと巧さを備えた存在。室田と共に「46億年LOVE」の大一番の部分を担当している。かつておはスタガールをしていたが現在は卒業。レギュラー番組とアイドル活動と学生生活の両立とか無理だよ

川村文乃 かわむー かむちゃん

 アンジュルム6期。高知の雄。はちきんガールズというローカルアイドルとして活動を始めた頃がスマイレージの夢見る15歳とほぼ同時期なため、アイドル活動のキャリア的には1期と同程度のエキスパート。はちきんの東京進出による東京高知の往復による金銭的・体力的疲弊と活動の先行きから、確約はないものの研修生としてハロプロに加入。背も高い方だがすらっと長い脚のラインは圧倒的なビジュアル。ロコドル時代からまめにブログ記事作成や販促物・ガイダンスの創意工夫を行っていたことから、アンジュルムに加入してもまめすぎる気配りはパラダイムシフトだった。そのころグループ活動をどうするか考えていた和田が川村の意見書のような長文のメールを見て信頼を寄せ意見交換をするようになり、そうした告知に関して右に出る者は居ない運営側として下支えになる活動をすることよって、序列をかなり飛ばしてアンジュルムのサブリーダーとなった。がこれは功績に対して階級を後追いで与えたようなものなので納得の人事だったと思う。
 今でも高知では”川村あやの”時代のポスターが貼られており、ローカルテレビで取り上げられたり、イベントの待ち行列が長すぎてスケジュールを延長してイベント開催するなど尋常ではない人気を持つ。
 うなぎをさばいたりクライミングで5mくらい登るなど多才な面を見せる一方、船木「テン(iPhone10)に買い換えやわ~」川村「天?(上を指さす)」など天然な雰囲気を持つ面白さがある。

太田遥香 はーちゃん
 アンジュルム7期。北海道研修生1期で、研修生リーダーを務めるというただぽわっとしているだけではない存在。実際雰囲気は独特で好きなものがキュウリということや鞄からキュウリを取り出してかじっているところを目撃されていることから身内からもカッパと呼ばれている。しかし曲やライブ、活動全体に対してなどのコメントを求められた時は非常に正鵠を射るような発言をしていることや、ライブでのアピールの舞台度胸からして雰囲気からくる印象以上に思慮深いところがあり、そのギャップが魅力でもある。
 8期加入前は最年少であり一番の後輩であったことから伊勢と共に存分に後輩生活を堪能していたが、先輩になったこととその後輩がとてもかわいがられているので伊勢と今後について話し合いを持った、など色々考えているようでずれて面白い独特さが持ち味。たいせいさんに数学を教えてもらったらしい。

伊勢鈴蘭 れらたん
 アンジュルム7期。姉が応募したことでオーディションを受けるという家族が勝手に応募というテンプレから参加、太田と共に和田の北海道遠征から横浜に連れてこられる。宝塚ファンでアイドル志望ではなかったがライブパフォーマンスを見たことで興味を持つようになったらしい。相川→笠原→伊勢とくるバレエ経験者の系譜を継いで、「全然起き上がれないSunday」の間奏部でバレエを踊るカットを挿入された。相川は「乙女の逆襲」でパートがあったけど笠原は…はて?勝田効果によってアンジュルムのコスメや服飾は独自勢力となっていて、他ではあまりいじらない髪型や髪色も割とメンバーが自由にするきっかけになった勝田に憧れをもつようになっているようだ。
 もっちりした唇とおっとりした顔立ちから来る、低くしっかりしたボーカルと低音域ゆえに高音部に行く裏声の移行も使い慣れていてパワーとテクニックを兼ね備えている。道重さゆみがOGとして出たラジオでは最初いせちゃんと言われますと自己紹介していたのに早々にれらたん呼びとなり最後までそれが続いてかわいがられた。

橋迫鈴 りんちゃん
 アンジュルム8期。2019年7月に加入が発表され、勝田の卒業発表とこのとき中西も卒業を考えていたことから今後に対する漠然とした不安を持っていたメンバーの緩衝材、というか皆ねこかわいがりしてじいじと孫こみたいな感じに歓待された。最新曲「私を作るのは私」では先輩に導かれる若手という感じで太田伊勢と共に未来に進むというようなPVを撮られた。
 他の研修生がモーニング娘やJuice=Juiceを希望している一方でアンジュルムに入りたいと表明していた唯一の研修生で、竹内カラーのキーホルダーを持ち歩き憧れの先輩として竹内を推すという、まさに両思いの結果の加入だった。研修生同期の川村が在籍していて、伊勢とはアンジュルム加入できればいいという会話をした後の発表だったので強い縁を感じさせられた。
 アンジュルム加入のVTRは2種類、初告知と舞台裏の2種類あり、愛知の実家で寿司を食いながら待つ竹内というドッキリによって、そしてアンジュルム加入の旨を竹内から言われたことで2度飛び上がって喜ぶ姿が見られた。7月の加入時からリリースイベントの間に成長をしており、もうグループの一員に収まっている感がある。が研修生時代は虫のおもちゃでいたずらしたりタランチュラをペットにしていたり研修生の同輩たちと普通にけんかしたりバイキンマンのポーチを持っていたり、小動物然としたかわいらしさは仮の姿で実はふとましい声でガッツポする場面から笠原と同じ系統である疑惑を持たれている。素を全開する日も近いかもしれない。
 加入時から船木が身長を抜かされたことをオマケチャンネルで出ていたが、現在では他のメンバーと遜色なく成長して、笠原もさることながら成長の早さに驚かされる。すべてが成長途中であり、ポテンシャルに期待がかかる。