眇めオヤジの独り言

初老で始めたブログも、寄る人もないまま、いつしか定年を迎えた。
あいもかわらず、気ままに書き連ねていく。

中途半端な「らんまん」

2023-09-23 | Weblog
ドラマ、特に毎日ある朝ドラなど見ることがありませんでした。

今回の「らんまん」も、実在の人物を主人公にしており、ほぼ史実に忠実に進行していたので、1枚の紙であらすじがわかるストーリーでした。

それが、終盤の9月に入って、フィクションの世界になってきました。

家人が見ているので、目に入ることがあるのですが、台湾への視察旅行からです。

旅行に難渋を示す主人公に、教授は、「帝国大学は国のためにあり、軍に協力して研究するのが義務である」と言い放ちます。

このやり取りが必要かは疑問がありますが、昨今の学術委員会での、軍事のための研究を認めるか否かの議論を、彷彿させました。

しかし、拳銃の代わりに研究図鑑を持って行って、そのために命が助かると言うのは、ドラマならではですけどね。

その後、南方熊楠が登場してきました。

神社統合で、森の木が切られるのに反対する運動を、差し込んできました。

これには、実在の牧野は全く関与していません。

これに協力し、大学を辞職すると言うことも、史実にはありません。

ただ、ドラマとして盛り上げるためのエピソードでした。

この神社統合は、自然破壊だけでなく、国家の神道支配から、国民を戦争に向かわせた因子なのですが、それを全くスルーしました。

何もかも中途半端です。

おっと思って、脚本家に注目しようか、NHKも見直そうかと思ったのですが、完全な見込み違いの肩すかしでした。

やはり、ドラマ、朝ドラは、視るに値しないな。

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