眇めオヤジの独り言

初老で始めたブログも、寄る人もないまま、いつしか定年を迎えた。
あいもかわらず、気ままに書き連ねていく。

吉田元所長死去と原発事故

2013-07-10 | Weblog
訃報ばかり取り上げていますが、吉田さんも同世代でした。

食道がんから肺への転移が、死因ではないでしょうか?
がんの化学療法のときに脳卒中になってしまったので、十分ながん治療が
難しくなったのでしょう。

放射能の影響を疑う人も多いようですが、それは考えなくてもよいことです。
事故から数ヶ月で見つかっていますからね。
酒、煙草に加え、事故のストレスが、発症に至らせたと思います。

実は、震災時には福島にいたので、数日ホテルに缶詰を余儀なくされました。
そこに、原発事故を知り、何とか帰らなければと必死に手段をさぐりました。
原発から、それほど近い場所ではありませんでしたが、大きな爆発があれば、
どこまで、放射能が撒き散らされるかわからない状況でしたからね。

幸い数日で帰れましたが、その前に起こったのが大きな水蒸気爆発です。
制御不能に陥っていることがわかり、関東も危ないと思いました。
あの当時、関東を離れる著名人を批判する論調もありましたが、
彼らは正しく行動していたのです。

もっとも、岩手からも逃げようとした人も居たようですが、これは論外ですね。
ただ、一般人にとって、仕事を休んで逃げることは不可能だったので、
確かに特権階級だけに可能なことでした。

放射能の影響は直接的ではありませんが、風に流されて、関東の西にまで至っています。
その分岐点は、おそらく日本アルプスでしょう。
壁となる高い山並みがなければ、その先まで飛んだはずです。

今、地下水の高濃度放射能汚染が問題になっていますが、その原因は、
関係者にはわかっているはずです。
原子炉事故は収束に向かっているように報道されていますが、
人為的な対策というよりも、偶然の幸運によっていると推測しています。

吉田さんも、事故直後身体をなげうって対策にあたったことはわかりますが、
津波対策不備の原因となったり、直後の対応が十分だったかなど、評価が難しいところです。
ともあれ、ご冥福をお祈りいたします。

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