今は手元にないのでウロ覚えだが、
「どんな困難にも打ち克つ方法」
とかいう本をサクッと読んだことがある。いわゆるハウツー
ものである。
その途中でかなりのページ数を割いた「テスト」がある。
いろいろなケース(いいことも悪いこともある)に対して、
何が要因と思うかをシツコク訊いてくるテストである。
結論としては、あらゆることは「自分に要因がある」と
思うと高得点になり、「どんな困難にも打ち克つ」スキルが
身につくと言う。
新型コロナが蔓延したのも、戦後最悪の政権が続くのも
全て自分に要因がある、と思えばいいのかも知れない。
100年前のスペインかぜは未だ生まれていないから無理
としても、近年のSARS、MARSの教訓を次のパンデミック
に生かすべく準備をする提言をしなかった(韓国は出来た)。
モリカケ問題など欺瞞だらけの政権を、国民としての
義務を怠り延命させてしまった。全て自分に要因がある。
こう思えばいいのだろうか。
実際の本の中で扱うのは、もっと卑近な、出世問題や
仕事のトラブルなど。それを「全て自分に要因がある」と
考え、その一つひとつを潰していけば解決する(打ち克つ)
方法があるというものである。
要は、決して他人のせいにしないということである。
頭が痛い。「月が西に沈むのも俺のせい」ほどでなくとも
残る人生の努力目標である。
さて、延べ100時間かけた中尊寺金色度が完成し、
次の作品までの一休みのペーパークラフト。
息継ぎで始めた「大きな」小作の途中である。細やか
な作業だった金色堂とは正反対の大雑把な作りである。
よって紙と糊の消費量は多い。
肝心の本体はこれからだが、多分あーあれかと予想が
付くかも知れない。内部構造がわかるように完成しても
このように分割可能である。