今週から始まった朝ドラ「あんぱん」は、漫画「アンパンマン」の
作者、やなせたかしと妻・暢(のぶ)の波乱の物語。「ある国の首相」
との関係は・・・、ご想像にまかせよう。
「自民党の中ではマシな方」と言われた石破首相だが丁寧と言うより
ネットリとした語り口はあまり好きではない。3/29の朝日「多事奏論」で
辛口の高橋純子編集委員は石破首相を「恐るべき鈍さ」と斬る。
安倍一強が推し進めた「無理が通れば道理が引っ込む」路線に対して、
「道理が通らないこと」をしないだけで「政治が変わった」ことになる
はずなのだが「恐るべき鈍さ」を露呈しているという。
一つは差別発言の杉田水脈議員の「公認」。「強烈な違和感」と国会
で言いながらの公認は、国民感情への「鈍さ」としか言いようがない。
「水脈通して道理が引っ込む」と憤る高橋氏、蓋し名言である。
もう一つは、菅・前々首相が6人を任命拒否した日本学術会議問題。
論点ずらしで持ち出された組織改編。岸田・前首相が「前任者が決めた
こと」というように、ただ惰性で回っているだけの問題。
「学問に敬意を表する」石破首相が撤回すれば「消極的でも支持」が
増えるのだが。推し進めた自民党保守派が先の衆院選で何人も落選した
チャンスを生かそうとしない「鈍さ」、と高橋氏。
「鈍感力」という本が流行ったこともあるのだが・・・。
四寒三温?氷雨続きで散歩も儘ならない、一週間前の散歩から