須藤甚一郎ウィークリーニュース!

目黒区議会議員・ジャーナリスト須藤甚一郎のウィークリーニュースです。

572号 守銭奴・小沢一郎は失脚する!&目黒区職員セクハラ事件第3弾

2010-01-16 | 記 事
★小沢一郎は、単なる守銭奴でペテン師だ!

なにが「政権交代」を実現させた豪腕政治家だよ。仮面が剥ぎ取られ、民主党幹事長・小沢一郎は、単なる薄汚い守銭奴でペテン師だってことがわかっちゃったよ。カネに関しての汚さなら、小沢は政治の師匠だった田中角栄、金丸信と同じ、いや、もっとこすっからいかも知れないぞ。
ほんと“歴史は繰り返す”の金言通りだね。

ご存知のように、角栄はロッキード事件で5億円の収賄容疑で逮捕された。金丸も金銭疑惑で逮捕され、ガサ入れしたら、金庫に金塊をいっぱい隠していたのが発覚。欲張りじいさんにも、ほどがある。
小沢は、汚いカネに手をそめて、失脚した角栄、金丸を目の当たりにしならが、小沢も同じように裏金という汚れたカネに手をそめたってことだ。

★4億円はヤバイ裏金!だから紙袋にいれコソコソと台車に!

やっぱり小沢も、角栄、金丸と同様に、いずれ逮捕され失脚するのか?
その可能性は、五分五分ってところだろう。しかし、逮捕はされないが、民主党幹事長の座を追われ、政治的な力を失い、失脚するのは時間の問題で、ほぼ確実とぼくは予測する。

だって、そうじゃないか。そもそも、怪しげで汚れたカネでなかったら、なぜ自宅に隠しておいて、土地代金の支払いに、4億円も紙袋にいれて、重さ40キロもの万札を台車で、コソコソ運ばなければならないんだ。
ヤバイ裏金に決まっているじゃないか。

★「朕は国家」の小沢失脚へ!「ザマミロ!」と快哉を叫ぶ1

小沢は、きっと裏金を手に入れたのは野党時代で「職務権限がないのだから、収賄罪にはならないぞ」って、いい気になってヤバイ裏金を要求したのだろう。しかし、収賄罪ではなくても、小沢を逮捕・起訴するには、政治資金規正法違反、脱税、談合罪など、いくらでも方法はあるだろう。

最近の小沢は、昔のどこぞの王様じゃないけれど「朕(ちん)は国家なり」って気になってやりたい放題だった。議員、後援者など600人を引き連れて中国訪問。ルールを破って中国の副主席を天皇に合わせた。小沢は、首相の鳩山由紀夫なんざ、まるでガキ扱いだったもんね。

小沢の側近が3人も逮捕され、包囲網が徐々に小沢に近づいてくるのをみて、「ザマーミロ!」と快哉を叫んでいる国民は少なくないはず。いや、民主党の国会議員の中にだって、「ああ、よかった!」と万歳したい気分のやつだっているだろう。そう、平家物語じゃないが「奢(おご)れる者、久しからず」ってことさ。

★新聞報道は、こんな具合だよ!

それなのに、首相・鳩山は危機感がないから困ったもんだ。せっかくの政権交代も極めて短命に終るかも。
「読売新聞」は、16日のネットのニュースで、こう伝えている。
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小沢幹事長は続投、首相も了承

鳩山首相と民主党の小沢幹事長は16日午前、首相公邸で約15分間、会談した。 小沢氏の資金管理団体「陸山会」の土地購入を巡る事件で、石川知裕衆院議員(民主)らが政治資金規正法違反で逮捕されたことについて、小沢氏は違法性を否定し、幹事長を辞任しない考えを伝えた。首相も続投を了承した。

小沢氏は党運営への影響を避けるため、日常的な幹事長業務は輿石東参院議員会長(幹事長職務代行)に委ねる考えだ。
小沢氏は一連の疑惑に対する自らの関与を否定しており、周辺に「身の潔白を訴える」と伝えた。16日午後に開く定期党大会でもこうした考えを表明する見通しだ。
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★小沢側近3人の逮捕は、こうだったよ!

また、「読売新聞」は公設秘書らの逮捕について、
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小沢氏の公設第1秘書・大久保被告を逮捕

小沢一郎・民主党幹事長の資金管理団体「陸山会」の土地購入を巡る事件で、東京地検特捜部は16日午前、同会の元会計責任者で小沢氏の公設第1秘書の大久保隆規被告(48)(西松建設の違法献金事件で公判中)を政治資金規正法違反(虚偽記入)容疑で逮捕した。

特捜部は15日夜、同会の事務担当者だった石川知裕・衆院議員(36)(民主)とともに、石川容疑者の後任の事務担当者だった池田光智・元私設秘書(32)も同法違反容疑で逮捕しており、この事件の逮捕者は計3人になった。

石川容疑者は特捜部の調べに対し、土地代金に充てた4億円の収入について、「あえて政治資金収支報告書に記載しなかった」と犯意を認める供述をしている。大久保被告は16日朝、岩手県釜石市の自宅から東京地検の係官に任意同行され、新幹線で上京後、逮捕状を執行された。

大久保被告は石川容疑者や池田容疑者と共謀し、同会が04年10月29日に購入した土地の代金に充てた4億円の収入などを、04年分の収支報告書に記載しなかったほか、土地代金など約3億5200万円の支出を05年分の収支報告書に計上、さらに07年に同会から出金した別の4億円の支出などを07年分の収支報告書に記載しなかった疑いが持たれている。

事件を巡っては、中堅ゼネコン「水谷建設」(三重県)の元幹部らが、国土交通省発注の胆沢ダムの工事を下請受注した謝礼として、04年10月には石川容疑者に、05年4月には大久保被告に、それぞれ現金5000万円を渡したと特捜部に供述。石川容疑者と大久保被告は全面否定しているが、水谷建設側は「大久保被告から要求された」としており、特捜部はこの資金提供についても大久保被告を追及する。
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★小沢が党大会で「検察と徹底的に戦う!」と大見得をきった!

政界の疑獄事件につきものなのが、事件の核心を知っている者の自殺だ。ロッキード事件、リクルート事件でも自殺者がでた。国政ではないが、5年前には、目黒区長も定例区議会の開催中に自殺した。
今回の小沢側近3人の逮捕も、自殺者がでると捜査の妨害になるので、逮捕に踏み切ったという。

小沢は、民主党大会で「形式的なことで、逮捕するのは、おかしい。このような権力の使い方には、徹底的に戦っていく。土地を購入したカネは、なんらやましいカネではない」と興奮した演説した。
その後の囲み取材でも「なにも裏献金をもらったり、やましいことはやっていない!」と力説した。
もし、そうであるならば、なぜ、任意の事情聴取に応じて、そのことをいわなかったのか。

★セクハラ事件の処分を伝える文書はこれ!

やっと1月13日の目黒区議会の企画総務委員会に、去る12月28日に処分したセクハラ事件に関する報告があった。まず、企画総務委員会で配布された懲戒処分の資料を全文紹介する。

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企画総務委員会資料
平成22年1月13日
総務部人事課

職員の懲戒処分について

1 セクシュアル・ハラスメント事故に係る処分
(1) 発生年月日 平成21年7月から12月まで

(2) 被処分者 一般職員(男性・41歳)

(3) 事実の概要 被処分者は、職場の女性非常勤職員に対して一方的に好意をもち、平成21年7月から12月まで半年間にわたり、私的な電話や携帯電話のメール、食事に誘うなど、「職場のセクシュアル・ハラスメント防止に関する指針」に違反する行為を続けたものである。

(4) 処分内容 停職2月間

(5) 処分年月日 平成21年12月28日

      以上
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★「セクシュアル」か「セクシャル」か!

まず、表記についてだが、上記の人事課作成の文書は、「セクシュアル・ハラスメント」となっている。
けれど、「広辞苑」は「セクシャル・ハラスメント」で、その解説に「sexual harassment 性的に人間性を傷つけること。特に、職場などで女性を不快・苦痛な状態に追い込み、人間の尊厳を奪う、性的なことばや行為。セク・ハラ」とある。
英語の発音は、「セクシュアル」よりも「セクシャル」のほうが近いのはいうまでもない。

まあ、それはともかく、こんな簡単な文書では、いったいどんなセクハラ行為をして、停職2か月の懲戒処分になったのか、それがまるでわからない。
ぼくは、企画総務委員会で、目黒区の伊藤総務部長、中崎人事課長に対して質疑をした。
その中から、主なことをお伝えしておく。

★停職終了後に加害者を配転する!

加害者の職員(41歳)は、2か月の停職期間が終了すれば、また元の部署に戻るのか。そんなことしたら、またセクハラ行為をることだってあるかも知れない。どうするのか?と質疑した。
中崎人事課長は「責任のない被害者の非常勤職員を配置換えするのは、おかしいので、加害者の配置換えを考えている」と答弁した。

セクハラ事件の発覚から処分までに関しては、「12月15日に被害者は他の常勤職員と一緒に相談にきた。12月17日に被害者の話を聞いた。12月18日には、加害者に確認したところ、セクハラ行為を率直に認め、反省していた。その後、処分の手続きを進め、12月28日に停職2か月の懲戒処分にした」と中崎人事課長。

★おかしいぞ!なぜ、加害者を刑事告発しないのか!

前号でお伝えしたように、中崎人事課長は、刑事訴訟法で定められている公務員の告発義務を履行したのは、被害者が加害者を告訴しないからだ、とぼくと電話で話したときに述べた。そのことを正式に企画総務委員会で、再び聞いた。

伊藤総務部長が答弁した。
「告発しないのは、刑事訴訟法では「犯罪があると思料するときは」と定められている。セクハラそのものを取り締まる法律がないし、また、名誉毀損罪など、どの犯罪に該当するのか特定するのが難しい。セクハラ行為は親告罪ですし、被害者は加害者を告訴する意思はないというので、それを尊重して告発しない。
告発も大事だが、被害者がプライバシーを保護して欲しい、という気持ちを斟酌(しんしゃく)して、告発しないのだ」という趣旨のことを述べた。

そこで、ぼくは「その論法でいくと、目黒区はセクハラ事件が起きても、未来永劫、刑事訴訟法で義務づけられている告発ができないことになる。
名誉毀損など、どの犯罪に該当するかわからないから告発できないというが、そんなことはない。こんなことは、釈迦に説法だが、告発は捜査の端緒であって、どの犯罪に該当するかを判別するのは、司法がすることである。“犯罪があると思料するならば”、告発すればいいのである」といった。
この続きは、次号で!
(1月16日午後3:55更新)

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