私たち、日本交通事故鑑定人協会が、「なぜ、交通事故鑑定を始めたのか?」ということに関して、述べさせて頂きます。
当協会の鑑定人メンバーの一人が、もう何十年も前のことになりますが、ある大手の保険会社で従事していた時代がありました。
顧客が事故を起こすと、保険会社が調査し、保険金の支払いを行うのが、『保険会社の役目』であります。
しかし、皆さんもご存じのように、保険会社はなかなか保険金を支払おうとしません。
保険会社は、重箱の隅をつつくような細かい指摘をして、「顧客の主張と、事故に整合性がない」といちゃもんをつけてきます。
テレビやインターネットで見る保険会社のCMや広告では、いかにも、オーバーな誇大広告があふれています。
「交通事故に遭ったら、保険会社がすっ飛んできて、事故対応をしてくれる」
「保険に入ると安心」
「保険料は、たったのこれだけ(安い)」
実際、交通事故に遭ったら、すんなりとは保険金を支払ってもらえなかった、という保険会社の対応の悪さを目の当たりにし、「広告の内容と違うやないの」と、悔しい思いをする人が多いのではないでしょうか。
当協会の鑑定人は、保険会社側にいた人間ですので、保険会社の裏の裏まで知っています。
顧客が交通事故に遭えば、交通事故の車を調査していました。
いわゆる事故対応をしていました。
保険会社は、利益を上げないといけません。
いかにも素晴らしい商品のような謳い文句で、顧客たちから保険料を取っておきながら、いざ顧客が事故や病気をして、保険金の支払い請求をしたら、手のひらを返し、保険金を支払おうとはしません。
保険会社は、こんなあくどい詐欺商売していたら、そりゃ、儲かりますわ。
そこで、顧客の保険料で儲けたお金の使い道は?
都心に立派な高層ビル(自社ビル)を建て、そこを本社機能として営業しています。
社員たちは、年収1,000万円以上がたくさんいます。
そして、東京五輪では、数百億円規模のスポンサーとして、名を連ねました。
ド派手な使い道です。
まるでYou Tubeで儲けたユーチューバーや、株やFXの成金投資家みたいです。
儲けたお金で、高級な時計や車や自宅(タワマン)を購入し、その豪華ぶりを見せびらかす行為に似ています…
保険会社に保険金を支払ってもらえなかった顧客たちは、こうやって保険会社がたんまりと儲けていると知り、頭にきたことでしょう。
本来は、顧客が支払ったお金(保険料)は、『保険会社のもの』ではありません。
いずれ顧客に還元するために預かっているようなものです。
保険会社というのは、『助け合い』の精神があるはずです。
”集めた保険料は、困った人たちに使ってもらう”
なのに、保険会社がネコババしているので、当協会の鑑定人が、保険会社の上層部にかみつき、抗議しました。
その当時の上層部の人間たちは、地方へ飛ばされたり、退職したりと、散々な目に遭ったようです。
保険会社の悪質な体制にどっぷり染まった従業員たちです。
多くの顧客の信用を裏切っても、平気でいることができる、心底まで腐った人間です。
地方に飛ばされようが、保険会社を辞めることになろうが、そんなん、自業自得です。
今一度、保険会社は信用できるのか、立派な会社と言えるのか、よく考えてみるのが良いでしょう。
当協会の鑑定人は、以上のような保険会社の悪質な裏切りに対し、保険金を支払ってもらえなかった人たちのための力になろうと考え、保険会社とは縁を切り、交通事故鑑定を始めたのです。
交通事故の真実を隠してまで、お金(保険金)を支払おうとしない保険会社は、素晴らしい会社でしょうか?
私たち日本交通事故鑑定人協会は、保険会社の被害に遭った人たちのために、お役に立てたら、それで満足です。
日本交通事故鑑定人協会は、営利で始めたわけではありません。
儲け主義ではありません。
保険会社の対応に苦慮されている人々に、何か、力になれたらと思い始めました。
これまでの事故車を調査してきた実績を生かし、交通事故調査を行っています。
最近は、交通事故が減ってきたと、死亡者も減ったという、統計が出ています。
交通事故はもっともっとなくなってくれればと願っています。
交通事故がなくなれば、交通事故鑑定人は食べていけなくなるのでは?と思う人がいるでしょう。
世の中の、元警察関係者の自称交通事故鑑定人は、交通事故が減ってくると、仕事がなくなり、困ることでしょう。
これらの輩は、仕事を取ろうと、宣伝のために、交通事故などのネットニュース記事のコメントを必死で書きまくっています。
これを見ると、仕事がなくて、相当焦っている様子をひしひしと感じ、あまりにも哀れになります…
一日中、ネットに張り付いておれる状況ということは… 本当に仕事がなく、暇なんですね。
実は、メディア媒体に出ても、その影響というのはほんの一時です。
交通事故鑑定でテレビに出たからと言って、交通事故の依頼が増えるか?
→ 増えません。
なので、ネットで名前を出したり、テレビに出たがる自称交通事故鑑定人というのは、いわゆる、マウンティング行為です。
「存在感を示したい」
”アフリカサバンナにいる動物の本能”というところでしょうか。
私たち日本交通事故鑑定人協会は、交通事故鑑定だけをして食べているのではありませんので、たとえ交通事故がなくなっったとしても、何の影響もありません。
交通事故が起こり、被害者と加害者で争いが生じ、双方が弁護士を入れて訴訟になり、結果、裁判で納得いかない判決が下る…
まぁ、こんな不正義な闘争は、皆さんに経験してほしくないと思います。
皆さんが交通事故に遭わず、幸せに暮らしていけることを、私たちは心より望んでおります。