『安さや便利さを売り物にした、保険会社に注意!!』
コマーシャルの威力と言うのは、凄いモノで、TVやラジオ、それにネットで
宣伝していると、『如何にも信用出来そうに感じます!』
しかし、その様な、『安さ』『便利さ』を売り物にした『保険会社』の信用
を、今一度、確認して頂きたいのです。
…先日も、ある事件で『交通事故鑑定』に行ってきましたが、『またか!』
と、言いたくなる『外資系損害保険』による不当な保険金支払い拒否事件で
した。
多くの『外資系損害保険会社』は、事故の調査を外部の『調査員』(アジャ
スター)に任せている事が多いです。
そして、その外部の調査員は、損害保険会社と契約して、仕事をもらって
居る訳です。
…と言う事は、ある『調査員』と、契約している『損害保険会社』にとって、
『保険金を支払わない様な調査結果』を出す『調査員』が、都合の良い調査
員と言う事になります。
この様な、『悪徳調査員』がどのような手口によって、保険契約者に対して
保険金請求を、断念させるかをご存知でしょうか?
…その、悪質な『手口』は、大きく分けて二つです!
その一つ目…
『この傷は、二回の事故で出来たものです。だから、保険は出せません!』
これは、良く使う手口ですから、絶対に騙されてはいけません。
そもそも、自動車には、事故の前から、様々な『傷』『凹み』があるのが、
当たり前ですが、悪徳調査員は、これを悪用するのです!
そして、二つ目…
『この傷は、入力方向が違っています。明らかに不整合なので、保険は出せ
ません。』
この手口も、ほとんどの『調査員』が使うやり方です。
ここで言う、『入力方向』とは、ぶつかった方向の事を言います。
真っすぐぶつかった場合の、入力方向は、『12時方向』等と表現します。
実際に、事故の当時の事を、詳細に覚えている人は稀です。
ですから、『どの方向から衝突したか?』を正確に答えられる場合は、稀
なのです。
…この様に、皆さんに、悪質な『調査員』の手口をブログで執筆している
最中にも、『外資系保険会社からのオファー』が来ています。
悪質な『調査員』は、保険会社にとっては、『使い捨ての存在』なので、
『悪質な調査』が問題になると、次の『調査員』を探す訳です。
…ですから、『日本交通事故鑑定人協会』にも、ひっきりなしに、『調査
員』を誘う、外資系損害保険会社からの勧誘がある訳です。
…もし、『安い保険料』で損害保険を販売する為に、本来『払うべき保険
金を支払わない』行為があったら、結果的に、その保険会社は信用を失い
儲からなくなると思います。
しかし、現実に、かなりおかしな『交通事故調査』が行なわれているのは、
明らかな事実です。
…皆さんが、この様な『悪質な手口』に、騙されないタメには、事故の
後、『保険会社の調査員』(アジャスター)が、事故車や事故現場を見に
来る時に、『日本交通事故鑑定人協会』の交通事故鑑定人も、一緒に立ち
会って、『事故調査』をするべきなのです!
…こんな事を言うと、私達が、自分達の仕事が欲しくて言っていると、
勘違いする方も居られるでしょう。
そして、『自分の力だけで、どうにか、なるさ!』と、お考えの方も居ら
れる事と思います。
…そう思われる方は、存分に、御自身で試されてください!
『悪徳調査員』に反論してみてください!
…その場合、多くの場合、『嫌がらせでほったらかし』にされるでしょう!
幾度と無く、その様な光景を見て参りました。
『結局、消費者が、いつも泣き寝入りなのです!』
『日本交通事故鑑定人協会』