松本電鉄「ハニフ１」

　現存する日本最古の「電車」、ハニフ１をみてきました。1904年甲武鉄道製造、1948年まで、松本電鉄上高地線を走っていた、客車でもなく、ディーゼルでもない、「電車」です。

 

　保存されている場所は、松本電鉄新村駅裏の専用車庫。新装オープンする鉄道博物館へ寄贈されることになり、今年3月に松本の地を離れることになった、とのこと。

 

　当時の松電社長の粋な計らいから、専用の車庫に保管され、廃車から６０年を経ているにもかかわらず、非常によい状態で保存されています。ただし、電装系部品は、すでに取り外されていました。

 

　3月に搬出されるまでの間、土日に限り一般公開されています。（車内には入れません）公開時間などは、松本電鉄のＷｅｂに記載されています。

 

　新村駅舎もかなり趣のある作りを今に残しています。窓口で記念グッズ（ストラップ、記念切符など）も売られていました。

 

　新村駅前に、「ハニフ１」に関する歴史が記されています。地元では古くから「国鉄で初めての電車」として知られていました。

 

　このほか、新村駅構内には、東急から移籍してきた、「青ガエル」こと、５０００系や、物置代わりに使われている木製2軸貨車など、歴史的遺産が沢山残されています。松本へお出かけの際は、一足のばしてみてはいかがでしょうか。

（続報：いってらっしゃい、ハニフ１）

 

by taniyan

 

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