ジュンコフローラスクールは今年で50歳。
半世紀前、日本で初めての
「粘土の花」「クレイフラワー」である
「パンの花」を発表したのは
現会長のジュンコ人見です。
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その後、当スクールやその出版物により
多くの人々がこのお花の技術を学び、
そこから色々な粘土の花の流派が発生していきました。
今では、粘土の花、粘土のスイーツなど色々な講座が
全国で開かれていますね。
そこで、私達のお花づくりの
強み、特徴について改めて考えて見ました。
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当スクールのお花とその他の流派との大きな違い。。。。
それは、私達は「花の表情」をとてもとても重要と考えているという事です。
私達は花を作る際に「型抜き」をしません。(葉っぱにももちろん使いません)
そして型紙も使いません。
使うのは両手の平、5本の指、
そしてお箸のような形の「伸ばし棒」と
丸みをつける簡単な道具。
この簡単な道具だけで
花を形づくって行きます。
だから自由度が高く、表情が豊かなお花に仕上がって行くのです。
手のひらの大きい人、指の力の強い人、
その人だけの「世界にひとつだけの花」が生まれて行きます。
同じ形のバラの花を作ってもその人だけの味が加わって
かなり雰囲気の違うお花となって行きます。
初めて作ったバラは、やはりちょっと固い表情。
でも、数を追うごとに
手のひらの中の粘土が
表情を増し、
作り手の想いに応えて、
自由自在に形を変えてくれるように
なっていくのです。
こうなったら作り手はもうルナフローラのとりこ。。。
自分の手のひらから生み出した一輪の花に
自分自身が癒され、勇気づけられ
はなづくりは味わえば味わう程深みにはまる
人生の宝物となって行くのです。
(写真は、お教室の体験講習で
初めてのねんどのお花ができあがったところを
撮らせて頂きました。)