∮ひだりわこの音楽日記∮  ~宇都宮市 雀宮の音楽教室 『ピアノ・ソルフェージュ教室』のブログ~ 

宇都宮市のピアノ教室です。生徒さんそれぞれの目的・目標に合わせた楽しく丁寧な個人レッスン。体験・入会随時受付中♪

1本の映画

2012年08月14日 | ダンス・バレエ・映画・アート
明日は終戦記念日。


毎年、この時期になると、戦争関連のドキュメンタリーが多く放送されますね。
平和についていろいろ考えさせられる、良い機会となっています


今日は、私のお気に入りの映画をひとつ、ご紹介したいと思います
わりと最近、NHK-BSでも放送されてました。



『Au Revoir Les Enfants』(邦題:『さよなら、子供たち』)




まだ東西統一前の西ドイツと、フランスの共同合作です。
名作ですので、ご存知の方も多いでしょう。



映画のあらすじについては省略しますが、
戦争によって引き裂かれてしまう友情、人種や民族、宗教上での偏見や差別・・・、
深く考えさせてくれる佳作だと思います。

ちなみにこの物語は、ルイ・マル監督の少年時代の回想だそうです。


人種、民族や宗教での対立、偏見、差別というのは、大変難しい問題であり、
繊細に扱わなくてはいけないことも多々あるかと思いますが、
この映画は、少年の目を通して、静かに静かに、反戦を訴えてきます。
何度も見ましたが(1度では理解するのが難しい・・・)、涙無しには見られません



you tubeにアップされてました↓ フランス語で字幕はありませんが・・・

http://www.youtube.com/watch?v=Y6j5zqqy1lI




劇中、少年たちが歌っているのは、『A la claire fontaine(澄んだ泉に)』というシャンソンで、
歌詞の終わりに「決してあなたのことを忘れない」という意味のフレーズがあります。
監督の、神父さん(校長先生)や友達への思いから、その歌を使ったのかもしれません。


また、シューベルトの『楽興の時 第2番』も使われているのですが、
物語に本当に合っていて、切なく、物悲しい雰囲気をより一層引き立てています。
(他の曲は考えられないほどに、それはもう、ぴったり・・・!)


ところで、タイトルにある、Au Revoir は、「また再び会おう」 という意味がありますが、
結果的には Adieu で、本当に最後のお別れになってしまうんですね・・・
(ちなみに・・・ブルグミュラー25の練習曲の『別れ』も Adieu だった。。。
子供の頃は何も考えずに弾いてたな~・・・



この作品を見るたび、平和の尊さやありがたみを感じ、そう願わずにはいられません
人種や民族、宗教等の壁を越えて、みんなが手を取り合う世の中になれたら良いですね







ランキング参加してます
ポチッとクリックお願いします
趣味ぶろ 音楽・演劇・芸能教室ブログランキング
趣味ぶろ ピアノ教室ブログランキング

この記事についてブログを書く
« 持ってる!! | トップ | お盆も過ぎると »

ダンス・バレエ・映画・アート」カテゴリの最新記事