『 勇者には勝てない』。
第18回電撃小説大賞銀賞ということで購入。
大賞作品である『 エスケヱプスピヰド 』は、そこそこ面白かったので期待しましたが、作品としてはいまいち感満載でした。
勇者と魔王たちの生まれ変わりの物語。
よくある設定ながらもその関係性とキャラクターの設定はなかなか変わっていて面白かったとは思います。
ただね、軸の物語がいまいちで、終わり方もなんとも面白みに欠けてワクワク感がない。
だからと言って今はやりのハーレムラノベでもないし、銀賞受賞の理由はなんだったんでしょうかね?
キャラクター設定は面白かったんで、設定の作り方は十分だと思うんで、単純に物語の抑揚とか話しの流れという面では物足りなさが出まくりです。
新人作品としてはこのくらいでも出版できるのかもしれないですけど、今後プロとして定期的に作品を生み出すのだとすれば非常に厳しいんではないかと。
出版社さんが育てていくのかな。
もうちっと話しに波があると面白いと思うんだけど、なんとなく話しのプロットが甘いまま1冊の本になってしまったという感じではありました。
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