彫金父さんの物作りな日々[ジュエリーショップ ナーズ日記]

ジュエリー制作を中心にしたもの作りの身辺日記。
看板犬、黒柴ナコが大活躍!?

ゴールデンレトリバー(ブローチ兼ペンダント製作過程③テクスチャー)

2010-01-30 | ジュエリー制作過程


父:表面に、犬の毛を思わせるような柄を入れないといけないんだ。
まず鏨、短い線のような鏨を全体に入れる。
時間がかかるけど丁寧にね、つぎに毛彫り鏨、曲線が入りやすいように船型のもので
ゴールデンの体毛らしく少しウエーブをかけるように何本か入れるんだ。

だんだんゴールデンになってきた?

父:そうだね。後、一番高い部分の鼻や舌。
“ハァハァ”してる感じを出すために、舌を波打たせる。
鼻と目と舌は鏡面にする予定なんだ。

頭の上とあごの下にある物はなんなの?

父:顔だけでは少し寂しいので首輪をイメージしたパーツに
メレダイヤを留めることにしたんだ。
少しだけね。キャスト上がりに直ぐ留められる様に原形のうちに彫を入れておく。

どうしてばらばらなの?

父:首輪らしきものは鏡面にしたいので、
キャスト上がりを一度磨いてから顔の本体にロー付けするんだ。

そうすれば最後に電解した時、簡単にぴかっと光るだろ?
原型はこの3パーツで終わりだよ!裏のブローチ金具のパーツと共に
キャスト上がりを待つだけ。

少し不安もあるけど楽しみでもある。こんな感じかな?



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ゴールデンレトリバー(ブローチ兼ペンダント製作過程②成型)

2010-01-26 | ジュエリー制作過程


父:少し口を開いたゴールデン、舌を出して“はぁはぁ”してる感じがイメージだな!

そうなの?

父:うん、そう。そしてレリーフだから“一番高い所はどこかな?”と一番出っ張る部分を探すんだ。
鼻先かな一番トップは、そこの厚みを残して周りを削り込む。まず鑢で大まかな高低を付ける。

高低って?

父:正面から見たときに鼻が一番手前に来るだろ、だから一番高い。
次に額というかおでこ、次が耳と言う具合にだんだん地金の厚みが薄くなって来る。

だんだん低くなるように削るそのことを言うんだよ。立体感を出すための最初の工程だね。

次はリューターを使う、丸玉のスチールポイントでさらに滑らかな立体感を追求する。

体毛の流れなどを考ええながらね、時間をかけて削り過ぎないように慎重に!


削りすぎたらどうするの?その部分が低くなりすぎると言う
ことでしょ。

父:そのとおり!もし削りすぎたら、その部分に2分ローぐらいの融点の高いロー材を盛るしかないかな。
でもあまり上手く行かないのでやりたくないね。

あくまでも削り過ぎないように慎重にするしかない。
そして次に目かな、目の位置は一番大事な所なので、おおよその当りを付けておく事。

だいたいの位置を決めておくと言うことね。

父:そう。後で少しぐらいずらせる様にして置く事が必要になってくるのさ。

本日はこの辺で終了にしましょう!

わかりました。おやすみ


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ゴールデンレトリバー(ブローチ兼ペンダント製作過程①)

2010-01-23 | ジュエリー制作過程


父:犬は犬でも大きいよ!NAKOの何倍もあるよ。ゴールデン・レトリバー。

まず、デザイン!写真などを見て、何度も絵を描くんだ。顔の向きやしっぽの上げ下げ口の開き具合など、
今回は顔、肩の辺りから頭までで可愛く少し子どもっぽい感じに。

前回の子犬の時のように5ミリ厚のシルバーの板材にデザイン画を糊ずけして、
その輪郭線を糸鋸で切り抜く。大切なことは糸鋸をまっすぐ下に引くこと!

鋸刃が傾くと輪郭が傾くんだ。
地金の厚みがあればあるほどちょっとした傾きが大きく響くんだよ。気をつけて!

自分に言い聞かせてるんだ。

父:まあね。30年ぐらいやってるけど、
厚みのある地金を切る時はいつも気をつけているよ。
絵のとおりに切り抜くことが出来れば出来たも同然だ!

ウソ!

父:ウソつきました。
でも輪郭線がきれいに出来ればそのあとの難しい作業になんとなく希望が持てて、
先に進めるのさ。これはホント!


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もしも電解研磨に失敗したら

2010-01-16 | ジュエリー制作過程


電解をかけすぎて、黄色が無くなってしまったらどうすうるか。もう一度、酸化防止剤を付けて火を当てる。
そうするとまた黄色に戻るんだ。そして、黄色にしたい部分にコーティング材を塗る。乾いたらもう一度電解をかける。
コーティング剤のついていない部分が研磨された状態になるんだ。最後に、コーティング材を剥がせば完成だ。

何だか面倒なんだね。

そう!だから最初に電解する時細心の注意を払わなければいけないんだ。

完成って言ったけどダイヤはどうするの?


そうそう、忘れていました!

最後にメレーダイヤを輪っかに留めるんだ。全部で30ピースかな1個ずつ爪を作って留める。

地金を鏨(たがね)と言う道具で彫り崩して石を留めるから彫留と言うんだよ。

石が留まれば後は軽く磨いて汚れを落とせば仕上がりです。今度は本当に完成だよ。

この次は、君と同じ犬のブローチを見てみようかな。ゴールデン・レトリバーだけどね。


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子犬のペンダント兼ブローチ(④組み立て)

2010-01-15 | ジュエリー制作過程


父:ロー付けをすると、地金(K18)が、熱によって酸化が進み黒くなるんだ。これを酸に付けて暫らくすると、
ロー付け前よりも照りの無い白っぽい黄色になるんだ。お父さんはこの黄色を子犬の色として使いたかったんだ。

黄色い子犬?

父:そうだね、ちょっと黄色すぎるのでここで、電解するんだ。

電解?

父:電気分解研磨の略だ!特殊な液体の中で電流を流し金属の表面を一皮剥くんだ。
そうすると研磨剤を使って磨いた時のような色と照りになるんだよ。
一度磨いてある部分は直ぐにもとの色・照りに戻るから、
吹き肌のままの子犬の体はあまり電解が進まず黄色を残して仕上がるのさ。

色のコントラストが出て予定どうりに出来たかな。
電解に時間をかけすぎると全体が同じ色になってしまうから気をつけて作業しないとね。
失敗は許されないんだ。

失敗したらどうするの?

父:どうしようかね。ちょっと違った色にはなるけど方法はあるよ!
それについては次回ね。

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子犬のペンダント兼ブローチ(③組み立て)

2010-01-14 | ジュエリー制作過程

父さん
前回からずいぶん月日が経ってしまったけど組み立てからいこうか?

そうだね、教えてよ。

父さん
まず、ブローチの裏の画像を見てね。ブローチの金具はわかるよね?

>針の付いた所でしょ?

父さん
そう、ピンの付け根からピン先の受けの部分までで、付け根・受け・そしてピンも
お父さんのオリジナルだよ。付け根のヒンジ部分、受け部分は子犬本体と同じように原型を
作ってキャストしたんだ。それを磨いて、輪っか部分に前倒れしないようにピンが縦に
なるようにロウ付けしたんだ。

前倒れって?

父さん
小さなブローチはピンの長さが十分に取れないから良い位置に付けないと本体が、
“こんにちは”ってお辞儀しちゃうんだよ。重さもあるからね。それから、
傾きを防ぐためにピンから遠い位置に”コの字”形のパーツを左右にロー付けする。
こうすることによってブローチが正面を向くようになるんだ。

じゃ、またあしたな! 

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