ジュエリーショップ ナーズ日記

~彫金父さんの物作りな日々~
ジュエリーショップNA'sのジュエリー制作を中心にしたもの作りの身辺日記。

子犬のペンダント兼ブローチ(②銀の子犬から金の子犬へ)

2009-09-27 | ジュエリー制作過程


今日から看板犬NAKOも参加するそうです。よろしく!

途中の工程写真を撮り忘れてしまったけれど、最終こんな感じに出来上がった。


順を追って仕事の内容をたどってみるよ。

①、キャスト上がりのパーツが全部で4つ、子犬の本体部分とメレーダイアを留めるリング、そしてブローチ金具(パーツ)が2個だ。

これらの吹き上がりパーツを、それぞれ仕上げてゆくわけだが、まず・・


 可愛い子犬だね!私みたい!


ちょっと待て、君はすでに誕生日が来たから子犬ではないのだよ!

 違う!小さい頃の私に似てると言うこと!

確かにサンプルはキミだからな。ウン似てるかな。
それはそうと、吹き上がりのパーツだが、仕上げていくといっても・・・

 「吹き上がり」とか「キャスト上がり」って何のことなの?


形を作り出す方法の一つで、型(枠)の中に金属(地金)を流し込む方法を、日本語で鋳造、
英語ではキャストと言うのだがその型枠を壊して出てきたものを、我々は吹き上がりとかキャスト上がりと言っている。
型枠と言うのは、前に銀で作った子犬の原型から一工程、二工程を経て作られるものだよ。流し込む地金を金やプラチナに変えれば姿かたちの同じものができるのさ。
今回は金(k18)でキャストしてもらったけど・・・。

 「してもらった」って、自分でキャストしたんじゃないの?


キャストの仕事は、自分でやるには限界があって難しいので専門の業者(キャストやさん)に依頼してやってもらうのさ。
キャストやさんから送られた状態のものを「キャスト上がり」「吹き上がり」と言うのさ。

ところで、それらを仕上げていくのだけど、まずは本体の子犬のパーツ、これは吹き上がりの肌を活かしたいので、
なるべく表の部分を触らないようにして湯口を取る。慎重に!

 「湯口」って?

型の中に地金を流し込むと言ったろ。その流し込む道、
湯道と言うのだけれど、その一部分(湯口)が本体にくっついて来る。

 その要らない部分を取るんだ。で、次はどうするの?

次はだな、他のパーツも湯口を取ること。

そこまでやったら今日はおしまいにしよう。

次は②、組み立てからな・・・


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