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だらずだらじゃず・本音ジャズ

№4 女性ジャズ・(ウー)マン《ユタ・ヒップ(p)》

女性ピアニスト「ユタ・ヒップ」。
テナーのスタルジック・サウンドが埋めつくす。
目立たない・魔なだけのヒップのピアノ。
④『Jutta Hipp/With Zoot Sims』(56)
ジェリー・ロイド(tp)、ズート・シムズ(ts)、ユタ・ヒップ(p)、
アーメッド・アブダルマリク(b)、エド・シグペン(ds)。

堂々と太い音・流れるように波を打つフレーズ。
叉、枯れた風合い・スタルジーな音が自然と身体を揺らす。
これが、ズート・シムズのテナーサウンド。

だが、このレコードのリーダは、女性ピアニストのユタ・ヒップ。
ヒップはイツ女性、活動中に米ブルーノート(BN)社のオーナがスカウト。
55年に渡米し、ライブ盤2枚に続き3枚目の当レコードを発表。

女性ピアニスト・ヒップがリーダだが、全く目立たない。
テーマの演奏が無い、僅かなアドリブも存在明レベル。
独風クール派(?)だったが、BNでハードバップに転向。
だが、ハードバップにノリ切れない、脇役シムズの活躍だけが目立つ。

それどころか、ズートのノスタルジックな音をチ壊すのも彼女。
硬い文化の独出身者にハードバップは無理か。
BN契約を止め、西海岸ジャズに浸れば活躍出来たかも。
 
こんなありさまだから、このレコードを最期に彼女の息は途絶えた。
 

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