だらずだらじゃず・本音ジャズ

№3 女性ジャズ・(ウー)マン《ジェーン・アイラ・ブルーム(ss)》

「ソプラノは私の」と、言わんばかりの女性。
空間を自由自在に舞するソプラノ・トーン。
情熱を欠いた理知的フレーズに味も舞い飛ぶ。
③『マイティ・ライツ』(82)
《Mighty Lights/Jane Ira Bloom(ss)》

後にも先にもソプラノ・サックス1本を商売道具にした女性。
こんなジャズプレーヤは女性に限らずしい。
「ソプラノは私の」と、言わんばかりの巧さ。

多くのソプラノ屋さんはハイトーンを鋭く吹き放つ。
だがこの女性、芯のある音でグイグイと力で押し倒してくる。
女性のか弱さ何か微塵も無い。

音の強弱を活かし、脈打つように説得力のある音。
単純4ビートは演らない、フリーとは言い難いがチョット衛的。
ドラム・ベースの変調リズムにのり、空間を泳ぐようにソプラノが乱舞する。
流れるメロディーとは違うが、太くor細く、強くor弱く由自在に泳ぎ回る。
だが、チットも面白く無い、胸に訴えてくるものが何も無い。

魅惑を感じる女性ソプラノ。
だが、情熱を欠いた理知的プレイに味の矛先が向かない。


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