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コンピュータ・プログラミング日誌

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ステートフルインスペクションとは何か

2019-08-13 15:09:01 | 情報処理安全確保支援士
ファイアウォールの一つである。


https://www.infraexpert.com/study/security25.html

ファイアウォールの基本機能

 ファイアウォール製品には、ステートフルインスペクションとステートフルフェールオーバーと呼ばれる
 ファイアウォールとしての2つの基本機能が備わっています。以降ではこれら2つの基本機能を解説します。
 ※ ステートフルインスペクションは、ステートフル パケット インスペクション( SPI )とも呼ばれる。



 ◆ ステートフルインスペクション Stateful Inspection

ステートフル・インスペクション(Stateful Inspection)とは、TCPコネクションや往復が必須のUDP(DNSやNTP等)を管理し、戻りの通信についてを動的に許可する仕組みのことです。

 ステートフルインスペクションとは、ファイアウォールを通過するパケットの中身を見て、動的にポートを
 開放したり、閉鎖したりする機能のことです。このステートフルインスペクションではLAN側から送信した
 データをセッションログとして一時的に保存しておき、WAN(インターネット)側から到着したパケットが
 セッションログと整合性が合うかどうかを確認して、整合性があう場合は開放、矛盾する場合は閉鎖します。


 一般的に、このステートフルインスペクションは
 LAN側(内部)から発信したトラフィックは、その
 戻りのトラフィックを動的に許可させて、WAN側
 から開始される着信トラフィックは拒否するという
 実装で使用する機能です。

 Cisco ASAやJuniper SRXなどの主要なFWでは
 ステートフルインスペクションがデフォルトで
 有効な仕様なので、特に設定が必要ありません。




 ◆ ステートフルフェールオーバー

 ステートフルフェールオーバーとは、ファイアウォールで保持している通信セッションの情報を、冗長化
 したバックアップのファイアウォールに引き継つぐことができる機能のことです。この機能により、主系
 のファイアウォールに障害が発生した場合でも、副系のファイアウォールで通信を継続することができる。

 ステートフルフェールオーバーを実装させるために、冗長化を構成する2台のファイアウォール同士を
 フェールオーバーケーブルで接続します。このフェールオーバーケーブルは、ファイアウォール製品に
 よって異なり、専用ケーブルまたはLANケーブルを使用します。フェールオーバーケーブルで接続した
 ファイアウォール間のリンクはフェールオーバーリンクと言い、このリンクでFWの正常性を確認します。



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