天天口福

美味しいもの・器・旅 じゃすみんの気分で綴ります

ひじきの炊いたん

2008-05-31 | 料理・器(うつわ)
最近、やっぱり”素食”が体に優しい。。。と実感して、自宅ではなるべく乾物やら、野菜中心の食生活をしようとしております。

と言っても、そんな大したものは作りませんが。。。ひじきの煮物とか、きんぴらとか。。。

そしてこんな常備菜を作っておけば、昼間遊び歩いても夕食の支度が楽だしぃ~と。 しかし、今週は私の読みがまったく当たらず。。。ほとんど一人で片付けなくてはならない羽目に。。。


ううぅ。。。だんだん飽きて来るよぉ。。。

そんな時に良くやるのが、”五目ひじき炒飯”。
ひじきの水分はちょっとだけ切って、玉子と青ねぎ、胡麻を加えて。。。チャチャっと、簡単、美味しい♪ 作った物を捨てないで済ませたぞ!という達成感。。そして、なんとなく"ヘルシー"♪な気分、になれることが大切なんです。


《器》小鹿田焼(大分県)の片口&中皿




ひとめぼれ

2008-05-26 | 北京の生活
ひとめぼれでした。。。西瓜に乗ったカエル君。

先週末、お茶の問屋街である”馬連道(ma3lian2dao)”でのお買い上げ品です。

カエル君の体の模様や、西瓜の葉っぱなど細工も細かくて、ぐぐっと来ちゃいました。


それにこれ、ただの置物ではありませんよ? ほら、この通り。 
茶盤の上に置いて。。。お湯をかけると、口からお水が噴出します。

ただお湯をかけるだけでは駄目なんです。 予めお湯に漬けた後、冷水に漬けその後にお湯(高温の方が良いとか)をかけると温度差によって中の空気が膨張し、水が飛び出す仕組みだそうです。

誰が考えたんでしょうね。。。中国の人の”遊び心”、そして器用さに感心するばかり。


旬の味、北と南

2008-05-22 | 北京の生活



さくらんぼ(櫻桃ying1tao2)が出始めました。 日本の佐藤錦(山形県の名産)にはかなわないけど、甘酸っぱくて美味です。

年中あるりんごやバナナ、西瓜(中国では西瓜は年中売っています)などとは違って、季節になると出回る果物は季節感があって良いですね~






そして、今マイブームなのが。。。この”マンゴスチン”。。。中国語では”山竹(shan1zhu2)”と言う様です。

先日タイで久しぶりに食してから、このところ私のお気に入り。

硬い皮からは想像出来ない、果肉の柔らかさ...そして、甘くてすっぱくて、ジューシー

果物の女王とも言われるマンゴスチン、高温多湿の限られた地域でしか栽培出来ないようです。日本では高級フルーツなイメージですが、こちらでは、季節の果物として露天や屋台でも売っていて、お値段の方もさほどお高くはありません。(1kg17元 イトーヨーカドー価格)

南の国からの輸入物が多いと思われますが、タイ国境に近い雲南省辺りでも採れるのでしょうか。。

北と南の”旬”同時に楽しめるなんて、これも中国ならでは?の楽しみなのです。

哀悼的三天

2008-05-20 | 北京の生活
日に日に増える犠牲者の数、届けられる悲惨な映像。。。
家を失ない、避難生活を余儀なくされる人達。。。

中国政府は四川大震災から一週間目の昨日から3日間(19日~21日)
犠牲者に哀悼の意を表す期間とすることを発表しました。
CCTV1で連日地震状況を放送するアナウンサーも喪服姿で弔意を表し、
新聞等の印刷もすべて白黒。。。今日は待ち行く人も黒っぽい装いの人が多いようです。
これを受けて、オリンピックの聖火リレーも3日間は停止。全国の娯楽施設も営業を中止。また、テレビの娯楽番組も(NHKワールドプレミアムでも)放映を自粛しているようです。

テレビでもご覧になった方が多いかと思いますが、
昨日は地震発生時刻14時28分から3分間、全国を挙げて被害者に黙祷を捧げ、
哀悼を表すサイレン、汽笛、クラクションが鳴り響きました。
私は家の中にいましたが、その音は我が家かからも聞こえ、
道行く人も皆立ち止まって黙祷を捧げていました。

四川省では今日からお天気が悪化し、まとまった雨が降るということですが、
雨による2次災害が心配です。
そして、屋外での非難生活を余儀なくされている人達も多いと思うので、少しでも早く仮設の住宅整備などが進むことを祈るばかりです。

日本では見られない、こういう時のまとまり様や、ちょっと脚色してやいませんか?とも感じてしまうこちらの報道のあり方には「??」と違和感や疑問を感じている事も事実ですが、しかしそれはそれとして、現実に被災した人達のご苦労は報道されてもされつくせないと思います。

私もこの国に住む一人として、お亡くなりになった方々を哀悼すると共に、
被害に遭われた方々が、少しでも早く元の生活に戻ることが出来るよう祈りたいと思います。





生”玉さま”にうっとり

2008-05-19 | 北京の生活


今年は日中国交正常化30周年ということもあって、各方面での文化交流が盛んに行われておりますが、先週(15日)北京で行われた坂東玉三郎さんと中国江蘇省昆劇院の共同公演、『牡丹亭』『楊貴妃』に行って来ました。

特に歌舞伎のファンでもなく、京劇を見てもまったくちんぷんかんぷんな私ですが、感想は。。。玉様の美しさ、演技・舞の素晴らしさにうっとり~でした。





湖広会館は、昔の茶館の面影を残した、北京では有名な京劇茶館。。。そして、今回演じられた昆劇は、”京劇(北京の舞劇)””川劇(四川省の舞劇)”など様々な舞劇のある中国の伝統戯曲の中で、日本の歌舞伎にも影響を及ぼしたと言われている、江南地方で発達した中国版の”オペラ”です。


前半は玉三郎さんのために夢枕獏さんが書き下ろした歌舞伎”楊貴妃”、息を呑むような美しい玉三郎さん、衣装がまた素晴らしい。。。

そして後半は、昆劇”牡丹亭”。日本の歌舞伎同様、独特の発声、台詞による唄いで進められるので、なかなか聞き取ることは難しいものの、字幕(中国語)そして、ところどころ聞き取れる台詞で、内容はほぼ理解出来ました。

玉三郎さんも美しいけど、お相手役の兪玖林さん(写真左側の方です)も本当にお美しい。。。
そしてお話が進むうちに、どんどん吸い込まれるようにお芝居の中に引き寄せられ。。。夢のような2時間余りの観劇でした。

実は今回・・・チケットを買いそびれ、すっかり出遅れたと諦めていたので、危うく見過ごすところでしたが、行った皆さんの評判を聞いて、閉幕前日に急遽チケットを求め、千秋楽の観劇。
そのためでしょうか、終演後には写真撮影の機会も設けられ、思いがけずこんな写真をカメラに収められるという幸運にも♪

今年3月には京都・南座でも大成功だったこの公演、北京の次は秋に、東京でも上演されるそうですよ? 

すぐに感化される単純な私と言えば。。。すっかり玉さまに魅せられて、昆劇調に、『回去吧~♪』(『帰りましょう~』)が口癖になっております。





May'08 Enomoto Flower

2008-05-18 | 北京の生活




5月のenomoto先生。。。珍しいベビーピンクのデンファレなど、ピンク系のお花でまとめた、優しげなアレンジです。







背の高いグラスの口部分に蓋のようにカットされたオアシスにお花を短めにカットして挿してあるので、茎は一切見えません。

オアシスに必ずお水が触れているように、なみなみとお水を入れてはいますが、、、お花が吸う分と蒸発する分とで、気付くとオアシスに水が触れていない。。。そのせいか、スプレー薔薇はすぐにしおれてしまいました。




このところ、人と会えば自ずと”地震”の話になるのですが、今回お花の前にランチをしたレストランのある、朝陽公園そばの”8号公館”。

レストランを目指して入って行くと、正門のすぐそばに奇抜なデザインの外観で目を引いていた”唐会”というクラブの外装改修工事をやっておりました。

外装を取り除いて建物の”構造”が丸見え状態となっていたのですが、「ここもですかぁ~?」 一皮向いた中身は、”レンガ積み”
新しい、それも結構”ちゃんとしてそう”な建物でもこんなんです。大きな地震が来たら。。。と思う瞬間でした。

工事現場に掲げられた”私達グループは今回の地震災害にあわれた方々をお見舞い申し上げます”の垂れ幕、あ~、なんか空しいなぁ。。。

日本人です

2008-05-15 | 料理・器(うつわ)
な~んだか疲れが取れないな。。。
そりゃ、そうだ~ 4月末の妹夫婦来中以来、タイ旅行、帰ってからも外食中心の食生活。。。

根っからの食いしん坊なので、多少の無理は押しても「行く?」と言われれたら(その逆に「行かない?」と自発的行動も多々あります)、美味しいものを求めて西へ東へ。

たまには粗食にしないといけません。

今日のお昼は、内飯に。 日本蕎麦(乾麺)を茹でました。

わさびを効かせて、つるつるっ

う、旨い。。。 

やっぱり日本人なんだ。。を実感する瞬間です。

ご安心下さい

2008-05-14 | 北京の生活
一昨日、四川省で発生した大地震。。。被害は甚大で多数の死傷者が出ており、その数は日を追うごとに増えています。

私の安否を案じて下さった多くの皆様、ご安心を、私、元気で生きてます。

実は、一昨日北京もかなり揺れたそうなんです。
という私は、外に居て全く気付かなかったのですが。
当初は、四川の揺れがこちらにまでという話でしたが、実は北京の地震は、北京市通州区が震源地M3.8のものだったようです。

M3.8とはいえ、北京は地震が無い!というイメージが強かっただけに、人事ではありません。。。恐ろしい。。

地震に限らず、天災に会ってしまうのは運命。。と諦めるしかないとは思うものの、今日も友人達と話題になったのが、北京でそんなことになったら、どこに非難する?ということ。「朝陽公園?」「いやいや、大使公邸じゃない?」「パスポート無いと入れて貰えなかったりして」「え~っ?じゃ、パスポートだけは持って出ないと」等等。。う~ん。。。ほんとにそんな非常事態が起こった場合、現地の人でごったがえす公共の場所よりは大使公邸に非難させて頂きたい気持ちはあるけど、ほんとに開放してくれるのかな。。

とまあ、そんな事も想定して、家族で日頃から話し合っておかないとね、と切に思った次第です。


話題はすっかり変りますが、写真はタイで仕入れて来た、リラックスグッズ達。
木製のタイ式マッサージ用の棒、ツボ押しグッズ。これを使って、自分でグイグイやると、結構効きます。

そして、Bangkok在住の友人お奨めのTHANNのシャワージェルとボディミルク。
レモングラスの香りが爽やかで、すっかり気に入ってしまいました。
こういうアロマ物って、無くちゃならないものではないけれど、
あるととっても豊かな気持ちになれますよね。

う~ん、ほんとに良い香りです。 

古い写真の記憶を辿って

2008-05-12 | 旅(たび)

実は、バンコクにも立ち寄って参りました。OTTO一人を先に北京に帰し。。。私、一人で。

え~っ!?ひどい!? 私も一緒に帰るつもりだったんですよぉ!! 
でもでも。。。ふと頭をよぎったBK駐在中の旧友の顔。。
今回は時間もないので、連絡もせずに。。と思ったけど、やっぱりそれはあまりに水臭いってもんだよね~と連絡すると、「ええっ~!バンコクに立ち寄らないなんてぇ~」と返信が。。。OTTOに「ほら~こんなメールが来たよぉ~」と見せるあたりから、それは私一人”バンコク立ち寄り”を企てる”布陣”だったといえばそれまでで御座います。

中国から比較的行きやすいリゾートが豊富なタイ。。我が家はタイ(特にタイ料理がね)好き。。もあって、大連時代も幾度となくバンコクを経由してタイのリゾートには足を運んでいたけれど、バンコクはステイすることがあっても、ショッピングがメインで、そういえば観光というものはほとんどしていませんでした。




今回はふと私の手元にある一枚の写真を思い出して。。定番の寺院を訪れてみたいと思いました。 その写真はまだ小学生の頃、家族で訪れた時に父親が撮ったと思われる、母と私と妹の映る写真。。。場所は多分このワットプラケオだと思われるのですが、あれはこの寺院のどこだったのでしょう。。。もう四半世紀以上も昔のことですが。。あの時の小さな私は、このきらびやかで豪勢なお寺を見て、何を感じていたのかな。。。






ワットプラケオ(エメラルド寺院)ワットポー、ワットアルン。。。まばゆいばかりのタイの寺院。。。バンコクではお買物も魅力的だけど、こうして”定番”の名所を再訪してみると、やっぱり”素晴らしい物”を見て得られる充実感に満たされます。。。



 
 
街中を歩きながら、目を楽しませてくれたトロピカルな植物達。


旧友の暖かい心が伝わるようなおもてなし。。本当にありがとう!
そして、久しぶりのお喋り。。楽しかった~!
そして場所は違っても、海外での生活を実りあるものにしようと、努力をする。。そんな姿に刺激を受けて、私もまた北京での生活を頑張ろう! 
そうそう、OTTO殿の寛大なお心にも感謝の気持ちを忘れずにね!?


 

Holiday in Hua Hin

2008-05-09 | 旅(たび)
ちょっと旅に出ておりまして、すっかり放りっぱなしになってしまいました。

北京からThai Airで4時間と少し。。。来中後、初めての国外脱出(日本には帰ってますけど)、タイのリゾートHua Hin(ホアヒン)に行って来ました♪

今年から休暇制度が変って、毎年一週間の長期休暇だった労働節(五・一)は3日だけとなってしまいました。そのせいか今回の五一休暇は海外脱出する人も少なかったようで、直前の決定にもかかわらず、予約もすんなり取れて、目出度く国外脱出!南国でのHolidayとなりました。


海と青空、オゾンたっぷりの美味しい空気。。。
そしてゆるやかに流れる時間。。

ホテルの中に溢れる緑。。。

地上最大のフルーツとも言われる”ジャックフルーツ”の木も

トロピカルな緑に包まれているだけで、幸せな気分。。








プールサイドに現れた珍客







観光に出掛けることもせず、昼間はプールサイドでひたすら読書三昧。

気付いたら寝ていたりそして暑くなったら、プールに浸かって上がっては、また










そして。。。お楽しみ何と言っても、大好きな”タイ料理♪”









夜はホテルから出ているシャトルバスでホアヒンの街へ

活気溢れるナイトマーケットは、見ているだけでも楽しい♪

タイの人って、本当に屋台が大好きなのね。







こちらは何の屋台かな?






北京ではあまり楽しめない、シーフードづくし。。。

新鮮なシーフードを堪能しました~

大っきなハマグリはスィートバジルやレモングラスなタイ風の香草蒸しで。








ソムタム(青パパイヤのタイ風サラダ)にもシーフードがたっぷり





1キロ近い蟹でお願いしたプゥーパッポンガリー(蟹のカレー炒め)

これはタイに来たら必ず食べる定番おかずです。


昼間はぐーたら、夜はひたすら食べて。。。
印が激しく点滅ではありますが、「でもそんなの関係ねぇ~(もう古い?)」帰ったら節食するから!!と無理やり自分を納得させたりして

さてと、鋭気も養ったことですし、またしばらく頑張りましょ!