天天口福

美味しいもの・器・旅 じゃすみんの気分で綴ります

総合冰

2007-04-29 | 北京食べ歩き
じゃ~ん! 氷のタワーです。

ここ二日ほど急に暑くなってきて、”もう夏?”というようなお天気の北京。
急に”あれ”がべたいっ。。。という衝動にかられ、台湾料理のお店鹿港小鎮へ行って来ました。

その名も総合冰(zong he bing)大連時代、上海に遊びに行った時にこのお店に連れて行ってもらって、30cmを越えるこの”氷のタワー”を初めて見た時は、思わず”絶句”してしまいましたが、 各種お豆(小豆、緑豆、etc)の餡、練乳、黒タピオカ、求肥状のお餅などなどが淡雪の様な細か~い氷の上にかかっていて、それを崩しながらいただくと、なんと美味しいこと♪見た目に反して案外ペロッといただけちゃうのです。
もちろんお食事も美味しいお店で、以後このお店のファンとなったのでした。

そのお店が今や北京にも3店舗(間もなく新光天地にもOPEN予定)、これからの暑い季節、時々通うことになりそうです。

<お店の情報>
鹿港小鎮(lu gang xiao zhen)
北京市xiao雲路35号
8448-0520

初レッスン

2007-04-27 | 北京の生活
おウチで出来る美味しい中華。。。先生の所で頂くそんなお料理に魅せられて、3日坊主の私が長年続けてこれた数少ないお稽古。。。10数年前、そもそも特に「中華料理を!」ということで始めたわけではない中華料理の勉強、たまたまご縁があったA先生に出会ったことで、私は中華料理(四川料理)を習い始めたのです。

そして、その頃は想像もしなかった2度にわたる中国生活。。。

北京でも色々お教室はあると思うのですが、こんな若輩者の私に「お願いします!」と言って下さった生徒さんをお迎えして、初レッスンをしてみました。

集まって下さった3人の生徒さん。 最初に材料のこと、今日のお料理に使用する中華調味料の説明や、ざっと作り方の説明をして、いざお料理にとりかかります。 
 

今日は”棒々鶏絲”、”魚香肉絲”、”干煽豆腐”の3品にチャレンジ。

いかがでしょう~?

レッスン後は、試食&デザートタイム。。。当然お喋りに花が咲きます。

初めての経験でちょっと緊張もしましたが、貴重な機会を頂いて、改めて自分が勉強することも多く、そしてここでまた新しい方とお知り合いになったり。。。またこんな機会が増えたら楽しいな♪と思っています。
 
即席四川泡菜(お漬物)              杏仁豆腐with芒果

北京ならでは

2007-04-26 | 北京の生活
北京で嬉しいことの一つは、お花が安いこと♪
と言っても、寒い時期は花市場へ行くのも億劫だったし、行ってもお花の種類が少ないし、あまり飾ることがありませんでした。

そんな花市場も、春になって急にお花の種類が豊富になり、時々行っては好きな花を買って来ます。

今がシーズンの芍薬(しゃくやく)。。。立てば芍薬、座れば牡丹。。。丸~るい蕾も可愛いけど、それが次第に膨らんで、花が開くとこれまた美しい。。。一束8元(120円程)

そして、私の大~好きなカラー。。日本では1本が300円位するから、10本買うなんてちょっと勇気がいるけれど、こちらでは、10本で10元(150円程)! これは嬉しい~

暖かくなって、市場の外にある鉢物も色とりどりに、我が家にはベランダも無いし土物は無理なのが悲しい~ 東京の家のカロライナジャスミンとゼラニウム。。今年は綺麗に咲いてるかなぁ。。。



<お店の情報>
亮馬花卉市場(liang ma hua hui shi chang)
朝陽区東三環北路乙8号
電話:6466-9444

新たな試み

2007-04-23 | 北京の生活
自家製ラー油を久しぶりに作りました。

このラー油、我が家の食卓にはかかせない調味料でなのですが、私が20代後半から、大連時代を除いて10余年通ったA先生のレシピによるもので、いろいろな料理に利用出来るとても便利な調味料です。

習っている、といってもほぼ”食べ”に行っていた、と言ったほうが正確ですが、
先生から「そろそろ私も引退したいのよ?本場でしっかり勉強してきてね!?」と言われたものの。。。まだまだ足元にも及ばない私。
とはいえ、せっかく教えて頂いた先生の味を、すこしずつでも受け継いでいければいいなと思って、ちょっとした”お料理の会”をやってみることにしました。

これはその”お料理の会”で使う予定。市販のものとは違って、さっぱりしていて、”香り”が良いのが特徴です。

一回作ると結構な量が出来るので、辛い物好きの友人に一瓶あげたら、大好評。
良かった良かった♪

野菜や調味料をとってみても、日本で売っているものとこちらで売っているものでは味が違ったりするので、少しずつ試作してみて、調整しなければ。。。

ああ、なんだかちょっと緊張してきました








開業了~(kai ye le~)

2007-04-20 | 北京の生活
月に一度の”お花” 今日も榎本先生のトークにのせられて(?) Palfumでのレッスンです。
今日は今しか手に入らない、”ライラック(白)”や北京ではなかなか手に入らないという”スカビオサ”を花材に、藤製のかごに挿して行きます。
狙いはやはり”ナチュラル”

どうでしょうか?

今日もお店でのレッスンだったので、心地よい音楽&お花の香りに囲まれて。。。集中の数時間。 ひと月に一度だけだけど、今このひと時、結構気に入っています。




ライラック              スカビオサ
今日はレッスンの前に、昨日オープンしたばかりの話題のデパート、新光天地(SHIN KONG PLACE)をリサーチして来ました。

流石は三越(台湾三越が主体らしい)の資本だけあって、どこか日本のデパートの様。。。期待のデパ地下...「うわぁ。。日本のデパ地下?」と思わず興奮してしまうような雰囲気で、目が泳ぐぅ。。。スーパー部分の品揃えも良いし、野菜も買いやすそう。。なかなかの充実ぶりです。
間もなくオープンの北京初の"FOUCHON(フォション)"やペニンシュラのショップ。。そしてChez Lui(シェ・リュイ)まである! キメの細かい食パン、嬉しいなぁ~

そして、今日ゲットしてきたスカイプ用のヘッドセット。
一度試してみたいと思いながら、まだトライしたことがないスカイプ。。。
どうなんだろぉ。。。どなたかスカイプ愛用者の方、私と交信してみませんか~?

成長目覚しい大望路(da wang lu)辺り、これからちょくちょく足が向きそうです。
 
<お店の情報>

Pulfum (Flower shop Enomoto)
北京市朝陽区建国路89号
華貿中心2号楼102室
電話:6530-5966

新光天地
北京市朝陽区建国路87号
華貿中心
電話:6530-5888

承徳へ

2007-04-18 | 旅(たび)
月・火の1泊で、承徳(しょうとく)へ行って来ました。
北京から北東へ224km、列車に乗って4時間少々、古くは熱河(ねっか)と呼ばれたこの地域、今の承徳の街は熱河省の省都で、清代の皇帝の避暑地として有名な場所です。

月曜日は早朝の便で北京を発ち、お昼前に承徳へ到着。ホテルでのランチの後向かったのが、避暑山荘(世界文化遺産)。
清の康熙、雍正、乾隆の3代の皇帝が権力の限りを尽くして造った”夏の離宮”です。 長城のような外壁に囲まれたその敷地は広大で、北京の頤和園の3倍、当時の皇帝は夏の5月から9月までの約半年、政府の中央組織まるごとこの”熱河”(ねっか)へ移し政治を執り行ったそうです。

山荘の中は、静粛とした空気が漂い、松の香りが爽やか。
当時の執務室や、皇帝達の住居部分などを見学したあとは、広い山荘内を電動カーにのって、一巡り。 少々スピード出しすぎ?スリル満点のカートに振り落とされそうになりながら、辿りついた山荘の最高点から眺める承徳の街の全景と、周りの山々の風景、まだ芽吹き始めの黒っぽい山肌のところどころにうっすらとピンク色に染まった部分はすべて”杏(あんず)”の花だそう、空気も美味しいし、う~ん、いい気分♪
 
 



そして、2日目は承徳もう一つの見所、外八廟という八つのチベット仏教(ラマ教)寺院をの一つ、普寧寺(通称:大沸寺)とチベットのラサのポタラ宮の1/3の大きさの普陀宋乗之寺(通称:小ポタラ宮)へ

普寧寺は中国最大の木製仏像が安置されているお寺で、今もラマ教の僧侶が修行をしています。私達が行ったその日はたまたま旧暦の一日、お参りすると願いが叶う日、ということで、たくさんのお参りする人達が。。みんな何を祈っているのかしら。。。私達もお線香を買って、お参り。


そして最後に向かった小ポタラ宮。前日避暑山荘の外壁の上に登って、全貌を眺めてはいましたが、チベットのラサにある本物の1/3の大きさとは言え、近くに行くとかなりのスケールに圧倒。。蒼い空にレンガ渋い朱赤と白のコントラスも鮮やかな外壁が立ちはだかります。
建築機材も発達していなかった時代にこんなものを造ってしまう当時の人達の技術にも驚きますが、こんなものを造らせてしまう皇帝の圧倒的な権力。。。やっぱりすごいな。。中国って。。


お食事には今が季節の”わらび”や珍しい地の”きのこ”の炒め物など、山に囲まれた土地ならではの物もありました。
  

一泊二日の小旅行を終えて帰る列車の車窓から見えた広大な大地、やっと春がやってきて、家族総出で種まきをする光景も見えました。 みんな頑張って生きている! 私もまた明日から頑張らなきゃな。。そんなことを考えながら、また高層ビルの立ち並ぶ北京へ戻ってきました。

北京へ来て初めての一泊旅行、突然「どこか行きたい!」と思い立っての急な誘いにも係わらずお付き合いしてくださった、satsukiさんケロたんさん、ありがとうございました! とっても思い出に残る旅になりました。 そして、また色々な所へご一緒出来たらいいなぁ~と思っています。

お土産に買って来た、承徳名産の、”干あんず”と”杏の種”に飴がけして胡麻をまぶしたお菓子、これヒットです。 旅の思い出をつまみ食いしながら書いて来ましたこのレポート、これにて終了~



 





 

















怪しいライダー

2007-04-15 | お散歩
一昨日あたりから急に漂い始めた柳絮(りゅうじょ)街の中をふわふわ漂い、道には大きな綿の固まりのようになって転がっています。以前観光で北京を訪れた時にもこの時期で最初に見たときはびっくりしましたが、北京の春を象徴する一光景です。 

最近チャリデビューした私。 今日はOTTOも出張に出発したので、同じく最近チャリデビューした友人と”三里屯”(さんりとん)までサイクリング。

OTTOから、「頼むから事故にだけはあってくれるなよ~」と言われていますが、乗り出すとこのチャリ、とっても便利。いつも車で通り過ぎながら、気になっていたお店にフラッと立ち寄ったり、裏の小道へ入ってみたり、色々な発見があるし、少々の荷物になっても、やはりチャリなら楽勝♪人民達が愛用するのも納得だぁ~

大使館街は車も少なく、丁度今は白樺並木の新緑がキレイ♪ 一瞬、ここは北京??という錯覚に陥る素敵な雰囲気なので、私のお気に入りのコース。

どうです? ここはパリ?とまではいかないか。。。テラスのあるカフェに入ってみたら、クレープを発見! 

パリッと香ばしく焼けたチョコレートクレープと、コーヒーで、しばしのお喋りタイム。

しかし、この柳絮(りゅうじょ)。。。目には入りそうだし、鼻から口から入りそうだし困ったもの。。 という今日の私達のいでたちは、サングラスに花粉症用のマスク。。。大使館前をこの姿で、通り過ぎる私達は”超怪しい人々”。。護衛の軍人さん達が警戒心丸出しになるのを感じつつ、無事帰還。

日本でも毎日の足としてチャリは欠かせなかったけど、やはり私はチャリが好き♪
まだちょっと”おっかなびっくり”ですが、北京でも走ってます~
  


懲りずに買ってます。。

2007-04-14 | お買い物
もう茶器には手を出さない!と誓ったのに。。。見ると駄目です。。ああ、反省。

大連時代に中国茶にはまり、茶器や道具も、たっくさ~ん買いました。買って帰る度に、OTTOに「店でも開くの?」と冷ややかな視線を浴びつつも、見ると欲しくなるこの性(さが)。。。

北京には”馬連道”(ma lian dao)というお茶に関するものを扱うお店が集中している地域があります。噂には聞いていたものの、行く機会がなかったし、「もうお茶はいいや」という気持ちもあり、何かで行く機会があったら行ってみたい。。。位の気持ちでいたのだけど、早速その”機会”が。。。会社の奥様にお誘いを受けたので、「それでは。。」と行ってみました。

いやいや、すごい規模。。。大連ではそんなにお店もなかったので、道具を探すのも大変だったし、上海のお茶市場にも行ったことがあるけど、これはすごい! 上から下までお茶、お茶、道具、道具というような、デパート級の建物がいくつもあって、とんでもない数のお茶屋とお茶道具屋がひしめいています。

連れて行って頂いた岩茶(いわちゃ:烏龍茶の一種)のお店で、色々試飲をさせて頂き、”金毛猿”を少し。。茶器には手を出すまい!と誓っていたのに。。。ふと目についたこの急須。。あまり見かけない形と、柄、生地もとても滑らかで、いい感じ。 「でも高いんでしょうね。。」とそれで諦めようと思ったら、えっ?というお値段で。。。
それならいいよねェ~ とあれこれ理由をつけて、結局購入

20元(300円弱)には見えないでしょ?
注ぎ口の所はちゃんと小さい穴が空いていて、茶葉が出にくいようになっているので、今日は日本の緑茶を入れてみました。 大きさも程よくて、なかなか良いわ~♪ ああ、美味しい和菓子が食べたくなってきました。。。
 

武之助

2007-04-13 | 北京食べ歩き
ぷ~ん、ソースの焦げる香り。。。
周りは仕事帰りのサラリーマンでいっぱい。。。ここは日本?と錯覚してしまうような雰囲気の店内・・・広島風お好み焼きの”武之助”へ行って来ました。

数日前、OTTOから「来週は東京→上海→香港だから」と一週間の不在宣言が。
「え~っ?なら、私もどっか行って来ても良い?」「行ってくれば~?」ということになったものの、さてと。。。どこ行こう。。。そして、一緒に行ってくれる人がいるかしら。。。と、ダメもとでお誘いをかけてみたところ、
とんとんと話がまとまって、私は来週”一泊旅行”に出かけることになりました。
そして、今宵はそのメンバーの方々と、打ち合わせ&顔合わせ。

生ビールにお好み焼き!何ヶ月ぶりだろう~♪ いいねいいねぇ~
サイドオーダーの、枝豆、旬のアスパラのバター焼き、蓮根チップもビールが進むわぁ。。。

ねぇ~それで、どこ行くの?

それは帰って来てからのお楽しみに~

<お店の情報>
武之助
朝陽区亮馬橋路27号
電話:6431-8238

花の命は短いのよぉ~

2007-04-09 | お散歩
日本の桜便りを聞いて「いいなぁ。。お花見」と思っていたら、「玉淵潭公園がキレイでした!」というお話を伺ったので、急に思い立って行ってみました。

玉淵潭公園は国賓などVIPの接待場所として有名な”釣魚台”(ちょうぎょだい)の脇、市の西側に広大な敷地を有する公園で、その西北の一角にあるのがこの”櫻桃園”。その昔、日中国交正常化を記念して故田中角栄氏が贈った桜が植えられている桜の名所です。

広~い園内には、日本ほど大きな木は無いものの、桜の木が結構たくさんあって、満開はちょっと過ぎてしまった感じでしたが、平日というのに結構なお花見客です。「春を愛でる心は何処も同じね~」と園内をお散歩。

池のほとりの東屋では、二胡(中国伝統の弦楽器)演奏で、堂々と(笑)歌い踊るおばちゃん達。「楽しそうねぇ~」そして、桜の木をバックに写真の撮影をする人々。。。ここまでは日本と同じなんだけど。。。
何やら浴衣?ガウンのようなものを纏い、嬉しそうにポーズと取る人々が。。。げげっ。。これね!?噂に聞いた浴衣のレンタルは。。。
売店の横には浴衣のレンタル屋さんが出ていて、みんな真剣に選んでいます。
”桜には和服”。。。イメージ的には理解出来るんだけどぉ。。。う~ん。。
ちょっと違う気が。。。

そして、嬉しげに写真を撮る人々を見ていると、なにやら桜の幹をバシバシ!と叩いたり、ゆさゆさ揺さぶって”人工的”に桜吹雪を作ってる。。。
ちょっとぉ~!! 花の命は短いってのにぃ~!! せめて自然に散るまで咲かせてあげて頂戴よぉ。。。。道理で、随分散ってるわけだぁ。。。

この辺の感覚はちょっと違うかな。。。

一気に来る北京の春。。桜・梅・桃、一斉に咲いてま~す