天天口福

美味しいもの・器・旅 じゃすみんの気分で綴ります

秋と言えば。。。

2007-08-30 | 北京の生活

先週末より友人家族が来京していて、毎日あっちこっちに出歩いていました。

まだまだ昼間は暑いけど、ここ数日湿度が低くカラッとしていて、朝夕とても涼しい~♪
昨日の夕方、夕焼けの故宮の全景を見よう!と、景山公園に上ってみたら、北京の空は大分”秋”の空に変わっていました。

ちょっと小高い山の上は、しばらくするとちょっと肌寒いほど。

なんだか昨日まで真夏だったのに、このままあっという間に秋が来そうな気配です。

そういえば、最近出回り始めた”月餅”(げっぺい)。。。中国で”秋”といえば”中秋節”=月餅です。今年の中秋節は9月25日、家の近くのパン屋さんにも色々な種類の月餅並び始めたので、ちょっとお味見!と、少しだけ買ってみたりしています。

⇒の写真は典型的なタイプの形。。。でも中身の餡がパイナップル(鳳梨)味と胡麻味(芝麻)。。。パイナップル味は台湾土産の定番パイナップルケーキ風で、なかなかいけます。

そして、なんと”セブン・イレブン”でも月餅が。。。定番以外にも色々な変わり月餅が出ているんですよ? 
上から順に、珈琲焼果子月餅(コーヒー味月餅)、竹炭杏仁百合月餅(竹炭杏仁と百合根餡)、台式蛋黄○月餅(台湾式鴨の卵黄入りパイ月餅)
竹炭って???と興味津々で食べてみた竹炭月餅、餡が本当に真っ黒~ 歯が黒くなっちゃいそう。。。

私の中で”月餅”と言えば、昔~からある、(そうそうスーパーとかでも売ってるあれですよ)新宿中村屋の”フルーツ月餅”。。ドライフルーツがぎっしりの餡のやつ。あれは結構好きなんだけど、いわゆる中国の蓮の実餡+玉子の黄身のは。。。あまり。。。です。 でもこうして色々な月餅が出ていると、とりあえず試してみる?とトライしていますが、私の中では、今のところやっぱり”中村屋”かなぁ。。。 

月餅シーズン到来! 皆さまも面白い月餅、探してみて下さいね!?



蒲蒲蘭絵本館

2007-08-25 | 北京の生活
建外SOHO内(Ⅱ期)にある、絵本屋さんの蒲蒲蘭絵本館(ポプラ絵本館)、日本の児童図書出版社、ポプラ社が北京に作った絵本屋さんです。

今日は日本から遊びにくる友人の子供へのお土産に、何か良いものがないかな、そして、ここで仕事をしている友人の”顔見”がてら、うかがってみることに。

SOHOの中、とは思えない、光の差し込むとっても素敵な空間。。。子供の遊べる空間や、ゆっくり絵本を選べるように、椅子も置いてあったりして♪



本を眺めていると、子供の頃に読んだ絵本がたくさん♪、懐かしくなって思わず手に取ってみたり、また、たくさんの”日本の絵本”が中国語訳されていることに驚きました。 印刷や製本もしっかりしていて、「はぁ~、中国もほんとに進んだなぁ。。」と思わぬところで、感心してしまったり、日本でも絵本屋さんが好きだったので、すっかり自分が楽しませて頂きました~。




今日購入したのはこの2冊
一片叶子落下来(日本語題:「葉っぱのフレディー」
荷花鎮的早市(日本語題:「ヤンヤンいちばへいく

”葉っぱ”は日本でも有名な絵本。。大人が読んでもウルウルものの絵本です。

”ヤンヤン市場へ行く”は都会(上海)からお婆ちゃんの70才のお誕生日のお祝いに田舎の町に来た陽陽(ヤンヤン)が叔母さんと市場へお買物に行く、という内容の絵本ですが、周翔文さんの描く江南地方の風景、田舎の町の市場の様子などが素晴らしい♪ 素敵な絵本です。

日本では絵本というと、たいてい千数百円、ここでは中国語版の絵本は1冊20元台~30元代のものが中心のようです。これは日本人にとってはとっても羨ましい価格ですが、こっちではまだまだ”安い”物でもないのでしょう。。生活に余裕のある家庭の子供達はこんないい本をたくさん与えられて育つのね。。。教科書も買えず学校にも行けない田舎の子供達がたくさんいる、という現実とは対照的で、これもこの国の矛盾の一端だな。。と思うのでした。


《お店の情報》
蒲蒲蘭絵本館
北京市朝陽区東三環中路39号
建外SOHO 13号楼0802 
 



都会のオアシス?

2007-08-23 | 北京の生活
 団結湖公園西門脇に新しく出来た上海料理”圓圓”(yuanyuan)でランチの後、初めてこの公園に入ってみました。

北京市内にはたくさんの公園があって、市民の憩いの場所となっています。
有名な頤和園や円明園、北海公園、日壇公園、天壇公園 etc...

団結湖公園は我が家から比較的近く、しょっちゅう車で通り過ぎながら、一度も入ったことがありませんでした。。。
有名どころの公園では門票(入場券)を買わなくてはならないところが多い中、ここは無料、だからいつも地元人っぽい人々がたくさん出入りしてたんだ~
公園の周りには建物が取り囲むように建っているので、中の様子が伺えなかったのですが、入ってみると意外な広さにびっくり。

園内もとてもきれいに整備されていて、ここは都会のオアシス? といった、なかなか素敵な雰囲気です。

園内に進んでいくと、蓮池が。。。

蓮の花は7月がピークと聞いていたので、今年は見逃したな~と諦めていたのに、まだたくさんの蕾と、真昼間というのに、開花しているものまで♪ 思いがけず”撮影大会”となりました。






出口には奥林匹克花壇(オリンピック花壇)もあったりして

夕涼みには最適の公園です。



貴重品

2007-08-21 | 料理・器(うつわ)
お暑うございます。。。

今日の北京の暑さと来たら。。。学校が終わって、買い物でもして帰ろうと思ったものの、あまりの暑さに、身の危険を感じるほど。

なんだか飽食続き、さっぱりしたもの。。。と、備蓄食料をゴソゴソ。「こんなのあったんだ~」と奥の方から出てきた後文秋田”稲庭うどん”

日本から持って来た備蓄食品、ついつい大事にしすぎて賞味期限切れにしてしまうこともあり、たまにチェックを兼ねて”棚卸し”しないとね

ツルツルっ、喉越しも良くて、やはり旨~い♪ 



今日の一句 : 貴重品 一人楽しむ稲庭の 夏の昼餉の 旨いことかな~♪



居酒屋橋場

2007-08-18 | 北京食べ歩き
和食でおなじみの”飯屋橋場”(はしば)、大将の橋場さんには、大連時代大変お世話になりましたが、北京へ進出されて大成功されています。

近頃、”橋場”を冠した第二店舗目の、居酒屋橋場がオープン♪

中華を予定していた昨晩、メンバーが急に減ってしまったので、急遽方向転換し、お邪魔してみました。 
今度のお店は、国貿橋南の”飯屋橋場”より我が家からは行きやすい、太平洋百貨店の裏側。。。嬉しいなぁ

お店は入り口の見かけとは裏腹に、とっても大きくてびっくり。

白木のカウンターを配した、中心の大ホールを取り囲むように、個室が取り囲んでいるのですが、造りがちょっと映画のセット?っぽくて、面白い雰囲気です。カウンター内には、こちらも大連でお世話になった”植野さんの”お顔も♪お懐かしい~

まずは突き出し。。三種類のおばんざい(1.だいこんの炊いたん、ゆず味噌添え、2.グリーンピース入り出汁巻き、3.ごぼう、にんじんのきんぴら)が運ばれて、中から2種を選べます。 おだいこんの炊いたん。。。薄味のお出汁と、柚子味噌が美味でした~。 なんだか、ほっとするお味。。。嬉しくなっちゃいます。

メニュー数も豊富で、オーダーも迷う迷う
 
 
ちょこちょこ色々楽しめて気軽な居酒屋。。。こういうお店のの登場は嬉しい限り。

居酒屋とはいえ、とっても雰囲気のある畳の掘りごたつ式個室や椅子席の個室も完備。色々な使い方が出来そうです。

同じ建物内には焼肉の”牛屋”も営業中。そして、間もなくカラオケボックスもオープンとか。。すごいな橋場さん。。。

また寄せて頂きま~す♪

《お店の情報》
居酒屋橋場
北京市朝陽区工体北路4号
機電院股份公司院内
010-6585-3570





美味し水

2007-08-17 | 北京の生活
水道水の水は飲めない中国、飲料・調理などには、ボトルで購入するミネラルウォーターを使います。

我が家では最近、友人から口コミで噂を聞いた、写真のピンクのボトルのこのお水、蘇生水に変えてみました~

以前は、マンションの売店から届けてもらえる、”ネスレ(雀巣)”ブランドの水(1本18ℓ=18元)を使用していました。
一応大手のブランドだし、多分大丈夫。。。と信じてはいましたが、時々「?」と思う匂いがあることや、時々あまりキレイでないボトルのものが来ること、そして、これは元々の水が”硬水”だから仕方ないの?と諦めていましたが、ヤカンでお湯を沸かすとだんだんヤカンの底部分に白っぽい石灰分が溜まることなど。。。多少心配を抱えつつ。。。

食品に関しては、またか!と言うほど、怖いニュースが続いていますが、ここ中国では、飲料水も例外ではなく、流通している飲料水のうち4割に問題あり、との報道もあったり、「水もか。。さもありなむ」と、人事ではありません。

蘇生水(RevivingWater)。。。九龍山(北京市郊外)地下から汲み上げた地下水を高度な逆浸透幕濾過方式により濾過、石灰分や不純物を完全に除去した後、「STS蘇生エネルギー情報水調整装置」。。。(なんだか難しくてよく分からないけど。。) とにかく、このお水は安全、また軟水化されているため、美味しいらしい。。。

1本37元(前のお水の2倍の値段。。。)と水のお値段としては、破格。。。調理にの使うので使用量もかなりのもの。。。これは痛い!けど、致仕方ない。

最初は、あまり明確な違いが分からなかったけど、飲むうちに、今まで感じていた、喉にひっかるような”あの感じ”が無い。。。そしてやはり喉越しが柔らかで美味い! そうなってくると、なんだか体にもよろしいような気もして来たりして。

人間の体は70%水で出来ているそうだし、何でも少しでも安心の出来るものを。。。と、こうして色々な部分で生活コストが上がっていくのね。。とほほ。であります。

《お水の情報》
蘇生水 RevivingWater
STS Project China
有吉露(北京)水環境科技有限公司
電話:5869-6983
URL: http://www.youjilu.com.cn/ 





はみぐわぁ~

2007-08-12 | 北京食べ歩き
先日桃のお話をしましたが、今旬の果物、というと、瓜(うり)もの!

今日は日本ではあまり見かけない、シルクロードの瓜、哈蜜瓜(ハミグワ)をご紹介。

シルクロードの果て、新彊(しんきょう)ウィグル地区の名産のこの瓜。。。新彊ウィグル地区って地図で見ると、本当に西の果て。。。ほとんど、”中東”の地域です。 このあたりの人々は見かけも中国人とは言え、とってもエキゾチックな顔立ち。イスラム教(回教)を信仰しているので、こちらでは、回族(hui zu)と呼ばれています。

ラグビーボール程の大きさ、3kg弱のもので、9元ほど。。。
はい、かなり重いですよ?でも、砂漠の乾燥した土壌で育つせいか、甘さが凝縮して、ほんとに甘~い

あんまり大きいのでいつも買うのを躊躇していたのですが、一度買ったらとっても美味しかったので、最近は半分をayiさんにあげることにして
”シルクロード”のお味を楽しんでおります。

ソルベにしても美味しそうだぁ。。チャレンジしてみます!

Ami's Gallery

2007-08-09 | つれづれ
       
立秋(8月8日)が過ぎたとはいえ、日本もまだまだ暑いようですね? 北京も一時の涼しさはどこへ? やっぱりまだ真夏だったのね~。といった暑さです。

そんな暑さから逃れて。。。草原の中に佇む、赤い屋根の可愛いおうちで避暑はいかが?

今日はアミアミ(amiami)さんの作品をご紹介。

amiamiさんは、手先がとっても器用、そして美術を専攻しただけあって、センスも抜群♪ 絵、編み物、ほか色々。。色々作っては、プレゼントして下さります。

どれも先日の日本帰国の折に頂いたお土産。。。

上の写真のニットの”お家”。。。煙突から煙が出ていたり、家の周りにお花が咲いていたり。。。屋根もちょっとグラデーションが入っていたり、とにかく細かい そして、中にはなんと”オルゴール”が内臓されているんですよ~ホントに可愛いっ~

レースのコースター。。。真っ白で、もったいなくて使えません。。

さらしの綿布も、amiamiさんの”絵心”をもって”刺し子”を施せば、こんな洒落たお台布巾に変身

暖かな手作りの作品の数々。。。いつも本当にありがとうございます

もの作りって、無心になれて本当は大好きなんだすが、なかなか余裕がなくて、出来ない私。。。さらしの”刺し子”なら、図案さえなんとかすれば(amiamiさんに手ほどきを乞いましょう)、私にも出来るかな。。。

なんだか、”創作したい”モードに入っている私です。



胡同のダック屋さん

2007-08-03 | 北京食べ歩き
前門辺りは再開発の波が押し寄せ、古い胡同(フートン)がどんどん取り壊されています。

Taxiも入れないトタンで仕切られた”取り壊し地域”。。。えっ~?? ほ、ほんとにあるの? ダッグ屋さん。。。

お友達の誘導に着いていくと。。。ありました! 赤い看板♪



うわぁ。聞いてはいたけど、ここは連れて来てもらわないと分からないわぁ。。と近づいてみると、なんとも可愛い、手書きの案内表示。。








更にタイムスリップしたような、細い胡同に入っていくと、ありました~


兼ねてより噂に聞いて、来てみたかった烤鴨店(北京ダッグ店)、利群(Li qun)

各界の著名人も数多く訪れるという老舗。。。確かに”古い”ことだけは一目瞭然だけど、知らなければとても"名店"とは思えない”店構え”です。

店内も、「へ。。。?」と拍子抜けするほど、簡素。。。

お世辞にもきれいとは言えない店内。。。使い込まれた”超庶民的~”な食器。。「やっときますか。。念のため」おしぼりティッシュで食器を消毒する私たち。。

そしてサイドディッシュをつまみながら、待つことしばし。。運ばれてきた今日のダックちゃん♪ 南無~









お兄さんの慣れた手つき(当たり前?)で、手早くカットされて行来ます。

わくわく




    そして、じゃ~ん♪ 登場の本日のメインディッシュ
    
程よい脂感、ジューシーなお肉。。。美味でございますぅ。。
  
そして、気に入ってしまったのが、サイドディッシュでオーダーした、鴨肝(yagan)&鴨の腸の唐揚げ。
鴨肝は、程良い塩味で、まるで”フォアグラ”のよう。。。ワインに合いそうだぁ。。 ”腸”。。。と聞いた時にはちょっと不安になったけど、食べてみたら柔らかいスルメ?のような食感でgood!

北京での楽しみの一つでもある”ダック店めぐり”、また一つ良いお店を教えて頂きました。 なかなかワイルドなお店なので、客人をお連れする際には「ワイルドなところ大丈夫?」の確認が必要なお店だけど、私は結構好き♪ 次回はワインの”お持ちこみ”で行きたいな~

《お店の情報》
利群烤鴨店(Liqun Roast Duck Restaurant)
前門東大街正意路南口北翔風11号
電話:6705-5578


なす&桃

2007-08-01 | 北京の生活
 日本では美味しい野菜、特に生野菜をたっぷり堪能して来ましたが、こちらに戻って来て改めて野菜を見ていると、やっぱり”生”で食べれる野菜が少いなぁ。。。雑誌や報道で、次々耳に入ってくる中国の食品に関わるの怖~い話。。。なんだか何を見ても疑心暗鬼に。。。これって意外とストレスです。

と言ってはいても、ここで生きて行くっきゃない私。。。 せめて出来るだけの自己防衛をつつ、野菜はたくさん取りたいもの、ということで、最近良く登場するのが、”中華風ラタトゥユ””です。

先日参加したウー・ウェン先生のところで教えてもらった、北京の丸なす(京都の加茂なすと似ています)とトマトを花生油(ピーナツオイル)でシンプルに炒め煮したものが、簡単で美味しかったので、それに今季節のズッキーニやパプリカも加えて。。。もちろんオリーブオイルでも美味しく出来ますが、花生油を使う方がなんとなくさっぱり仕上がるような気がして、最近のお気に入り♪ 

そして果物。。。ちょっと前までたくさんあった茘枝(ライチ)はすでに姿を消して、夏の果物がたくさん♪ 西瓜、ブトウ、そして”桃” 

特に桃は種類も豊富で、丸くて大きな水蜜桃(すいみつとう)、から黄金桃 etc etc..そして日本ではあまり見かけないこの平べったい桃は蟠桃(pan tao)。おばちゃんには、1斤(500g)15元の水蜜桃をすすめられたけれど、まだ堅くてあまり甘い匂いが無い。。。「柔らかいのは?」と聞くと、「こっちは柔らかいよ」とこの蟠桃(地方によっては、扁桃(bian tao)とも言うようです。)を薦められ、匂いをかいでみると、甘~い香りが♪ こちらは1斤5元。

なんでこんな形になったんだろうねぇ~ なんでも昔”孫悟空”が食べた桃だとか?”不老長寿”の桃とも言われているそうですよ?甘くて美味しい~ 皆さんもお試し下さいね!?