大竹英二のHARMONICAライフ

ハーモニカの音色を心地良い風と共にお届けしています!
コロナになってからはミュージシャンのお弁当も時々up🍱

師匠と呼ばれて

2014-07-22 22:06:08 | Weblog
僕の師匠は続木力(ツヅキチカラ)さん。もうみんな知ってますよね
僕が20歳の時に渡米したのがその切っ掛けです。

友人の誘いで本場の音楽を体験しようと、もう20何年前にもなるんだな~英語も喋れないまま、半年間の学生ビザを取得し、いわば語学留学。
N.Yへ着いたはいいが、結局英語が喋れずに週1回の学校も3ヶ月ぐらいで行かなくなり、夜毎地元のライブハウスへ遊びに行く毎日でした。N.Yの成人は21歳なのでビールも飲めずでもこの頃はお酒嫌いでしたから良かった

ニールヤングのジャケットにも載っているミュージシャン「ハウイ」と言うピアニスト謙ドラマーの誘いで「ダン・リンチ」とかいうお店だったかな?ブルースライブしてるからハーモニカ持って遊びに来いって誘われて…
リーダーがステージでゆる~いブルースにあわせて「カモ~ンエイジカモ~ン」って歌ってたそれを友人が教えてくれて慌てて、鞄からたった1本のハーモニカを持ってステージに上がり、何が何だか解らない内にその夜の1曲目が始まった
ステージを終えてメンバーと話しているうちに、チカラツヅキという日本人のハーモニカプレイヤーが(確か)1週間前にやってきてここで凄い演奏をしたぞと教えてくれた。

その後日本に帰って来てから本人に会った。
その時に聞いた「枯葉」がとても印象的で、今でも忘れられない
まるで天使が情熱的に羽ばたいていて、すぐさまどこかへ飛んで行ってしまうのではないか?という切なさを感じるような演奏。一緒にいないとすぐ海外へ行ってしまうのではないかと思って5年ぐらいファンとして、付き人としてそばにいさせてもらいました。師匠から学んだのはフレーズやテクニックでは無く、音楽とは?その楽しみ方とは?一番大切な事を体感させてもらいました。

何だか夜中に書いているとどんどん長くなってしまいそうで、ここら辺で止めておきますか書きたかった事は、そんな師匠に一度も「師匠」と呼んで無いこと。へたするとハーモニカ吹いていないと普通のオジサンとか言ってしまったかも
そんな自分を最近、師匠と呼んで下さる愛弟子ができました嬉しくもあり、恥ずかしくもあり、責任も感じます。
良いプレイヤーに育ってもらいたいと願うと共に、育てなきゃという焦りも感じます

コメント
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