Johnny Otis - Jimmy Witherspoon

1,Gee Baby/Johnny Otis & Co (Jukebox Lil) 1LP 525円
ジョニー・オーティスとの出会いは....とか考えると、数々のジャンパー/シャウターが出演する「ジョニー・オーティス・ショー」を率いたバンド・リーダーとして70年代の初めにEpicから出た「Live at Monterey」あたりか、いや、Kentから出ていた息子シャギー・オーティスとの「Cold Shot」かも。いずれにしても私に黒人音楽の面白さを教えてくれた一人であります。

本盤はそのジョニー・オーティスが自己のバンドを率いたほぼ最初期(1947～1952)の録音を集めたもの。元々がカウント・ベイシーのオーケストラに憧れてバンド結成に至ったということで確かにそんなジャージーなところもありますが、Mel Walker,Joe Swift,Cathy Cooper,George Williams,Ada Wilson等の熱いシャウターをフューチャーしたサウンドは強烈にジャンプ/R&B。自身が叩くヴァイヴの響きがなんとも良いアクセントに。

80年代にスエーデンのMr.R&B Recordsの別レーベルから出たものですが、アーティスト・ロイヤリティも払っているという正規盤で、見開きのジャケットにはジョニー・オーティスから提供を受けたという40年代から50年代の珍しい写真が満載、ライナーとクレジット関係も至極詳細。実に愛情溢れる一枚です。


2,The 'Spoon Concert/Jimmy Witherspoon (Fantasy) 2LP 105円
ジャズ系ジャンプ・シャウターの2枚組。
ジャケット表面を見てもわからないのですが見開きジャケを開いてよーく見れば、ジャズ・ファンには良く知られるHi-Fi Jazzレーベルから出ていた1959年録音の2枚のライヴ・アルバム「Witherspoon,Mulligan,Webster at the Renaissance」、「At Monterey」を抱き合わせにしたものでした。今では同タイトル「The 'Spoon Concerts」としてまんまCD化されています。
中身はもう定評のあるものですがこの味気ない統一ジャケットでは誰も買いませんね、確かに。妥当な100円盤ですね。