Jahkingのエサ箱猟盤日記

日々これ猟盤 エサ箱漁りの毎日....。

SURF 'N' DRAG

2009年07月28日 | Surfin' & Hot Rod,Eleki Inst.
今年に夏は梅雨が明けた後もスッキリせず、おまけに各地で豪雨による災害が。夏はやっぱサーフィン系の音楽が......とか云う気分にもならず。
とかいいつつ、先日見つけたコンピを。


1,SURF 'N' DRAG and Other California Action Sound/V.A. (WB) 1CD 840円
ワーナー/リプリーズ系の楽曲を集めた1990年発売のコンピレーション。ライナーの萩原健太氏が冒頭で「これは嬉しい一枚」とか書いていて少なくとも氏が選曲に関わったものではないみたい。日本編集? 違うような気もしますが。

Barry & The TamerlanesのBarry DeVorzonがJohn Buck&The Blazers名義でCadenceから出した"Forbidden City"と正体不明The Timersによるアストロノウツのカバー"Competition Coupe"、ジェリー・マギーの"Walkin'"の3曲を除くとジャック・ニッチェ、ルーターズ、アヴァランシェズ、マーケッツ、メル・テイラー、デュアン・エディとそれぞれの知られたアルバムからのカット曲で今となってはあまり美味しさはなくなってしまったCD。ただ本盤が出た1990年時点では初CD化曲満載で大いに重宝がられたものだったはず。
それにしても、上記3曲についての解説はあまりに手抜き、こういうマイナー曲だからこそちゃんと調べて欲しかったところ。全体的にも健太氏らしからぬツメの甘いライナーになっています(20年も前に書かれていたものですから、今頃突っ込むのは気は引けますけど)。

私のこの中でのイチオシ曲はメル・テイラーのアルバム「In Action/Mel Taylor and the Magics」からのカット曲でダニー・ハミルトン作の"Bullseye"。同じダニー作の"Diamond Head"を思わせる最高にかっこいい曲と演奏、エレキ・インストとして出色の出来です。ベンチャーズもタイトルを変えて演っていました。
次がアヴァランシェズの2曲でしょうか。デュアン・エディのナンシー・シナトラのカバーでBootsをGuitarに変えた"This Guitar was Made From Twangun'"はタイトルが秀逸。邦題は勿論"にくいギター"でしょう。

ということで、私のイメージするサーフ&ドラッグとはチト違う楽曲が多かったりするのですが、いずれの曲もメージャー制作だけにキッチリと作られていて楽しめたことはたしか。

1.The Lonely Surfer(Jack Nitzsche)
2.Summer Night(Jack Nitzsche)
3.Rumble(Jack Nitzsche)
4.The Last Race(Jack Nitzsche)
5.Competition Coupe(The Timers)
6.Forbidden City(Jhon Buck & his Blazers)
7.Let's Go(The Routers)
8.Sting Ray(The Routers)
9.Telstar(The Routers)
10.Pipeline(The Routers)
11.Ski Surfin'(The Avalanches)
12.Avalanche(The Avalanches)
13.Out of Limits(The Marketts)
14.Woody Wagon(The Marketts)
15.Batman Theme(The Marketts)
16.Drums A Go-Go(Mel Taylor)
17.Bullseye(Mel Taylor)
18.Bang Bang Rhythm(Mel Taylor)
19.Walkin'(jerry McGee & The Cajuns)
20.This Guitar was Made From Twangun'(Duane Eddy)
21.Daydream(Duane Eddy)

本CDですが、水着女性の後姿のジャケットの再発ものも存在します。

John Buck & The Blazers - Forbidden City


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4 コメント

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SURF 'N' DRAG and Other (uni)
2009-07-28 10:21:11
私もついジャケ買いしてしまいました。
LPだったかな?
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蛇足 (通りすがり)
2009-07-28 21:54:05
> 正体不明The Timersによるアストロノウツのカバー
というよりも、
Gary Usher の Hot Rod U.S.A. という、
時々出てくる、怪しげなコンピにも収録されているもので、
Gary Usher 自身の覆面バンドによるセルフカバーでしょう。

さらに、The Avalanches の 2曲は、多分、この時点で
日本でのリリースが初ではないでしょうか。
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SURF 'N' DRAG (Jahking@管理人)
2009-07-29 09:18:24
コメント有難うございます。
お二人ともお持ちの様子でこのCD、そこそこ売れたものなのでしょうか。

また出てきましたね「Hot Rod USA」。見たら1曲目がこの"Competition Coupe"でした。
The Avalanchesはアナログ時代には出ていたと思いますが、CDでは本邦初でしょうね。
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COMPETITION COUPE (XTRAX)
2010-03-08 02:19:56
実の処、「COMPETITION COUPE」を最初にリリースした、オリジナル・グループは、THE TIMERS
(1963年)なのです。その後同年に、THE CUSTOMS,THE ROAD RUNNERS,がカヴァーをしていますが、この2つのグループもGARY USHER の覆面バンドです。それから、1964年、THE ASTRONAUTS のカヴァーがリリースされた。

THE AVALANCHESは、管理人さんの言う通りですね。僕もLPを購入しました。

「HOT ROD USA」のCDは、GARY USHER 好きな方には、良いCDだと思いますが、一応、BOOT-LEG なので、「売切れ御免!」という感じです。
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