Jahkingのエサ箱猟盤日記

日々これ猟盤 エサ箱漁りの毎日....。

Bugsy Maugh

2018年04月27日 | 60's,70's Rock
1,Bugsy/Bugsy Maugh (Dot) 1LP 540円
やっと見つけました、バグシー・モーフのファースト・アルバム。去年の夏にセカンドを見つけて以来その遭遇を今か今かと待ち焦がれていたもの、渋谷HMVの床置きの安価箱から出てきました、ひょっこり。

バグシー・モーフの簡単なプロフィールは先の記事をご参照ください。また、「Inside Bugsy」を取り上げた先の記事ではこれをファーストとしていましたが、レコード番号を確認、今回入手した「Bugsy」がファースト、「Inside Bugsy」がセカンド、でした。

ホーンを入れてのファンキーなR&B、ブルースからバラードまでという音楽性はセカンドの「Inside Bugsy」と変わりませんが、聴いてびっくり、そのサウンドは全くと云っていいほど違います。ジェイムズ・バートンをはじめとするスタジオ・ミュージシャンがバック付けるそのセカンドに対し、このファーストはドラムスはフィリップ・ウィルソン、サックスにデヴィッド・サンボーン、キース・ジョンソン、トランペットにジーン・ディウッディ、ギターにバジー・フェイトンというバグシーも参加していた67年から68年に掛けてのポール・バターフィールド・ブルース・バンドの主要メンバーがバックを務めていて、あたりまえながらそのサウンドはバター・バンドにかなり寄ったものになっているのです。バターバンドの「In My Own Dream」が死ぬほど好きな私としてはそこに入っているバグシーが作ってボーカルをとっている"Mine to Love" "Morning Blues"が思い出されてニンマリ。バターバンドのその2曲もバジーがアレンジまでもやっていたことが分ります。

ファルセットをまじえる独特の唱法のボーカルファンキーなR&B/ブルースサウンド、今後も再評価/注目を浴びるようなアルバムでは決してないのですが私にとっては今後も忘れられないアルバムになりそうです、が、出会うのが遅かった、もっと早く出会っていたかった、痛恨の極み。



Side A
A1 Let Me Fix Your Business
A2 As We Travel
A3 What About Love ?
A4 Cross-Cut Saw
Side B
B1 I Love The Way You Love
B2 Away
B3 Have A Little Heart
B4 It All Comes Back To Me



Bugsy ‎– As We Travel




バターバンド時代のバジーが作曲しボーカルをとった曲を
Paul Butterfield Mine to Love




コメント (2)    この記事についてブログを書く
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2 コメント

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ついに (lts)
2018-04-28 20:17:04
jahkingさん、ついにやりましたか!実は自分も同じ渋谷H店(上の棚だったと思います)から発掘しました。こんな気色悪いジャケを見たこともなく、どう見てもサイケであり、黒地赤文字レーベルになってからBlues Rock, Heavy Psych的なレコをリリースるようになったDOTレーベルだったので迷わず購入。確か同じような値段だったと思います。

そして帰ってから調べてこれが、Paul Butterfield Band のベーシストと知りました(Jahkingさんと真逆です)。内容は私好みでもあるBluesyかつサイケ色もあり大満足でした。ちなみに私も Paul Butterfield / In My Own Dream は大傑作だと思います(特にA-1)。あ~好みが被りますねぇ。

ちなみに、新たに開店した新宿Disk Union1F店に本日行ったんですが、余りの人の多さ(多数の多国籍外国人バイヤー含む)に圧倒され、無念の撤退を余儀なくされました(トホホ)。
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Re:ついに (Jahking@管理人)
2018-04-29 09:01:09
ltsさん、、お陰様で見つけることができました。こんな盤を探していた奇特な人は私くらいなものでしょうね(笑) 同じHMVですか、現地買い付け品でしょうが、本国ではそれなりに売れたのでしょうかね。
「In My Own Dream」の1曲目"Last Hopes Gone"はホーン入りバターバンドの曲の最高傑作、間奏24小節を吹き切るデヴィッド・サンボーンのアルト、悶えます。

新宿レコードDU、そんなに混んでますか! この連休に私も行こうかと思っていましたが、ズラしましょう、情報有難うございます。
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