1,Duet/The Illiois Speed Press (Columbia) 1LP 550円
その名の通りシカゴで結成された5人組ですがその後の活動はウエストコーストに。1968年のファースト・アルバムに次ぐ1970年のセカンド・アルバム。5人組だったのが2人組になっていました。その二人とは後にジム・メッシーナの後任としてポコに参加するポール・コットン、後にハーヴェイ・ブルックスと共にファビュラス・ラインストーンズを結成するカル・デヴィッド。でもってアルバムタイトルもズバリ「デュエット」。プロデュースはThe West Coast Pop Art Experimental Bandいたマイケル・ロイド、エグゼクティブPはジェムズ・ウィリアム・ガルシオ。
二人のスタイルは対照的でポール・コットンはアコギ主体の爽やかなカントリーテイスト、カル・デヴィッドは歪みエレキでボーカルも渋いブルージーな趣。このハーモニーと2本のギターが絶妙に絡まってメロディアスな楽曲と共に素晴らしいアルバムに。1曲目に二人のギターの絡みで聴かせるインストナンバーを持ってきたことからもギターの腕前に相当な自信があったのでしょう。A面4曲目はストリングスにオーケストラも使った組曲、目くるめく展開でこのあたり如何にもウィリアム・ガルシオの香りが。
しかし、まぁ、こんなに素晴らしいアルバムのColumbiaオリジナル盤(2Eye 360 Soundレーベル)がこんな値で転がっているってどういうことだろう? って、同じことをつぶやく某音楽ライター氏のツイートを最近見ました、DUさんではどこでもこんな値で転がしているようです。
Side A
A1 Country Dumplin'
A2 Sadly Out Of Place
A3 The One Who Knows
Dearly
A4.a I Dearly
A4.b II Bittersweet
A4.c III Random Roads (And His Big Band)
A4.d IV Dearly Theme Reprise
Side B
B1 Morning Blues
B2 Bad Weather
B3 The Life
B4 The Visit
B5 Seventeen Days
The Illinois Speed Press - Country Dumplin' (1970)
The Illinois Speed Press - Morning Blues (1970)
オール・コットン作のこの曲はポコでも再演されていましたね。
THE ILLINOIS SPEED PRESS - Bad Weather (1970)
YouTube - The Illinois Speed Press - The Visit.mp4
2,Brief Replies/Ten Wheel Drive with Genya Ravan (Polydor) 1LP 550円
後にソング・ライター/プロデューサーとして大成するマイケル・ゼーガー、紅一点シンガー、ジェニア・レイヴァンを含む大所帯のブラスロック/ジャズロック・バンド。1970年のセカンド・アルバム。
BS&T、シカゴを皮切りに、チェイス、ドリームス、ライトハウス、コールド・ブラッド、ガスマスク、ローディング・ゾーン、イラストレーション、ママズ・アップルパイ、ラスタス等々、あまたあったあの時代のブラス入りバンド、そんな中でもファンキーでうねるような演奏と圧倒的迫力の嗄れ声で歌うジェニア・レイヴァンのボーカルで抜きんでていたのがこのテン・ホィール・ドライブ。後にソロになるジェニアが在籍していた時期の3枚のアルバムは当時日本でもポリドールから発売されていましたね。
Side A
A1 Morning Much Better
A2 Brief Replies
A3 Pulse
A4 Come Live With Me
Side B
B1 Stay With Me
B2 How Long Before I'm Gone
B3 Last Of The Line
B4 Interlude: A View Of Soft
Ten Wheel Drive "How Long Before I'm Gone"
Ten Wheel Drive - Last of The Line
TEN WHEEL DRIVE - brief replies
その名の通りシカゴで結成された5人組ですがその後の活動はウエストコーストに。1968年のファースト・アルバムに次ぐ1970年のセカンド・アルバム。5人組だったのが2人組になっていました。その二人とは後にジム・メッシーナの後任としてポコに参加するポール・コットン、後にハーヴェイ・ブルックスと共にファビュラス・ラインストーンズを結成するカル・デヴィッド。でもってアルバムタイトルもズバリ「デュエット」。プロデュースはThe West Coast Pop Art Experimental Bandいたマイケル・ロイド、エグゼクティブPはジェムズ・ウィリアム・ガルシオ。
二人のスタイルは対照的でポール・コットンはアコギ主体の爽やかなカントリーテイスト、カル・デヴィッドは歪みエレキでボーカルも渋いブルージーな趣。このハーモニーと2本のギターが絶妙に絡まってメロディアスな楽曲と共に素晴らしいアルバムに。1曲目に二人のギターの絡みで聴かせるインストナンバーを持ってきたことからもギターの腕前に相当な自信があったのでしょう。A面4曲目はストリングスにオーケストラも使った組曲、目くるめく展開でこのあたり如何にもウィリアム・ガルシオの香りが。
しかし、まぁ、こんなに素晴らしいアルバムのColumbiaオリジナル盤(2Eye 360 Soundレーベル)がこんな値で転がっているってどういうことだろう? って、同じことをつぶやく某音楽ライター氏のツイートを最近見ました、DUさんではどこでもこんな値で転がしているようです。
Side A
A1 Country Dumplin'
A2 Sadly Out Of Place
A3 The One Who Knows
Dearly
A4.a I Dearly
A4.b II Bittersweet
A4.c III Random Roads (And His Big Band)
A4.d IV Dearly Theme Reprise
Side B
B1 Morning Blues
B2 Bad Weather
B3 The Life
B4 The Visit
B5 Seventeen Days
The Illinois Speed Press - Country Dumplin' (1970)
The Illinois Speed Press - Morning Blues (1970)
オール・コットン作のこの曲はポコでも再演されていましたね。
THE ILLINOIS SPEED PRESS - Bad Weather (1970)
YouTube - The Illinois Speed Press - The Visit.mp4
2,Brief Replies/Ten Wheel Drive with Genya Ravan (Polydor) 1LP 550円
後にソング・ライター/プロデューサーとして大成するマイケル・ゼーガー、紅一点シンガー、ジェニア・レイヴァンを含む大所帯のブラスロック/ジャズロック・バンド。1970年のセカンド・アルバム。
BS&T、シカゴを皮切りに、チェイス、ドリームス、ライトハウス、コールド・ブラッド、ガスマスク、ローディング・ゾーン、イラストレーション、ママズ・アップルパイ、ラスタス等々、あまたあったあの時代のブラス入りバンド、そんな中でもファンキーでうねるような演奏と圧倒的迫力の嗄れ声で歌うジェニア・レイヴァンのボーカルで抜きんでていたのがこのテン・ホィール・ドライブ。後にソロになるジェニアが在籍していた時期の3枚のアルバムは当時日本でもポリドールから発売されていましたね。
Side A
A1 Morning Much Better
A2 Brief Replies
A3 Pulse
A4 Come Live With Me
Side B
B1 Stay With Me
B2 How Long Before I'm Gone
B3 Last Of The Line
B4 Interlude: A View Of Soft
Ten Wheel Drive "How Long Before I'm Gone"
Ten Wheel Drive - Last of The Line
TEN WHEEL DRIVE - brief replies
テン・ホイール・ドライブも、久々に聞いてみるとかっこいいです。ジェニア・レイヴァンに加え、デイブ・リーブマンや(ここではいませんが)ビル・ワトラスまで在籍していたんですね。ここにあげられている他のブラスロックバンドも久々に聞いてみたくなりました。
illinois pocoに呼ばれたらしいですが納得ですね。
ten wheelこのアルバム曲によっての楽器の定位とエコー処理が面白いですね(prime musicで聞いたのでアナログ盤とは違うかも)レイヴァンの歌なんとなくジャニスを思い出しました。良いものを知りました有り難う御座います。
スピード・プレス、CBSソニーの「イッツ・ア・ビューティフル・ロック・デイ・シリーズ」で出たんでしたね、確か。80年代の頭頃でしたか、私はそのソニー盤で初めて聴きました。久し振りの再購入だったのですが、あらためて聴いてやっぱり素晴らしいアメリカン・ロックだなぁと再認識しました。
テン・ホィールにデイヴ・リーヴマンが在籍していたのですか、それは知りませんでした。マイルス・バンドに入る前ってことですね。
>woopeeさん
スピード・プレスはおすすめです。
70年前後に出てきた女性ロックシンガーって殆どがジャニスを意識しているんじゃないかと思うほど、その影響力は凄かったですね。
それにしてもロックに限らず、忘れられたもしくは再評価による新たな脚光が当たらないレコってホント安いですね。ポール・コットンの流れから言ってもコロンビア後期ABC時代のポコなんてほとんど捨て値ですもんね。もっともポコの人気がもっと有ればイリノイの聴かれ方もまた違っていたかも知れませんけど。
因みに私はこの時期のポコの安レコを拾ってきては楽しんでおります。
あまりにあっけらっかんと明る過ぎるのがマニア心を揺さぶらないのかなぁ、とも。まぁいいのですが、何か悲しいですね。