Jahkingのエサ箱猟盤日記

日々これ猟盤 エサ箱漁りの毎日....。

Bugsy Maugh 1969

2017年08月20日 | 60's,70's Rock
1,Inside Bugsy/Bugsy Maugh (Dot) 1LP 880円
バグシー・モーフ、この名を聞いて、はて、どれだけの人がうなづくのでしょうか? 
ポール・バターフィールド・ブルースバンドのマイク・ブルーム・フィールドが抜けてホーン陣をいれて再編した最初のアルバム1967年の「The Resurrection of Pigboy Crabshaw」と翌68年の「In My Own Dream」に参加していたベーシスト、です。「In My Own Dream」では曲提供のみならずリードボーカルまで取っています。そんなことで、バターバンドのファンの私としては昔からその名はしっかりと刻まれてはいました。が、中古屋さんで以前からなんども目にしていたこのDot盤があのバグシー・モーフのリーダー作だった知ったのはそう昔のことではありません。いざ気にし出すと見付からないものでヤキモキしていながらも先日やっと渋谷DUで遭遇、ホイホイ買ってきました。

いざ聴けばそのバターバンドで聴けた個性的なソウルフルな歌声がそのまま出てきて思わずニンマリ、そのバターバンドで聴かせてくれた自作の"Morning Blues"さながら、重いビートにソウルフルなホーンが入ったR&Bサウンド。これはなかなかに聴き応えあります。

キャリアを調べてみるとバターバンドへの参加から2枚のソロ作、それにトッド・ラングレンの「Something-Anything」への参加と60年代後半から70年代にかけてが活動のピークだったようで以降は地元での音楽活動をしていたようです。2000年にはネブラスカ州からフォール・オブ・フェイムに選ばれたそうな。また、地元で結成されている自己のバンドでの最近のライヴ映像がごっそりアップされていて今もご健在の様子です。

未聴ですが翌1970年には同じDotからもう一枚アルバム「Bugsy」を出しています。こちらにはバターバンドでの朋友、トランペットのジーン・ディウィッティからデヴィッド・サンボーン、バジー・フェイトンが参加しています。こちらもそのカラフルなジャケットだけは昔からお馴染み、近いうちにまた遭遇することを願うばかり。



Bugsy - I can tell



Bugsy Maugh




Bugsy Maugh and The Insects at Joe Stock 2010 - Shake'em down




バターバンド時代、自作曲を歌うモーフ氏
Paul Butterfield - Morning Blues.wmv

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7 コメント

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Bugsy Maugh (Gravenites)
2017-08-20 12:01:08
この人のアルバムは二枚とも持っています。あのビブラートする独特の歌で、二枚もソロアルバムを作るのは、エレクトリック・フラッグのベーシストのハービー・ブルックスのベース教則レコードとは意味が違います。

とにかくバグシーさん、名前の読み方やその歌声、バタフィールド・バンドでの位置、ソロアルバムのサイケ・ジャケットなどどれを取っても不思議な存在な人です。
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Re:Bugsy Maugh (jahking)
2017-08-20 12:28:34
そうてすよね、Graさんならお持ちだと思っていました。ところで、この人のお名前、現地では何と発音するのでしょうか?私は勝手にモーフって読んでいるのですが。
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Unknown (しみへん)
2017-08-20 14:34:40
ギターがジェームスバートン

CDは出てないですかね?

私はモーかマフと思ってました
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Unknown (lts)
2017-08-20 20:25:51
こんばんは。
私はサイケな2ndのみです。確かこんなにR&Bしてなかったと思います。ちなみに入手したのは同じく渋谷のHMVでした。私も3桁で1stをゲットしたいです。
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Re:Bugsy Maugh (Jahking@管理人)
2017-08-20 21:13:40
>しみへんさん
CDは知る限り出ていないと思います。
確かに「モー」というのが近いのかもしれませんね。

>itsさん
2ndはジャケットだけでなく中身もサイケですか、R&B風味も無いとなると1stとはメンバーが違うだけでなくサウンドも相当違うようですね、それはそれで益々欲しいところです。


しかし、Graさんも仰っていましたけど、バターバンドで4曲もリードボーカルを取って、自作曲も取り上げてもらってるってバンドの中での存在感は相当なもの、バンドに加入した時点では無名の人だったはず、確かに不思議な存在な人です。
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Bugsy Maugh (Granvenites)
2017-08-20 22:54:02
この人の名前と苗字両方をアメリカ人でも最初から読める人は少ないと思います。私の「解釈」だと「バグシー・モー」でしょうかね。もともとがどこの国の人なんでしょう?

マイク・ブルームフィールドが抜け、豹変したバターフィールド・ブルーズ・バンドの個性を支える一人なのでしょうが、1967年のモンタリー・フェスティバルのフィルムでも確認出来ます。

出身が珍しいネブラスカ州とか、ヘタウマすれすれの歌い方、担当がベースで、2枚のソロアルバムを連続して作ってしまう、内容とは無関係なサイケ・ジャケット、おまけにトッド・ラングランへの参加とユニークな経歴と背景を持った人ですが、実力はかなりあるのは何となくわかります。私には初期のバリー・ゴールドバーグのような存在です。

1967年頃のブラス入りのバターフィールド・ブルーズ・バンドも考えてみるとすごい顔ぶれでした。
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Re:Bugsy Maugh (Jahking@管理人)
2017-08-21 08:20:48
>Graさん
そうですか、アメリカでも極めて珍しい姓名なんですね。
バターバンドのベーシストだった人がバンドを抜けたらDotなんて大手レーベルから2枚もソロアルバムをリリース、以後はメジャーシーンからは音沙汰無し、が、そこから40年も経った最近のバグシー自らのバンドのyoutube映像を見れば地元ではヒーロー如し、ネブラスカ州からはホール・オブ・フェイムだそう。所謂ミュージシャンズ・ミュージシャンなのでしょうか、遠い島国のファンからすると不思議な人ですね、実に。
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