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短簫 タンソ ダンソ DANSO from KOREA

2009-06-15 | 楽器
近くて遠い国??韓国の伝統楽器で”短簫”という縦笛がある。
尺八やケーナと同類のエアーリードの縦笛。節のある竹を使っており、形的には尺八っぽいが、吹き口はケーナの吹き口をごく小さくしたようなU形で内側だけを削ってある。指穴は前4、後1なのでこれまた尺八っぽい。
ソロ

ギターとのデュオ

知り合いに韓国土産で頂いたもの1本持っているのだが、吹き方はかなり繊細な息のコントロールが必要だ。ケーナの吹き方では最初音が鳴らない。繊細な息の調節をして、細く長い音が出るようになる。

こちらは横笛テグム deaguem)Dahyang

こちらも韓国土産で頂いたものを1本持っている。吹き口が普通の竹横笛と比べとても大きいのが特徴で音がかすれ気味になる。そこがテグム独特のハスキーな音色の魅力なのかもしれない。ビブラートのかけかたも独特なものがある。首振りビブラートは尺八のようでもある。


ロンダドール職人

2009-04-27 | 楽器
オタバロのフェリアで顔見知りになった、管楽器職人のホセ・カルロス氏を紹介します。最初エクアドルに行った2005年に知って、去年の2月に再会できました。彼の家にもお邪魔したのですがオタバロからバスで20分くらい、パンアメリカンハイウェイを北上、途中のサンロケという大変のどかなところでした。庭には鶏が放し飼い、食用モルモットのクイが飼われていました。楽器はヨーロッパ方面には輸出しているとか。最近はパンフルートも作っているようです。その暮らしぶりは必要最小限の質素なものでした。彼はオタバロで日曜と土曜に出展しているようです。彼の作るロンダドールは細めの管で縛り方もとてもきっちりと作られていて丈夫です。オタバロに行く機会があったら、フェリアで探してみて下さい。
土曜のフェリアではテントが多すぎて見つけにくいかもしれません。日曜ならポンチョ広場で出しているのですぐに分ると思います。
KAWSAY



ケーナや笛との出会い、想い出

2005-07-15 | 楽器
左から順に、エジプトのナイ、チュニジアのカスバ、韓国の短簫(タンソ)、日本の古代尺八、ケーナ(ボリビア)、ケーナ(自作)、ケナーチョ(自作)、尺八(1尺8寸)です。写真と関係ありませんが出合った順番は、尺八 → ケーナ → サンポーニャ → ロンダドール → フルート → ナイ、カスバ → 短簫 → ドゥルサイナス → 洞簫 → 古代尺八 です。私がケーナ製作を始めた時はなんと本物のケーナを見た事が無かったのです。製作の手がかりが全くなかったにもかかわらず作っていたあの笛はケーナといえるかどうか?あの笛はいったいどこへいったんだろう。