TS-990S その１３

　ちょっと焦ったんですわ．

　突然，受信音がかすかに残響する様になったので，故障か？　って焦りました．
　ただ，何か操作をした後だったので，それを探すのも大変でした．

　丁度，エコーを伴ってフワフワ聞えて来る様な感じだったので，最初はそんな信号かと思っていたんですけど，どの信号を聞いても同じ状態．

　７ＭＨｚの空でして，サイドのカブリがかすかに聞えて来たので，どのレベルまで除去出来るかを，色々試していた時でした．

　ノッチ，オートノッチやノイズリダクション機能をＯＮ／ＯＦＦしていたわけ．
　ＬＥＤのインジケータが光ると動作状態が判るので便利なのですけど，ＢＣボタンにはインジケータが無いのです．
　ＢＣはビートキャンセラーの略でして，動作はＢＣ１とＢＣ２の二通りあります．
　ＢＣ１は，連続したビートで，ＢＣ２は，ＣＷの様な断続したビートの除去に切り替えて使います．

　　　　　

　ＢＣボタンはインジケータの無い代わりに，メインディスプレーに表示されます．
　このインジケータは何？　ってマニュアルとニラメッコ．
　ＢＣボタンは知っていたのに，ＢＣインジケータは気付かず．
　アララ，こいつか？　で動作を止めると正常な信号音に戻りました．

　そのフワフワさせている原因はこのＢＣボタンだったわけ．
　混信除去機能って，アナログ信号程，はっきりと信号音が変わる事はないのですけど，やはり，この手のボタンを押すと，少し信号音に変化があるのは致し方ない事だと思います．
　逆を言えばそれだけ，混信除去機能をＯＮにしても目的の信号は可能な限り自然な音に再現出来る様になったのでしょう．
　まぁ，それでも若干ですが音の変化が判りますけどね．

　ＴＳ－９９０Ｓユーザーの皆さん，ご注意を．
　いや，ホント焦ったぜ．