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アイコム製マイクの Up/Down SW その1

2019-12-02 | 日曜電子工作
 Up/Downスイッチの付加装置を検討中です.

 アマ無線系のメーカ製マイクには,PTTとUp/Downのスイッチはまず付いてるでしょ.
 その中でアイコム製マイクのUp/Down用端子は一つしかなく,回路上で抵抗を介して電圧制御している様子です.
 470Ωの抵抗がある側のスイッチでDown,抵抗のないスイッチでUpと上手く使っています.

 ところが,アイコム製(IC-706MKⅡ)の無線機で使う時は問題ないのですけど,他のメーカー(ヤエス:FT-4800)で使う時が問題なんです.
 他のメーカは,マイクコネクタにUp/Down端子がそれぞれあるからです.
 つまり,他のメーカで使う時,そのUp/Downスイッチはどちらかしか動作出来ないのです.
 これまでは,Up/Downスイッチを使う事はまず無く,気にしていなかったんですわ.
 HF帯を主にしているのと,自宅でV/UでQRVする時は,ほぼ決まった周波数しか使わないのと,バンド全体が静かなので使う必要がなかったわけ.
 浦安時代,V/UのQRVはほとんど無かったのと,栗原赴任時も必要性はありませんでした.

 さて,去年から八潮に住み始めFMモービルトランシーバを部屋で使う機会が増えて来ました.
 都内とその近県は,6m~430MHzがアクティブで休日は移動運用も良く聞こえ,80年代~90年代程ではないですが,賑やかなのに驚いてます.
 特に430MHzの賑やかさには驚きまして,バンドが広いからUp/Downのスイッチとスキャンの必要性が強くなって来たのですよ.

 各メーカのハンドマイクを無線機毎に使えば良いのですけど,部屋で使うのは邪魔です.
 八潮ではアイコム製のスタンドマイクSM-8を使っていまして,これは,2本のケーブルが利用出来るので,アイコムとヤエス2台の無線機を接続出来て便利なんです.
 ところが,アイコム製なので,ヤエスのFMモービル機だとそのUp/Downが使えないわけですよ.

 以前から,コンパレータ回路を応用して使えないかと考えたのですが,回路的にうまく行かない.
 それは,アイコムオリジナルのUp/Down端子から先の付加回路になるわけで,単純にコンパレータだけを使う浅学なスキルでは無理.
 AVR(Arduino)使うかとも思ったのですけど,何でもAVRってのは仰々しくて没.(最後はそれで行くかと考えてますけどね.

 フト,IC-2KLの自動バンド切換はオーディオ用レベルメータICを使った電圧制御で切換ているので,これの応用で出来るかも知れないと思ったわけ.
 ネット検索して見付けたのがLM3914を使ったFT-817の記事でして,実は,以前から知っていたHP.でした.
 随分前になりますが,FT-1000MPとIC-2KLをシンクロする時に参考にしていたHP.でして,自分の中でやっとバンドデコーダとUp/Down切換がシンクロしたんですよ.
 ただ,その発想へたどり着くまで時間がかかるのは,機械屋の電子工作なんで浅学の辛さですわなぁ.

 さて,即行で秋月へ出かけて購入しまして,ブレッドボードで回路を構築中です.
 まずは,アイコムのUp/Down回路と後段に加えた分圧回路を作ってテストラン.

     

 計算値に近い電圧構成が出来たのですけど,分圧回路は後段の負荷によって抵抗値が変化して,電圧も変動してしまうのが欠点.
 電圧制御で2回路を切換えるだけなので,切換え可能な電圧まで変化があれば良いだろうでそれ程シビアではないのですが,半固定抵抗で調整出来る様にしています.

 そんなわけで,バンドデコードではないので,少しラフに考えてます.
 そうそう,LM3914の回路は,只今テスト中です.



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