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2mのGPと八木のスタック化 製作編

2024-09-01 | 日曜電子工作
 こんな事,誰もしないとは思ったんですが,ネットで検索したらヒットしたんですよ.

 ンで,その記事を読んだら,やれない事では無い様子.
 一般的な話だと八木アンテナのスタックは電力比の3dB(2倍)Up程度だそうですが,それはあり得ないのは判ります.
 どんなアンテナ特性になるかも楽しみなので,2FベランダにセットしたGPと2エレ八木でテストする事にしました.

     

 事の発端は,現在2Fベランダに144/430MHzのGPを上げて2Fシャックで使っています.
 フト,栗原赴任時代にどちらの周波数も2エレ動作になる八木を作っていたのを忘れてました.
 移動運用で使えれば良いかと思っていたんですけど,自宅へ帰ったら144/430MHzで使える2/3エレ動作の八木アンテナはあるから物置の棚に置いたまま.
 それならと2FのGPアンテナのマスト下部にセットして切替て使うかと思ったんですけど,同じ周波数帯で50Ω給電だからスタック化が出来るかと思ったわけ.

 そんなわけで,スタックケーブルを作るか買うかですが,ネットでも製作記事がありますのでそれを参考に作りました.
 メーカーでも販売していますが,結構しますからテスト用には購入出来ませんわ.
 同軸ケーブルは手持ちの3D-2Vと3C-2Vをネットで2m程切売り購入.(ケーブルの長さは,後述します)

 2Fベランダのアンテナは,2Fシャック用で数mしか離れていないので3Dサイズにしています.
 スタックケーブルの分岐するところまでの接続は,この方の記事を参考に直付けとしています.

 作り方は,まず木製のジグに同軸をセットして芯線をハンダ付け後,ビニル袋を細いテープ状にして接続部に巻いてハンダゴテの熱で溶着.

     

 その上をパイプ状の真鍮板を巻いて,真鍮板とシールド線をハンダ付け.

     

 強度的にはそれなりに仕上げる事が出来ました.
 分岐点の3D-2Vとの接続も同様に直付け.

     

 テストなので同軸コネクターを極力使わない様にしています.
 M型コネクターのハンダ付けしてダメだったら,外すのも大変だし,ダメなら今まで通りに使えば良いだけなので,費用は出来るだけリーズナブルに.

     

 それと,昔作ったGP基台部のラジアル用アルミ板に亀裂が有ったので,ジャンク箱から持って来た少し厚めのアルミ板で手直し.

     

 ノンラジアルタイプのモービルホイップなので,元々ラジアルは不要ですが有った方が良いだろうでリペア,またしばらく使えます.
 ここまで仕上げたのは,丁度台風10号が通過中でガレージで雨を避けながらの作業(30日),取付けは雨が止んでからと一旦延期でした.
 ちなみに最初に上げたのは2007年3月なので,17年前の事で随分と過ぎましたねぇ.

 昨日の31日はそれほどいわきは影響無さそうで,雨が止んだところで完成したケーブルを使い仮設してアンテナアナライザーFA-VA5でSWR測定です.
 144MHz:

     

 144MHzのSWRはもう少し下がってほしかったけど,周波数帯域でほぼ1.5です.

 430MHz:

     

 430MHzのSWRは少し暴れてますが,1.1~1.6に収まってます.
 直付けだからUHF帯は少し心配だったけど,思ったほど悪くは無いです.

 スタックケーブル寸法(単位:mm)は下記の通り↓

     

 346mmは145.00MHzの1/4λに同軸の短縮率(0.67)を乗じた長さ.
 435.00MHzの3/4λは145.00MHzの1/4λになる長さだから使えるはずと判断して仕上げたらその通りでした.
 当たり前の話ですが,実際にやってみると数字は正直,嬉しくなりましたよ.
 ちなみに,直付けでも出力50w程度,インピーダンスやメカ的な強度を注意して仕上げたら,144MHzはまずOK,430MHz辺りまでは大丈夫そうですね.

 何とか使えそうなので,このままテーピングしてセット
 飛びとかはこれからなので,スタック化の効果はまた後日お伝えします.


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