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JT65-HF 運用記/JA1DEQ

JT65-HF運用解説書をWebに公開しました。CQ誌2011年4月号に掲載したJT65-HFの紹介の続きです。

JT65AのQSLカード交換は主に“eQSL”が使われています

2011-11-09 08:17:13 | アマチュア無線

 SSNの90日移動平均値は、相変わらず単調増加で現在は100を突破し、11月9日朝103となりました。SSNの上昇で High Band とりわけ10m帯が良く開けております。  Cycle 24のSSN予測については、諸説あり悲観的な説では100程度が最高との予測まであるようです。しかし90日移動平均値の推移から小生はまだ期待できるのではと考えております。当たるも八卦当たらぬも・・・ですが。Hi

 さて表題に書きましたように、小生の少ないJT65Aの運用実績から「JT65AのQSLカード交換は “eQSL” が多い」と言えます。ご承知の方も多いと思いますが、今回は当局の分析を含めて述べてみます。

 JA1DEQ局の2011年1月~10月の運用実績を分析し「eQSLによる返信率」をてみますと、SSBとCWはほぼ同じで1~2%、RTTY/BPSK31は約35%でしたが、JA65Aによる交信では何と約45%がeQSLによる交換でした。サンプル数も約600局とあまり多くありませんが、JT65A運用者の半数近くがeQSLを使っていることが分かりました。

 この結果からディジタル・モードでeQSLが多く使われており、JT65AはむろんRTTYやBPSK31を多用される場合には、eQSLへの登録が必要不可欠と言えるでしょう。小生はeQSLを約10年前に登録し使用しておりましたが、DXCCの確証にならないとのことで途中ほとんど使わなくなりなりましたが、最近JT65AにはまったこともあってHi また使い始めました。

 最近eQSLの使用を再開して感じたことは、Systemが進歩し改善されて使い易くなっておりました。またeQSLはQSLの返信率を上げ、経済的にも優れたSystemと言えるでしょう。なおeQSLの操作については、多くの部分で日本語の説明が見られるほか、日本人のSupport Volunteer もおられ、とても親切に教えて頂けます。

 

 「JT65-HFの運用について」のURL : http://okdeq.lolipop.jp/jt65

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JT65Aによる80m帯QRP(500mW)QSOに成功 !

2011-10-25 10:21:59 | アマチュア無線

 2011-10-25 早朝、JA1KGW~JA1DEQ間(八王子~大田区)で、JT65Aによる80m帯QRP QSOに成功しました。 JT65Aによる80m帯のQSOはこのバンドのQRG周波数がはっきりしていない中、極めて珍しいことだと思います。 

 両局の送信電力は500mW、アンテナはロング・ワイヤーとロータリー・ダイポールでした。JA1KGWからは100mWでの短縮メッセージ(RRR、RO、73)でJA1DEQが-30dB前後で受信できました。 まさに微弱信号通信方式、夢のような話です。

 JT65Aによる80m帯QSOが極めて珍しいと考えたのは、多くの人が使用しているMr.J.C.Largeの“JT65-HF”で規定された160m帯および80m帯のDial QRG 周波数は日本の電波法ではOff Bandになり使えないことから、日本の電波法およびBand Planを検討し、また他の通信モードの妨害等々を考え、双方のQRG周波数を合わせてQSOした実績はJT65についての試験・実験以外には考えられず、極めて珍しいと考えました。 

 小生の知る限り、JT65Aの80m帯QRG周波数は現在日本の電波法・Band Planで許された範囲では規定されておりません。(もしJT65Aの80m帯QRG周波数で日本の電波法・Band Plan内ですでに公にされたものがあれば、ご一報下さい) 

 従って先般来、「JT65-HFの運用について」の共同執筆者であるJF1OKX(9J2KK)/金木OM、JA1KGW/青山OMと小生の三人で検討しており、上記の公にされた80mのQRG周波数がなければ、このブログで80m帯のQRG周波数を提言する予定です。 

 

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JT65-HFのニューバージョン“Ver.1.0.8.x”について

2011-10-16 09:40:57 | アマチュア無線

 2011-10-11付けのこのブログで紹介しましたJT65-HFのニューバージョンVer.1.0.8 についてJA2GRC/大塚OMの情報によると、問題があり再チェック中とのことです。

 JT65-HFの作成者である Mr. J. C. Large からのメッセージとして、「Ver.1.0.8.xは一旦引き下げ、再度問題点をチェックして、出来るだけ早く再度アップします。大変申し訳ないが、バージョンアップされた方は一旦、Ver.1.0.7に戻して下さい。」との事です。

 以上の情報ですが、2011-10-11付けブログにも書きましたように、バージョンアップはVer.1.0.8 の完成度、Ver.1.0.9 のリリース状況をみて実行する方が良いでしょう。

 小生の2011-10-11付けブログ情報により、Ver.1.0.8 をDownload/Installされた方が居られましたら、申し訳ありませんでした。ごめんなさい。

 

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JT65-HFがバージョン・アップされ“ Ver.1.0.8 ”がリリースされました。

2011-10-11 08:58:50 | アマチュア無線
 2011年1月にJT65-HFがVer.upされ、皆さん現用のものはVer.1.0.7だと思いますが、久しぶりにVer.upされVer.1.0.8がリリースされました。
 
 
 先週10月8日(土)以降JT65-HFが何回かVersion upされています。
JT65-HF Ver 1.0.8.2 2011-10-10(月)
JT65-HF Ver 1.0.8.1 2011-10-09(日)
JT65-HF Ver 1.0.8.  2011-10-08(土)
 
 詳細は「TAKAさんの毎日が発見・ブログ」をご覧下さい。
 
 今回のVer.upで運用上重要な変更は、自由文メッセージで予め記憶させたメッセージを“Macros”のMessage Deffinitionで作りますが、記憶できるメッセージの数が従来のほぼ倍(従来は10メッセージ、今回のVer.upで17メッセージ)になりました。
 
New Ver.のDownloadは : http://iz4czl.ucoz.com/index/0-28
  
 なお JT65-HFのVer.upはすでにVer.1.0.9の開発を行っており、近くリリースされる可能性もあるとのこと、Download の実行 はVer.1.0.8の完成度やVer.1.0.9のリリース状況をみて行った方が良いでしょう。
 
 JA2GRC/大塚博隆OM:情報ありがとうございます。
 
 

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秋分の頃、JT65-HF運用雑感

2011-09-28 10:23:23 | アマチュア無線

  サイクル24の立ち上がりが今一つ元気がなく心配ですが、それでもSSNの90日平均値は単調増加、このところ21MHz、24MHz、28MHz等ハイバンドのCONDXが良くなってきました。

 昨今いつもの14MHz帯でなく数日21MHzでJT65を運用してみましたが、朝方のW方面、夕刻/夜間のEU方面とCQ誌の「電波伝搬予報」通り、10Wで十分DXが楽しめるようです。

 このところ、このモードでのJAは増えていることが実感できますが、ウオーターフォールの波形が太く滲んだもの、他局の信号が見えなくなるような信号も散見されます。また、時折 「 PSE CHK ALC 」 等のメッセージも見られます。

 ご承知のようにこのモードでは必ずしも信号強度が強い信号が、デコードされ易い信号ではなく、弱くても綺麗な信号の方が良いレポートがもらえる場合もあります。自局の信号をモニターできる局はともかく、他のモードより自局の電波をモニターし難いことを考えると、お互いに注意しあえるムード作りが大切ではないでしょうか?

 また、送信電力についても最近はさすがに50W以上の局はあまり見られなくなりましたが、「JT65-HFの運用について」で提言しているように、微弱信号通信方式に相応しい電力で、自局のレポートが相手局より低い場合を良しとする運用を心掛けましょう。

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