
「手抜きを知らないマンガ家」こと真鍋穣治が
少年サンデー増刊号に連載していたマンガです。
ワタルとバボは、商売をしながら旅をする
といえば聞こえはいいが、
詐欺まがいの商売をするブローカーで、
戦時下の町で荒稼ぎをしていた。
それに合流する形で
賞金首のミアンという少女がともに旅することになった。
巨大な刀を振り回し、次々と追っ手を殺すミアンとの珍道中は
重いテーマを持っているとは思えない楽しさがあります。
特に、アコギ人のバボのキャラクターはすごい。
こういうマイナーなマンガで、
これだけインパクトのあるキャラを作り出せるというのは
もったいないというか、なんというか。
ストーリーの結末は、
まぁ少年マンガ向けのSF設定なので、
マニアックなSFファンが読むと
なんだこの程度か、ということになります。
それでも少年マンガのレベルからいえば
それほど低いとは思えません。
真鍋穣治の造形美は、
またいずれ「アウトランダース」を紹介するときにでも
語るとして、
このマンガのいいところは、
キャラクター設定でしょう。
バボは強烈ですが、
それに随伴するワタルも、おくての少年ながら生き生きしており、
反政府軍の連中も帝国軍のお偉方も
人格がはっきりと描かれていて
ストーリーに厚みを持たせています。
主人公のミアンも
ただの暴れん坊ではなく
また、使命を背負った刺客としてだけではなく、
次第に純情な少女の様相を示しており、
そうした感情の描き方が
アウトランダースとは違うところです。
こうしたSF作家が近年いなくなっただけに、
もっともっと活躍して欲しい作家です。
少年サンデー増刊号に連載していたマンガです。
ワタルとバボは、商売をしながら旅をする
といえば聞こえはいいが、
詐欺まがいの商売をするブローカーで、
戦時下の町で荒稼ぎをしていた。
それに合流する形で
賞金首のミアンという少女がともに旅することになった。
巨大な刀を振り回し、次々と追っ手を殺すミアンとの珍道中は
重いテーマを持っているとは思えない楽しさがあります。
特に、アコギ人のバボのキャラクターはすごい。
こういうマイナーなマンガで、
これだけインパクトのあるキャラを作り出せるというのは
もったいないというか、なんというか。
ストーリーの結末は、
まぁ少年マンガ向けのSF設定なので、
マニアックなSFファンが読むと
なんだこの程度か、ということになります。
それでも少年マンガのレベルからいえば
それほど低いとは思えません。
真鍋穣治の造形美は、
またいずれ「アウトランダース」を紹介するときにでも
語るとして、
このマンガのいいところは、
キャラクター設定でしょう。
バボは強烈ですが、
それに随伴するワタルも、おくての少年ながら生き生きしており、
反政府軍の連中も帝国軍のお偉方も
人格がはっきりと描かれていて
ストーリーに厚みを持たせています。
主人公のミアンも
ただの暴れん坊ではなく
また、使命を背負った刺客としてだけではなく、
次第に純情な少女の様相を示しており、
そうした感情の描き方が
アウトランダースとは違うところです。
こうしたSF作家が近年いなくなっただけに、
もっともっと活躍して欲しい作家です。
☆キャラバン・キッド(全4巻)/真鍋穣治/小学館少年サンデーコミックス
△お勧め年代:古いSFマンガでも受け入れられる小中高校生向け
△お勧め年代:古いSFマンガでも受け入れられる小中高校生向け
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