とーびょうヲヂさんの好きなマンガたち

元うつ病&現パーキンソン病(笑)のヲヂさんの好きなマンガと闘病(豆苗ではない)記録を徒然に書き綴ってます

京都のイケズ

2012年06月20日 23時18分01秒 | 京都C級ガイド
新聞の広告を見ていると、京都のイケズを話題にしている本があったので、それとは関係なしに実体験したイケズを紹介しましょう。。

先日、友人のお供で、烏丸御池近くにあるお香の店 松A堂 へ行きました。
友人は幼馴染が亡くなったということで、四十九日の法要にお線香をお供えしようとわざわざこの松A堂へやってきたのです。

店員は3人。 若い女性2人と、若い男性1人。
男性が責任者のようで、応対をしてくれました。

友人が事情を説明して、いいお線香を欲しいと言うと、男性店員は一番高い線香の詰め合わせを薦めてきました。
ただ、友人曰く、幼馴染の自宅はお店を経営しているのであまり線香臭いのは嫌だとのこと。
アロマテラピーに使うような軽いさわやかな香りを所望したようです。
すると、男性店員はこの線香は有名なお寺でも使われているとか何とか言いだして話が進まなくなりました。

そこで、私が試しに嗅がせてほしいと言うと、それは快く対応してくれました。 焚かれた線香は、なるほど、大きなお寺に行くと漂っている昔ながらのアレです。
これを友人は嫌がったのだと思ったので、もう少しいい香りの線香はないかと言ってしまいました。
それが何か気に障ったのか、男性店員は、「具体的に言ってください」ときつく言いだしたのです。
具体的にと言われても、何の香りかは言えず、もっと花のようないい香り、とだけ言うと、
「具体的に言ってもらえなければ、わかりません」と冷たくあしらわれました。

まるで、『この線香は、名刹でも使われている最上級品なのに、ケチをつけるなんてけしからん』というような態度でした。
その男性店員の後ろには、京都のみならず奈良や大阪、全国各地の名刹の看板がぶら下がっていました。
権威を後ろ盾に偉そうな口を効いているのが見え見えです。

結局、友人は一番高い線香を買わされて帰って行きました。

この間、隣では外人の方が若い女性店員に対して英語で線香について色々と質問していました。
一番若い女性店員は英語もわからずしどろもどろで話が通じません。
もう一人の女性店員もこの腹立たしい男性店員も助け船を出さずに無視していました。
英語が話せないからかもしれませんが、私の眼にはまるで、『説明なんかどうでもいいから、買いたかったら買って帰れ』という感じにしか見えませんでした。
いちげんさん相手に京都の商売人がよく取る態度なのでピンときました。
私はこの若い女性店員よりは多少英語がわかるので助けてやろうかと思ったのですが、男性店員に腹が立っていたのでやめました。
外人さんは話が通じないので、値段を訊いて、適当な線香を買っていくことにしたようです。

実は、この松A堂の別の人たちとは、あるイベント会場のブースで話をさせてもらったのです。
懇切丁寧にお香の話や原料の伽羅の話などを聞かせてもらったので、松A堂さんには非常にいい印象を持っていたのですが、残念ながら今回の男性店員の態度には辟易しました。
2度とこの店で線香もお香も買うことはないでしょう。

ただ、大阪御堂筋に新しい店ができたそうなので、そっちに行ってみようと思います。
大阪でこんな態度で商売をしていると潰れますから、きっと違うでしょう。
同じ態度なら松A堂には二度と行きません。
他にいいお香の店を探すことにします。

でも、京都だと同じような店員ばかりのような気もするな。