J@Dの備忘録(食べ歩き編)

おっさんの備忘録 食べ歩き編(2022年~)

今日の夕食(鶏つけ蕎麦@つけ蕎麦安土 西新宿店)

2023年02月22日 | 食べ歩き(うどん・そば)


今日は晴れ。今朝は上空に澄んだ暗い空が広がっていたが、東の空が掠れた藍色のように白っぽく光っているのが目に入った。次第に日の出が早くなってきていることを実感させてくれる。東の空の上空には星が瞬いているのが見えた。今朝の気温は-4℃と冷え込んだ。湿度が低く、西よりの風が吹いていて、コートを着ていても風が容赦なく体温を奪っていくかのような凍える寒さである。風が頭上を撫でるように流れて行って、土曜日に散髪した頭が痛いくらいに風が冷たく感じられた。
今日は通常出勤のため、早朝に家を出た。電車に乗って新宿駅に到着すると改札を抜けて地下道に入る。職場の近くで地下道から出ると、上空には青空が広がっていた。職場に着いて窓から外を眺めると、西の窓からは富士山と山々の稜線が市街地の先にクッキリと見えていて、朝日を浴びてほのかにオレンジ色に染まっている。東の空はすっかり明るくなっていて、ビルの合間から昇ってくる朝日が眩しかった。

日中はほぼ快晴で、上空には青空が広がった。昼間の最高気温は10℃で、昨日よりは若干高くなったものの、空気がヒンヤリと冷たく感じられる。外は湿度が低く、乾いた北よりの風が吹いていた。日影に入ると風の冷たさが身に凍みる。しかし、日の当たるところに出ると、たっぷりと降り注ぐ日射しがポカポカと暖かく、空気が清々しく感じられて日射しが心地よく感じられた。ただ、今日も花粉がかなり飛んでいるらしい。目がむず痒くなってきた。
夜、仕事を終えると職場を出た。今日は酷く疲れたので、昨日よりも少し早めに帰ることにした。外に出ると、上空には暗い空に綿を広げたような雲が浮かんでいる。午後になって吹いてきた南よりの風が、ヒンヤリと冷たく感じられた。

今日は夕食を食べて帰ることにしている。4号街路から新宿センタービルに入ると、地下道を歩いて新宿野村ビルに向かった。前に夕食を食べた中華料理屋「陳麻婆豆腐 新宿野村ビル店」の隣に今年7月1日に蕎麦屋「つけ蕎麦 安土 西新宿店」がオープンした。今日はこの店に入ることにする。


店に入る。店内は入り口から見て右手に厨房があり、その周囲をカウンター席が囲むように12席配されている。左手には4人掛けのテーブル席が4卓配されていた。店の入口に近いカウンターの上にアルコール消毒液が用意されており、ここで手指の消毒をすると、店内の奥に進んだ。店員からカウンター席に座るように言われて、奥のカウンター席に腰を下ろす。
席に座るとお冷が出された。カウンターの上には畳まれた紙エプロンが積んである。卓上にはミル付きの胡麻と山椒、黒酢といった薬味のほか、揚げ玉、生たまご、冷水のポット、そば湯のポット、箸、楊枝、紙ナプキン、メニューが置かれている。

お冷を飲みながらメニューを眺めた。お昼は食券を購入して料理を注文するようだが、夜は席で料理を注文する。


メニューの裏には薬味の紹介と蕎麦のうんちくが掲載されていた。


壁にはドリンクのメニューが掲載されている。


明日は休みということも手伝って、久しぶりにアルコールを飲みたくなった。さっそく店員を呼んでドリンクを注文しようとしたところが、アルコールの注文は夜8時までとのことで、時計の針を見るとちょうど夜8時になるところだった。ちなみに卓上のメニューとは別におつまみのメニューもあるが、こちらも夜8時までとのことである。
食べログのクーポンスマホに提示させて、オープン記念の「生ビール(小)」をサービスしてもらうことにした。更に、料理を注文する。注文したのは一番人気の「鶏つけ蕎麦」「特盛」と「鶏の香味揚げミニ丼」である。この「鶏つけ蕎麦」は開業当時からの看板商品とのことである。なお、麺の量は「並盛」が300g、「大盛」が450g、「特盛」が600gとなっている。

最初に「生ビール(小)」が運ばれてきた。


久しぶりのビールだが、さすがにコップが小さい。これをじっくりと味わうように飲み干すと、料理が一式載ったトレーが運ばれてきた。


さっそく箸と紙ナプキンを1枚取る。紙エプロンを身に着けると、箸をとってまずは「鶏つけ蕎麦」「特盛」を食べることにした。
平皿に盛られた蕎麦は中太の二八蕎麦で、刻み海苔がトッピングされている。


つけ汁は鶏白湯スープをベースとしたスープに鶏の香味揚げが4個とメンマが入っていて、刻みネギをたっぷりと浮かべて糸唐辛子がトッピングされている。


蕎麦をつけ汁にたっぷりと浸けて口に運んだ。門外不出の安土粉と店頭で引いたばかりの蕎麦粉、良質な小麦粉を独自の配合でブレンドしているという日本蕎麦は蕎麦粉をこねて20分以内のものを製麺機から直接、釜に投入しているとのこと。蕎麦の香りにコシが強く、食べ応えのある歯応えで美味しい。
つけ汁はピリ辛で、ごま油の香りが鼻腔に広がって、なんとも食欲をそそる味わいである。鶏の香味揚げは鶏むね肉を使っていて、薄い衣につけ汁が染み込んでいる。やや固めの歯応えで脂身がなく、淡白な旨味が美味しい。鶏の香味揚げにかぶりつきながら、蕎麦をすすった。

麺にはたっぷりの刻みネギが絡まって口の中に入ってくる。つけ汁をたっぷりと吸った刻みネギはジューシーで美味しい。糸唐辛子のピリッとした辛さがアクセントになっている。もうどうにも箸が止まらない。ひたすら蕎麦を食べる。
途中で、つけ汁に生たまごを投入する。卓上に置かれたお碗には新鮮な生たまごが入っている。なお、生たまごは「ひとり1個まで」とのこと。


生たまごをつけ汁に投入した。生たまごの甘さと旨さがつけ汁に溶けて、麺に絡み、口の中に入ってくる。冷たい黄身と白身がつけ汁の辛さを中和して、麺に甘さと旨味を与えている。それでいて胡麻の香ばしさとつけ汁の旨味が引き立つように感じられる。たまごの旨味を楽しみながら蕎麦を食べていると、蕎麦が盛られた皿が空になってしまった。
ここで、「鶏の香味揚げミニ丼」を食べることにした。「鶏の香味揚げミニ丼」はお碗にご飯を盛り、醤油だれをかけて刻み海苔を散らし、鶏の香味揚げを4個載せて、刻みネギを載せ、糸唐辛子をトッピングしている。


鶏の香味揚げはつけ汁に入っていないので、鶏の香味揚げそのものを楽しむことができる。衣に青ノリが入った鶏の香味揚げは細長くて食べやすい。鶏肉の旨味にタレが絡まって、なかなか食べ応えがある。薄い衣が香ばしく、鶏肉の味わいを邪魔しない程度に歯応えと香りのアクセントを与えている。やや固い鶏肉は弾力のある歯応えと淡白な旨味が美味しい。香味揚げにかぶりつきながらご飯をかきこんだ。
ミニ丼を食べてしまうと、結構お腹いっぱいになった。最後に残したつけ汁にポットからそば湯を注ぎ、つけ汁を飲む。白いそば湯を注いだつけ汁を飲み干し、完食。満腹、満足である。美味かった。

残ったお冷も飲み干すと、店員に声をかけて店頭に進む。カウンター脇のレジで代金をクレジットカードで支払うと店を出た。
ビルを出ると、地下道を歩いて新宿駅に向かう。新宿駅から乗った中央線快速電車は混んでいた。つり革につかまって、ビジネスリュックサックから取り出した文庫本を読んでいると、途中、武蔵小金井駅で席に座ることができた。

ほどよい疲れが全身を襲い、瞼が重くなってくる。抗い難い眠気に身を委ねて、ふと気が付くと、電車は豊田駅に到着していた。また寝過ごしてしまったらしい。慌てて、上りホームに廻ると、電車に乗って日野駅に向かう。
日野に着くと、電車を降りて改札を抜けた。上空には暗く澄んだ空が広がっていて、星が瞬いているのが見える。日野は北よりの風が吹いていた。冷蔵庫の中に取り残されたような冷気が全身を包んで、風が凍えるように寒い。歩いていると、自分の足音だけが耳についた。


コメント    この記事についてブログを書く
« 今日のドーナツ(フォンダン ... | トップ | 今日のケーキ(トムとジェリ... »

コメントを投稿

ブログ作成者から承認されるまでコメントは反映されません。