気弱なウルフの山のあしあと

一度きりの人生 前を向いて歩く。山は登るのは大好きだけど、下るのは苦手。苦手を克服するために、休みの日は山に登ってます。

山の天気は変わりやすい? 双六岳~水晶岳 vol. 4

2012年08月27日 | 北アルプス


   【 寒気が入って大気の状態が不安定の時は 山に入ってはいけませんね ( 教訓となりました ) 】


       山の天気は変わりやすい? 双六岳~水晶岳 vol. 1


       山の天気は変わりやすい? 双六岳~水晶岳 vol. 2


       山の天気は変わりやすい? 双六岳~水晶岳 vol. 3


  水晶岳へ到着して 写真を一枚だけ撮って 即 下山開始


  この雨の中 まだ水晶岳に登って来る人もいて ビックリしましたね~ 


  で レインウェアーも着ていることですし このまま双六小屋へ戻ろうと


  水晶小屋分岐までの稜線を歩いていると はるか遠くで雷が鳴る音が聞こえてきました 


  遠くの方で雷の音が一度でも聞こえるということは  こちらにも近づく可能性が十分あるわけで


  とりあえず 一番近くの水晶小屋へ避難しました

  水晶小屋に避難して 数分後 バリバリ~と大きな雷鳴が… 


  その後も 稲光とともに雷が鳴り続け 今日は水晶小屋泊りかなぁ~ なんて呑気に考えたりしてました


  水晶小屋の近くでも 雷が落ちたらしく 駆け込んできた登山者の方が興奮気味に話されていました


  後で知ったのですが 双六小屋の近くでも 雷が落ちていたらしく


  鷲羽岳で引き返していたら テントの中で一人 雷の恐怖に怯えていたでしょうから


  水晶岳まで来ていたことが かえって良かったのかもしれませんね 


  水晶小屋で 1 時間ほど雷と雨が収まるのを待って 


  12:30 水晶小屋を出発しました

   富山方面は青い空 ( 薬師岳 )

  


  表銀座方面には 発達した積乱雲が出来ていて 雷鳴も時々…


  稜線を歩く時は 少し姿勢を低くして足早に歩き


  13:00 岩苔乗越に到着

   三俣山荘と雲ノ平の分岐点

  


  沢沿いのガレた登山道を 黒部源流標まで高度を下げて行きます

   登山道

  

  

   小さな沢も何度か渡渉します

  

   木道は滑らないように

  

   登山脇の沢に残雪

  


  13:45 黒部源流標に到着

   源流標を撮り忘れました (^_^;)

  


  で ここからは三俣山荘テン場までの登りとなります

   整備された木道

  

   一か所 渡渉します

  


  14:20 三俣山荘テン場横に到着

   道標もしっかりとあります

  


  この頃になると 雷も後立山方面で鳴っているだけのようなので


  写真を撮りながら ( 雨に濡れたせいで カメラにレンズエラーが出るようになってましたが… )


  ゆっくりゆっくり歩いて行きます

   三俣山荘と鷲羽岳とワリモ岳

  

   鷲羽岳~水晶岳

  

   槍ヶ岳

  


  槍ヶ岳方面は まだまだ怪しげな雲がモクモクと湧いていて


  後立山の上空には 立派な積乱雲が出来てました

   積乱雲

  


  15:00 三俣峠に到着

   巻き道に進みます

  


  槍ヶ岳の周りの雲も 少しずつ薄くなってきて


  槍ヶ岳を眺めながら 右手のお花畑にも目をやりながら


  巻き道の ザレた登山道をテクテクと歩いて行きます

   北鎌尾根と槍ヶ岳

  

   登山道

  

  


  と 槍ヶ岳の穂先で ヘリコプターがホバリングをしているのが見えました 


  荷揚げにしては 穂先でホバリングは変だなぁ~ なんて思いながら 写真を何枚か撮り 

   槍ヶ岳をズーム

  


  二度目のホバリングの後 槍ヶ岳から離れて行くヘリコプターを確認して


  歩くことに集中します


     翌日 鏡平山荘でお話した方からの情報で知りましたが


    鑓ヶ岳の山頂で落雷にあい 1 名の方が亡くなられたそうですね  ご冥福をお祈り申し上げます



  緩やかな登山道をテクテク歩き続けていると 目の前に急登の斜面が見えてきました ( 笑 )


  岩もゴロゴロしていて 登り難そうです (^_^;)

   巻き道最大の急登

  

  


  急登を登り終えて 振り返ってみると 歩いてきた道の長さに感激しますよ~ ( 笑 )

   思えば遠くへ来たもんだ? ( 笑 )

  


  双六岳への分岐を双六小屋方面へ 10 分も下りて行けば


  16:35 長い長い一日が終了

   双六小屋と後ろの山は樅沢岳

  


  水場で水を汲んで テントに戻って夕飯を食べて 就寝 

   サラダスパに たらこを絡めて

  

  


   8 月 19 日 ( 日 )


  さぁ~ 本日は帰るだけです 

  朝 テントの中から外を見てみると 一面真っ白… 


  ガスガスで テントも結露だらけ…


  少し 双六小屋の辺りで時間を潰して

   硫黄岳の辺りから朝陽

  

   少しずつガスが取れてきました

  
 
  

  


  出発時間を少し遅らせて テントが乾くのを待ちたいのですが


  そうも悠長なことを言ってられないので パタパタとテントを煽って乾かし


  6:30 テン場を出発 

   青い空も見えてきました ( 笠ヶ岳方面 )

  

   双六小屋と鷲羽岳

  

   槍ヶ岳と穂高連峰

  


  弓折乗越まではアップダウンを何回か繰り返しますが ほとんど登りです ( 笑 )

   鏡平まで 2.5 km地点

  


  7:30 花見平に着いて ベンチで朝ごはん

   お手軽朝ご飯 

  


  朝ご飯を食べて 槍ヶ岳を眺めて お花畑を散策して…


  帰りたくなくなりますね~~ 


  が 鏡平山荘でかき氷を食べるミッションを思い出し ( いつ そんな指令が… 笑 )


  重い腰を上げて 鏡平山荘目指して歩きはじめます


  弓折乗越から 鏡平山荘をロックオンして ガンガン下って行きます

   弓折乗越

  


  8:45 鏡平山荘に到着

   鏡平山荘 

  


  と かき氷の前に 鏡池に映る槍ヶ岳の撮影しておかないと…


  槍ヶ岳が雲で隠れないうちは写真撮影に没頭して


  山頂に雲がかかってきた時点で撮影を終了して 山荘へ移動 


  イチゴかき氷にちょっぴり贅沢な練乳がけ ( かき氷は 500 円 練乳がけは 50 円増 ) を注文

   とっても美味しかったです

  


  かき氷を食べて 再び鏡池に映る槍ヶ岳の撮影開始 

   かなりの枚数を撮影しましたね~

  


  雲が槍ヶ岳を覆い隠してしまう時間が長くなってきたので


  そろそろ帰りましょうか 


  2 日前に歩いてきた道を ゆっくりと下って行きます

   小池新道分岐点から歩いてきた方向を見上げる

  


  小池新道分岐点からは なが~~い 林道歩きが待っています


  11:45 わさび平小屋に到着


  お腹も空いてきていたので 素麺を注文して小屋前のテラスで美味しく頂きました

   薬味がワサビでした

  


  12:30 わさび小屋を出発して 林道をテクテク歩いていると


  ポツポツと雨粒が空から落ちてきました 


  これくらいならレインウェアーを着なくてもいいかな… と歩き続けていると


  ザァ~~~ と雨脚が強くなってきました (>_<)


  ブナの大木の下で少し雨宿りしていましたが 止む気配もなかったので


  ずぶ濡れ覚悟で レインウェアーも着ないで歩きはじめます


  雨は小止みになったり ざぁ~と降ったりを繰り返しましたが


  30 分ほどで 止みました


  13:50 無事 に戻り 家に帰りました




   次回は 先週末のテン泊山行のレポをアップ予定です 


  


  


  

   


  

  


  


  


  

  


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8 コメント

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Unknown (ヒロシ)
2012-08-28 00:17:56
お帰りなさい!
御無事で何よりです!

稜線歩きの落雷は恐怖ですね・・・。
状況判断が大事ですね。さすがはJ-ウルフさんです!
私なら・・・避難小屋泊まりだ~なんてのんびりはできません(笑)
でも、なんだかんだといいながらもいい風景に出逢えてますよね。鏡池に映る槍は綺麗ですね!
また、カキ氷も美味しそうですよ!

次のテン泊レポも楽しみにしてますね!
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こんにちは~ (Waiha)
2012-08-28 17:21:05
思えば遠くのアルプス山上で
バリバリ~と 雷があちこち落ちてみたり
いちごシロップをたっぷりふりかけた 贅沢なかき氷を頬ばってみたり
ウルフさんの うらやましいことと危ないことの カップリング お見事で いいなぁ


ウルフさん ボクの憧れ黒部川の源流を 徒渉したりしたんですか?
流れを 両手ですくってみましたか?
どのくらい冷たかったですか?
飲んでもいいほど 綺麗でしたか?
教えて下さいね  Waiha
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ヒロシ さんへ (J-ウルフ)
2012-08-28 19:49:21
こんばんは !

山で雷の音を聞くことほど 怖いものは無いですね (^_^;)
たまたま近くに山荘があって 避難することができて良かったなぁ…って つくづく思います
あれほどゴロゴロと雷が鳴っているのに 稜線を歩かれている方がいるのには 驚きましたけど… 

三日間とも 午前中だけは良い天気だったのが救いでしたね (^_^;)

先週のテン泊は 日帰りで歩ける山域でしたが
敢えてテン泊山行としてみました ( 笑 )
お楽しみに !!

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Waiha さんへ (J-ウルフ)
2012-08-28 20:03:29
こんばんは !

黒部源流に限らず 北アルプスの沢の水は とっても冷たいです 
水は綺麗ですし 飲めるような気がします ( 実際に飲んでないので飲用可とは断言できませんが…

そうそう
次回 この山域を歩く時は 練乳をザックに忍ばせて歩きたいと思っております 
かき氷に たっぷりと練乳をかけて食べたいので… 笑 笑
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あ~れ~! (Waiha)
2012-08-28 20:23:37
山上の かき氷に 練乳たっぷりかけて食べたら
たちまち ニンマリになっちゃうよ~
あ~れ~
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お待たせ~。 (Waiha)
2012-08-29 19:08:49
ウルフ様 ごめんなさいませ
新規開設のブログ やっとお知らせできるようになりました
http://blog.goo.ne.jp/waiha_2012 です 遅すぎて すみません
お許し頂けて下さいますように

ウルフさん あのね
ついさっき gooブログの「山登り・ハイキング」のジャンルを閲覧していたら
「燕岳」のことを「つばくろだけ」って読むんですね
ルビをふってあったので 正しい読み方がわかりました
ここだけのお話ですけどね
「栂池高原駅」のことを「おかんち こうげんえき」と素直に読んでいたように
「燕岳」のことを「えんたけ」と素直に読んでいたのです
漢字を あんまし素直に読んじゃダメなんですね 要領が少し解ったよ
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Waiha さんへ (J-ウルフ)
2012-08-29 20:57:08
こんばんは !

ブログの件 了解しました
伺いに行きますね

ん~~
そうですね
山の名前は 難しいですよね (^_^;)
御岳山…みたけさん
      おんたけさん
どちらの読み方も正しいんですよね
同じ字を書いても 読み方が変わったりしますから
間違えていても仕方のないことだと思いますよ 

でも
間違いに気づいた方が 記憶には残りやすいでしょうから
どんどん間違えて下さいませ ( 笑 )

そうそう
燕岳は 「 つばくろだけ 」と読みますが
燕岳にある燕山荘は 「 えんざんそう 」 と読みます

漢字の読みって 難しいですね ( 笑 )
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ど~~も♪ (Waiha)
2012-08-29 21:10:39
あれこれ教えてくださって 助かります

ウルフ先生~ ありがとうございます~
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