J’sてんてんてまり

はじまりは黎明期。今は、記憶と記録。

今日のごはん

2010年08月05日 | 緑の仲間

今夜、新聞を見ていたら、稲刈りの写真があった。
早い。。。。
静岡県の茶農家は、田植えと茶の繁忙期が一致するために、県内でも早い時期に田植えをする。
若い頃に、体験取材で小夜の中山にある茶農家の、寒さを感じる時期の田植えに行ったことがあった。
掛川市だ。
今回の記事は、お隣の、菊川市。
同じく、茶どころ。

もちろん、県内一の早い稲刈り。
なかなか太陽の出ない、温度の安定しない春から梅雨の時期だったが、その後の暑さを受けて平年並みの収穫らしい。
品種は、いかにもこの時期に収穫できるための品種なのだろうと思わせる「なつしずか」。


大石さんは「3月末には水を増やして苗を潜らせ、凍った水面を避ける対策をとった。
苦労した分、例年以上に収穫の喜びが大きい」と笑顔を見せた。
上平川地区では小笠水稲受託営農組合が「お盆に新米を」のキャッチフレーズで毎年、早期米を生産している。
他の組合員も順次、収穫に入る。
◎静岡新聞
http://www.shizushin.com/news/social/shizuoka/20100804000000000065.htm

夏休みに新米、か。
新米には、確かに魅力がある。

新米ではなくとも、高齢者になるほど、コメこそが食事だという人が多い。
私たちは麺類であっても、パンであっても、食事のことを「ごはん」と呼んだりもする。
実は、コメを食べなければ気がすまないヒトの割合は、案外あるのではないだろうか。
ラーメンにチャーハンとか、お好み焼きとごはんとか、そばにどんぶりとか、匂わせるメニューは多い。

お寿司、おにぎり、タマゴかけごはん、ドリアやリゾット、若者であっても人気のメニューに気づかないほどコメがある。
私たちはやはり、コメ食う人々だ。

コメを作ってくれる人々が、今、コメを作る次世代を危ぶんでいる。
これは、彼らの問題ではない。私たちの問題だ。
知っておきたいと思う。




◎yahoo 農家への戸別所得補償制度
◎コトバンク 農業の個別所得保障制度とは

農業従事者の減少・高齢化、農業所得の激減など、農業をめぐる厳しい環境の中で、
意欲のある農業者が農業を継続できる環境を整え、
国内農業の再生と食料自給率の向上、農業がもつ多面的機能の維持などを図るため、
「戸別所得補償制度」が平成23年度から導入されます。
本格実施に向けて、平成22年4月から、水田で麦・大豆・米粉用米・飼料用米などを生産する農家に、
主食用米と同等の所得を確保できる水準の支援と、
水田農業の経営安定を図るために恒常的に赤字に陥っている米に対して補てんする対策を行う
「戸別所得補償モデル対策」がスタートしました。
◎農家戸別所得補償制度 政府広報オンライン
http://www.gov-online.go.jp/pr/theme/kobetsusyotokuhosyoseido.html

「戸別所得補償モデル対策の6月末現在の加入申請件数は、1,319,277件」
◎戸別所得補償制度について 農水省
http://www.maff.go.jp/j/seisaku/kobetu_hosyo/


◎所得補償で農家は強くならない 2009年8月30日(日)nikkeiビジネスオンライン
http://business.nikkeibp.co.jp/article/topics/20090827/203573/


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2 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
戸別所得補償制度 (uncorrelated)
2010-08-09 13:28:27
戸別所得補償制度は、やる気がある主業農家に、不利な制度になっていますね。
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不思議ですよね (本人)
2010-08-11 01:28:26
何が本当にいいのか、一向に分からない。
大規模な聞き取り調査や、現実に基づいた試算はやらないのでしょうか。
こうしていきたい、という方向性に則った制度改正でありますように。
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