J’sてんてんてまり

はじまりは黎明期。今は、記憶と記録。

病院と診療所

2009年02月07日 | 人にぞっこん

温かな日が続くからといって、半そでシャツでみかん売らなくても。。。。
そんな風景を見た。
見ている私は、鼻水が垂れている。

くしゃみ鼻水の季節がやってきた。
風邪ではない。もちろん、インフルでもない。
花粉である。

油断していた。
昨年、べにふうきが守ってくれたので、今年もあわててお茶にして飲みだした。

医療機関に出向く人も多いだろう。

サテ、ではそこは、病院? 診療所?

この区別を知らなかった。
病院というのは、20人以上が入院できるところで、〇〇病院とか総合病院とか名乗っている。
診療所というのは、入院施設がなかったり、あっても20人未満のところ。
〇〇医院や、〇〇クリニックなどという名前で、診療している。

この役割分担を、シッカリ認識しておこう。

患者としては、かかりつけ医として町の開業医にかかる。
そこから、必要があれば紹介状を書いてもらって総合病院に行く。

一番単純にすれば、こういう図式だ。

あちこちの医者にかかるのを、医者自身嫌うのではないか、という誤解があったが、
現在、医療にまつわるたくさんの問題が浮上した中、静岡市では、病診連携が進んでいる。

病診連携。
病院と診療所の連携。

静岡市医師会では、一人の患者に、二人の医師が診療を行う「イーツーネット」も既に整えられているのだ。

かかりつけ医から、カルテが回るので、
余分な検査や既往症についての改めての検査がいらず、診療時間の短縮にも繋がっている。
これは、医師にも、患者である私たちにとっても、負担が減ることを意味する。

退院後の治療についても、連携の効果で順調に行われている。

昨年3月6日に開催された「平成19年度第2回 静岡市医療安全推進協議会」の模様から拾ってみれば。。。

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静岡のものは、イーツーネットといって、一人の患者さんに病院の医師が主治医、診療所の医師が主治医。
医師(医)が二人いるということ。

例えば、脳卒中を起こした患者さんがすぐに病院に運ばれて緊急的な治療をしてよくなります。
よくなったら、リハビリに紹介して7 つぐらいあるリハビリ病院を卒業して診療所のかかりつけに戻っていただいて、
半年か年に一度は、急性期を診た病院でチェックする。
循環していく。

各病院でやる治療をだいたい同じ手項でやろうと、クリティカルパスを病院も診療所も同じような一つの基準をつくり、
5病院と清水の一つの病院とやっていこうと。

日本中どこもやっていない。
腎臓病、糖尿病、他にもこれからやりたいと思って準備をしている。
一つのかたちでなく、いろんな形があります。

*議事記録HTML版
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医療についての不安や疑問、地域のどの診療所にかかればよいかなどの相談は、ここで受け付けてくれる。

■静岡市保健所 生活衛生課 医療安全支援センター
http://www.city.shizuoka.jp/deps/seikatueisei/hokenjo_seikatsu_iyaku_soudan_madoguti.html

既にかかりつけ医が、紹介した病院に入院した患者の元を訪れたり、手術に立ち会うこともあったという。
よく海外もののドラマなどでも見かける、医療チームが一人の患者について意見を交わすシーンが、
既に現実になっているのだ。

多忙と医療従事者の絶対的な不足も取りざたされている。
まずかかりつけ医にかかる事、自分の状態を知っていてくれる医師のいる診療所を見つけておくこと。
これはわたしたちの命を、健康を、守ってくれる医療従事者の負担を減らす意味でも、大きな効果がある。



医療のもう一つの大きな問題は、救急医療。
自治体によっては、軽度の場合、診療報酬を別途申し受ける制度も検討されている。
緊急の医療を、必要な人に受診してもらうために。

もしもの時には、救急車もありだが、
平日の午後7時から10時までだったら、静岡市葵区城東町にある急病センター、
土日や休日は、当番医、当番病院に。

ついでに言えば、初期手当てについては、自分たちで手を施せる知識と訓練も受けておきたい。
救命講座は、無料で行われている。
■救命講習について 静岡市
http://www.city.shizuoka.jp/deps/kyukyu/index.html
■救急課トップページ
http://www.city.shizuoka.jp/deps/kyukyu/index.html

ブックマークしておくと便利。
■静岡市本日の当番医
http://www.city.shizuoka.jp/deps/hokeneisei/kyukyu_touban.html

今診てもらえる医療機関の検索など。
■静岡県医療ネットしずおか
http://www.qq.pref.shizuoka.jp/qq/men/qqtpmenult.aspx
■静岡県救急医療情報センター 24時間の電話案内
http://www.qq.pref.shizuoka.jp/qq/ctt/qqtpvoiclt.aspx


■静岡こども救急電話相談について
静岡県では、毎夜間の18時から23時まで、子供さんの急病に対し、電話相談の窓口を設けましたのでご利用ください。

 ◎ プッシュ回線 : #8000
 ◎ ダイヤル回線 : 054-247-9910

■子どもの救急ホームページ お母さんのための救急&予防サイト
http://kodomo-qq.jp/

■静岡市の救急医療
http://www.city.shizuoka.jp/deps/hokeneisei/kyukyu_index.html

■静岡市急病センター 葵区城東町 アイセル近く
http://www.city.shizuoka.jp/deps/hokeneisei/kyubyocenter.html



名医と呼ばれる医者を取り上げた番組が、時折放送される。

先日印象的だったのは、集落で、地域医療を一手に担っているある医師の紹介。
何から何までを診て、診療を施せるように、集落にきてから拍車をかけて勉強し続けている。
生活が集落の人々を守ることになったその医師が、どうしてその集落で医療を続けているのか。

彼が赴任して間もないころ、やってきた患者の容態を診断し切れなかったことがあった。
その後、急変したその患者が、病院に運ばれる。
入院措置の後、帰途の車内で、責任を重く感じて医師を辞めようと思った彼に、
ついていった患者の家族が、漏らした言葉。
「お互い様だ、先生、誰にでもある。」
この言葉が、医師を、その集落に結びつけた。
http://www.nhk.or.jp/professional/backnumber/090113/index.html

「お互い様」

本気に心からそう思って、この言葉を出せる生き方を、失ってはいけない。
そう思った。




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