J’sてんてんてまり

はじまりは黎明期。今は、記憶と記録。

ここに。

2005年12月11日 | Weblog
昨日は行った先で赤福をいただいた。
今日は、いちご大福が出てきた。

大福なら、餅の中にアンがあれば、手でポイッと口に運べる。
あんころ餅は、そうはいかない。ちょいとお行儀よく。

赤福の人気は、庶民的でありながら、
どこか参拝してきた姿勢の正しさを思わせるところにあるのか。
もっとも、広いお伊勢さんをお参りすれば、赤福一箱くらいぺろっといけそうだ。



年末年始に向けて、神社が忙しい。
善男善女の願い事が充満する時期。
お伊勢さんは、遷宮に向けて、一段と忙しそうだ。

今年6月、伊勢神宮は、第62回の式年遷宮にむけての最初の神事である山口祭を、
続いて木本祭を執り行った。

20年ごとに、外宮と内宮を交互に遷る、遷宮の儀式。
62回目の、平成25年(2013年)にむけて30以上の儀式がある。
8年間かけて作り上げてゆく。

三番目の神事は木曾で御用材を切り出す御杣(みそま)始祭
そして内宮を流れる五十鈴川を使って、御樋代木奉曳式(みひしろぎほうえいしき)
さらに、ご神体を納める御用材の伐採式御船代祭(みふなしろさい)」と、5つが無事終了した。

11月17日には、遷宮の際に納められる御装束神宝御料の織初式、つまり、機織初め。
先立つ7月には機織のための生糸の「繰り糸はじめ式」。

内宮の入り口にある宇治橋、遷宮に先駆け橋の架け替えをする。
一年に4,5センチ、参拝客によって磨り減るという。
今年公募のあった遷宮のシンボルマークと標語は10月に発表。



一連の行事を見ると、多分前段階の準備から鑑みて、次回の遷宮、次々回の遷宮、と
絶えず遷宮を念頭において生きる人々が、
数多く関わっているのだろうと計り知ることができる。

遷宮は、時代を超えて技術を継承してゆく行事でもある。
そして、そのための資源を守る行事でもある。

昨日お知らせした民俗芸能を始め、世界でもここだけにしかない物事ばかり。

見失わない、というのはこういうことなのか。



何かを守るということは、守るための知恵と力が必要なんだな。


*お時間があったら、是非。
宮内庁御用達・宮中御装束調進高田装束研究所

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2 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
法隆寺とは対極ながら (guonb)
2005-12-11 23:48:00
つねに最新の古さ。



カメラを向けたら叱られました。

イレモノではなくて生きた御神体。
返信する
ahaha、guonbさん (本人)
2005-12-11 23:51:29
いいねえ、最新の古さ。この頃冴えてますねえ。ア、以前からですね、この頃さらに冴えてますねえ。トムとは大違いです。



神事は、部外秘、撮影禁止も内容秘密も多いね。

ア、つぎ秘密がキーワードになりそう。
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