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小学校体育のとびらをひらく

体育の伝統的学習形式は、児童が楽しく集中できる方法です。授業方法になやんでいる先生方への応援ブログです。

50M走  (伝統的学習形式の紹介)

2019-10-02 08:54:03 | 教育
(4)50M走


(A)学習形式
   ー走るメンバーが毎回替わるー



(補足1)走るメンバーが絶えず入れ替わる
 走るメンバーが絶えず入れ替わるので、児童にとってはスリリングな気持ちが持てるようです。

(補足2)「3回走る」は、児童の疲れ方を見て調整
 全力で3回走ると児童はかなり疲れます。何回走るかは、指導者の裁量にお任せします。

(B)学習の場


(補足3)指導者の力量が試される                                                                      
     走り終わって順位ごとに座っている場所から、スタートラインにいかに的確に素早く並べるかは、指導者の力量が試されるとともに、指導者の個性がにじみ出てくる場でもあるといえます。


(C)指導のポイント



(補足4)小学生が最も苦手とするポイント
 ポイントの①②④は、主として低、中学年が対象になり、③は全学年が対象となり
小学生が最も苦手とするポイントと考えます。児童の多くは、「50mを全力で走りきること」「①②③④のポイントを意識すること」だけでも精一杯です。
 このような児童が集中しやすい「形式」を利用すると、高学年では競技スポーツから得られた科学的知見、速く走るこつなどの指導を加えることも効果的になってきます。

(D)結果の考察


(補足5)現代の児童に不足しがちな「全力で走る経験」と、50m走の記録を得ることができる
  指導者は両手にストップウォッチを持ち、最初に走り終わった児童に記録用紙を渡して記録してもらうと、走った児童四名中二名のタイムが計測できます。1回の授業で一人約3~4回走ることが可能です。このように50m走の授業を半月ほど行うと、ほとんどの児童について複数回の記録が取れます。現代の児童に不足しがちな「全力で走る経験」と、50m走の記録を得ることができます。
 経験からいうと、一回も記録が取れない児童が数名でることがあります。最後の授業でその児童だけで走ってもらい記録をとります。
 運動会用に記録会をする必要がなくなります。









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