下図のように、センサーを設置したArduinoからデータを送信して、数100m離れた所のRaspberry Piで受信したい。
通信には、920MHz特定小電力無線モジュールのIM920を使用する。
前回までに、IM920のペアリングとArduinoからの送信がうまくいったので、今回はいよいよRaspberry Piでの受信に挑戦する。

1.Raspberry Piにcuコマンドを入れる
Raspberry PiにはTera Termのようなターミナルソフトがはじめは入っていない。
そこで、ターミナルソフトのcuをインストールする。
2.Raspberry PiにIM920をUSBにて接続
写真の通り、IM920をUSBシリアル変換アダプタを介してRaspberry PiにUSBにて接続。
(インタープラン製のIM315-USB-RXは、USBシリアル変換アダプタが内蔵)
IM920とシリアル変換アダプタ間の配線方法については過去記事参照。

3.認識されているか確認
Raspberry Pi側でUSBシリアル変換アダプタを認識しているかを確認する。
はじめに、dmesgコマンドで確認。
今回使用したUSBシリアル変換アダプタは、FTDI社の変換ICが使われているので、それを探す。
今回の場合だと、ttyUSB0で認識されている。

次に、/dev以下に今回認識したttyUSB0があるか確認。

4.cuコマンドを使ってIM920からの通信をRaspberry Piで受信する
送信側には、以前作製したArduino+IM920を使用。
このArduino側IM920とRaspberryPi側のIM920は、すでにペアリング済みのものである。
IM920のペアリングについては、過去記事参照。

いよいよcuコマンドで、通信の受信を行う。
cuコマンドでは、-lオプションで使用デバイス、-sオプションでボーレートを指定する。
IM920との間はボーレート19200bpsで通信するため、以下のコマンドを打ち込む。
無事にRaspberry Piで受信ができた。
なお、cuコマンドを終了させるときは~. (チルダドット)と打ち込む。
通信には、920MHz特定小電力無線モジュールのIM920を使用する。
前回までに、IM920のペアリングとArduinoからの送信がうまくいったので、今回はいよいよRaspberry Piでの受信に挑戦する。

参考にしたもの Raspberry PiとArduinoでシリアル通信 【入門】Linux機にUSB-シリアル変換ボードをつなげてみる【備忘録】| 團長の小部屋 |
用意するもの ・Rasspberry Pi 3スターターキット スイッチサイエンス Raspberry Pi 3 Model B本体 microSD 8GB class10 (Raspbian OSイメージ 書き込み済) ACアダプター 5V/3.0A(USB Micro-Bコネクタ)1m Raspberry Pi 3/2/B+ 用RSコンポーネンツ製ケース 白 ・IM920 ×2個 amazon 秋月電子 ・Arduino amazon 秋月電子 ・USBシリアル変換アダプタ スイッチサイエンス ブレットボード、ジャンパー線、LED、抵抗 または インタープラン製 USBインターフェースボード IM315-USB-RX amazon 秋月電子 ・PuTTY_jp (ソフト) ダウンロード元 |
1.Raspberry Piにcuコマンドを入れる
Raspberry PiにはTera Termのようなターミナルソフトがはじめは入っていない。
そこで、ターミナルソフトのcuをインストールする。
pi@raspberrypi : ˜ $ sudo apt-get install cu |
2.Raspberry PiにIM920をUSBにて接続
写真の通り、IM920をUSBシリアル変換アダプタを介してRaspberry PiにUSBにて接続。
(インタープラン製のIM315-USB-RXは、USBシリアル変換アダプタが内蔵)
IM920とシリアル変換アダプタ間の配線方法については過去記事参照。

3.認識されているか確認
Raspberry Pi側でUSBシリアル変換アダプタを認識しているかを確認する。
はじめに、dmesgコマンドで確認。
pi@raspberrypi : ˜ $ dmesg |
今回使用したUSBシリアル変換アダプタは、FTDI社の変換ICが使われているので、それを探す。
今回の場合だと、ttyUSB0で認識されている。

次に、/dev以下に今回認識したttyUSB0があるか確認。
pi@raspberrypi : ˜ $ ls -l /dev/ttyUSB* |

4.cuコマンドを使ってIM920からの通信をRaspberry Piで受信する
送信側には、以前作製したArduino+IM920を使用。
このArduino側IM920とRaspberryPi側のIM920は、すでにペアリング済みのものである。
IM920のペアリングについては、過去記事参照。

いよいよcuコマンドで、通信の受信を行う。
cuコマンドでは、-lオプションで使用デバイス、-sオプションでボーレートを指定する。
IM920との間はボーレート19200bpsで通信するため、以下のコマンドを打ち込む。
pi@raspberrypi : ˜ $ cu -l /dev/ttyUSB0 -s 19200 |
無事にRaspberry Piで受信ができた。
なお、cuコマンドを終了させるときは~. (チルダドット)と打ち込む。

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