こんな感じで、センサーを設置したArduinoからデータを送信して、数100m離れた所に置いたRasspberry Piで受信したい。
そこで今回は、Rasspberry Piの初期設定にトライしてみた。

0.セットアップ条件
今回のセットアップでは、Rasspberry Piにマウス・キーボード・モニターをつながずに、
ヘッドレスでセットアップを行う。
Rasspberry Piに接続するのは、ACアダプターとLANケーブルのみでトライする。
また、今回はRaspbian OSイメージが書き込まれたmicroSDを購入した。
自分でOSイメージを書き込む際は、『DD for Windows』などを使って、OSイメージをSDカードに書き込む必要あり。
詳細は、参考サイトのRaspbianのインストールと初期設定 | 純規の暇人趣味ブログが詳しい。
1.SSHを有効にする
参考サイトによると、2016/11/25のRaspbianからSSHがデフォルトで無効にされたようだとのこと。
そこで、SSHを有効にする準備をする。
方法としては、Raspbianの書き込まれたSDカード内のbootパーティションに、
『ssh』という名前のファイルを作るだけとのこと。
この時、『.txt』などの拡張子なしでファイルを作るのがポイントのようだ。
Windows環境で、拡張子を非表示にしている場合などは特に注意が必要と思われる。
Windows環境の私は、右クリック→テキストドキュメント→拡張子なしの『ssh』に名前を変更
→拡張子を変更すると、ファイルが使えなくなる可能性があるが変更するか?ときかれるので、
『はい』をクリックで作成した。

2.接続と起動
SDカードとLANケーブルを接続したのち、電源ケーブル(microUSB)を接続する。
電源ケーブルを差し込めば、Rasspberry Piは起動する。

3.IPアドレスの確認
LANケーブルを指しているので、Rasspberry PiにルーターからIPアドレスが割り振られているはずである。
そこで、割り振られたIPアドレスを確認する。
下記の確認方法で、Macアドレスが『B8:27:EB』から始まっているインターフェイスのIPアドレスを探す。
これが、Raspbery Piに割り振られたIPアドレスとなる。
なお、『B8:27:EB』はRaspberry PiのベンダIDである。
確認方法1:ルーターの設定画面に入ってRaspberry Piに割り振られたアドレスを確認する。
確認方法2:コマンドプロンプトから『arp -a』を実行する。
4.puttyの設定
Raspberry PiへのSSH接続に、puttyというソフトを使う。
はじめに、文字コードの設定を行う。
下記の要領で、文字コードをUTF-8へ変更する。
ウィンドウ→変換→リモートの文字セットの設定で、『UTF-8』を選択する。
(これを忘れたがために、のちの日本語化後に文字化けしてすったもんだした…)

毎回確認するのも大変なので、セッションに保存しておくと簡単。
5.SSHでログインする
puttyを使って、Raspberry PiにSSHでログインする。
ホスト名(またはIPアドレス)の欄に、先ほど調べたIPアドレスを入れ『開く』をクリック。

次に、ユーザー名とパスワードを聞かれるので、入力する(ただし、パスワードは非表示)。
Raspbianの初期設定は、
ユーザー:pi
パスワード:raspberry

6.ソフトウェアのアップグレード
ログインが完了したら、はじめにソフトウェアのアップグレードを行う。
下記コマンド(白文字部分)を入力し、Enterキーを押す。
いろんな表示が出てくるが、比較的短時間で終了する。
処理が終わって、コマンドプロンプトが入力できる状態になったら、次のコマンドを実行。
これは結構時間がかかる。
また、途中でyesかnoか聞かれることもある。
(Do you want to continue? [Y/n])
yesの場合は、『y』と入力してEnterすればOK。
続いて、ファームウェアのアップデートも行う。
7.日本語環境の準備
まずはじめに、日本語フォントのインストールから行う。
続いて、環境設定を行う。
下記コマンドを実行すると、環境設定画面が出てくる。
この画面では、『↑』『↓』キーでカーソルを移動する。
また、<Select> <Finish>へは『←』『→』キーや『Tab』キーで移動する。
選択は『Space』キーで、決定は『Enter』キー。

まず、Localisation Options → Change Localeへ進む。
次に、『ja_JP.UTF-8』をスペースキーで選択して、『Enter』キーを押す。
(選択すると*が表示される)

そうすると次の画面へ進むので、カーソルを『ja_JP.UTF-8』へ持ってきて『Enter』キーを押す。
続いて、タイムゾーンも変更する。
Localisation Options → Change Timezoneへ進む。
Asia→Tokyoと選択。
ここまで設定したら、Raspberry Piを一度リブートする。
以下のコマンドを入力するとリブートがかかり、puttyが一度切断される。
再度ログインして、ロケールの設定画面へ進むと、日本語が出てくるのが確認できる。

8.電源OFF
必要最小限の初期設定が完了したので、Raspberry Piの電源をOFFする。
電源を切る際は、以下のコマンドを実行する。
そこで今回は、Rasspberry Piの初期設定にトライしてみた。

参考にしたもの Raspbianのインストールと初期設定 | 純規の暇人趣味ブログ 第7回 Raspberry Piのセットアップ – ローカル環境編 | ツール・ラボ Raspberry Piの設定【raspi-config/言語・タイムゾーン・キーボードの設定 | Aldebaranな人のブログ |
用意するもの ・Rasspberry Pi 3スターターキット スイッチサイエンス Raspberry Pi 3 Model B本体 microSD 8GB class10 (Raspbian OSイメージ 書き込み済) ACアダプター 5V/3.0A(USB Micro-Bコネクタ)1m Raspberry Pi 3/2/B+ 用RSコンポーネンツ製ケース 白 ・PuTTY_jp (ソフト) ダウンロード元 |
0.セットアップ条件
今回のセットアップでは、Rasspberry Piにマウス・キーボード・モニターをつながずに、
ヘッドレスでセットアップを行う。
Rasspberry Piに接続するのは、ACアダプターとLANケーブルのみでトライする。
また、今回はRaspbian OSイメージが書き込まれたmicroSDを購入した。
自分でOSイメージを書き込む際は、『DD for Windows』などを使って、OSイメージをSDカードに書き込む必要あり。
詳細は、参考サイトのRaspbianのインストールと初期設定 | 純規の暇人趣味ブログが詳しい。
1.SSHを有効にする
参考サイトによると、2016/11/25のRaspbianからSSHがデフォルトで無効にされたようだとのこと。
そこで、SSHを有効にする準備をする。
方法としては、Raspbianの書き込まれたSDカード内のbootパーティションに、
『ssh』という名前のファイルを作るだけとのこと。
この時、『.txt』などの拡張子なしでファイルを作るのがポイントのようだ。
Windows環境で、拡張子を非表示にしている場合などは特に注意が必要と思われる。
Windows環境の私は、右クリック→テキストドキュメント→拡張子なしの『ssh』に名前を変更
→拡張子を変更すると、ファイルが使えなくなる可能性があるが変更するか?ときかれるので、
『はい』をクリックで作成した。

2.接続と起動
SDカードとLANケーブルを接続したのち、電源ケーブル(microUSB)を接続する。
電源ケーブルを差し込めば、Rasspberry Piは起動する。

3.IPアドレスの確認
LANケーブルを指しているので、Rasspberry PiにルーターからIPアドレスが割り振られているはずである。
そこで、割り振られたIPアドレスを確認する。
下記の確認方法で、Macアドレスが『B8:27:EB』から始まっているインターフェイスのIPアドレスを探す。
これが、Raspbery Piに割り振られたIPアドレスとなる。
なお、『B8:27:EB』はRaspberry PiのベンダIDである。
確認方法1:ルーターの設定画面に入ってRaspberry Piに割り振られたアドレスを確認する。
確認方法2:コマンドプロンプトから『arp -a』を実行する。
4.puttyの設定
Raspberry PiへのSSH接続に、puttyというソフトを使う。
はじめに、文字コードの設定を行う。
下記の要領で、文字コードをUTF-8へ変更する。
ウィンドウ→変換→リモートの文字セットの設定で、『UTF-8』を選択する。
(これを忘れたがために、のちの日本語化後に文字化けしてすったもんだした…)

毎回確認するのも大変なので、セッションに保存しておくと簡単。
5.SSHでログインする
puttyを使って、Raspberry PiにSSHでログインする。
ホスト名(またはIPアドレス)の欄に、先ほど調べたIPアドレスを入れ『開く』をクリック。

次に、ユーザー名とパスワードを聞かれるので、入力する(ただし、パスワードは非表示)。
Raspbianの初期設定は、
ユーザー:pi
パスワード:raspberry

6.ソフトウェアのアップグレード
ログインが完了したら、はじめにソフトウェアのアップグレードを行う。
下記コマンド(白文字部分)を入力し、Enterキーを押す。
pi@raspberrypi : ˜ $ sudo apt-get update |
いろんな表示が出てくるが、比較的短時間で終了する。
処理が終わって、コマンドプロンプトが入力できる状態になったら、次のコマンドを実行。
pi@raspberrypi : ˜ $ sudo apt-get upgrade |
これは結構時間がかかる。
また、途中でyesかnoか聞かれることもある。
(Do you want to continue? [Y/n])
yesの場合は、『y』と入力してEnterすればOK。
続いて、ファームウェアのアップデートも行う。
pi@raspberrypi : ˜ $ sudo rpi-update |
7.日本語環境の準備
まずはじめに、日本語フォントのインストールから行う。
pi@raspberrypi : ˜ $ sudo apt-get install fonts-vlgothic |
続いて、環境設定を行う。
下記コマンドを実行すると、環境設定画面が出てくる。
pi@raspberrypi : ˜ $ sudo raspi-config |
この画面では、『↑』『↓』キーでカーソルを移動する。
また、<Select> <Finish>へは『←』『→』キーや『Tab』キーで移動する。
選択は『Space』キーで、決定は『Enter』キー。

まず、Localisation Options → Change Localeへ進む。
次に、『ja_JP.UTF-8』をスペースキーで選択して、『Enter』キーを押す。
(選択すると*が表示される)

そうすると次の画面へ進むので、カーソルを『ja_JP.UTF-8』へ持ってきて『Enter』キーを押す。
続いて、タイムゾーンも変更する。
Localisation Options → Change Timezoneへ進む。
Asia→Tokyoと選択。
ここまで設定したら、Raspberry Piを一度リブートする。
以下のコマンドを入力するとリブートがかかり、puttyが一度切断される。
pi@raspberrypi : ˜ $ sudo reboot |
再度ログインして、ロケールの設定画面へ進むと、日本語が出てくるのが確認できる。

8.電源OFF
必要最小限の初期設定が完了したので、Raspberry Piの電源をOFFする。
電源を切る際は、以下のコマンドを実行する。
pi@raspberrypi : ˜ $ sudo shutdown -h now |
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