肉豆腐


本来は牛肉で作るものだと思うのですが、なにぶん豚バラ好きなもので(^^ゞ

豚バラは長めに煮ても硬くなりませんし、程よく脂が抜けた方がおいしいので、他の薄切り肉を煮る時よりは長めに煮ます。豆腐は煮立てると鬆が入るので、最後に入れて温める程度で火を止め、冷める過程で味を染ませます。

エノキ茸を入れてもうまいです。

【材料】
・木綿豆腐
・豚バラ
・長葱
・玉葱
・白瀧

【作り方】
1.白瀧は食べよい長さに切って下茹で
2.鍋に出汁、醤油、みりんを8:1:1で煮立て、豚バラと白滝を煮る
3.玉葱も加えて煮て、長葱も加えて煮る
4.最後に豆腐を加え、豆腐が温まる程度に煮て火を止める
5.豆腐に味が染みるまで置いて、再度温めてから器に盛る
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アーリョオーリョペペロンチーノ


学生時代を過ごした街、とある私鉄の高架線沿いに小さなパスタ屋がありました。

夫婦経営のこじんまりとした店。学生客も多く、150円増し、100円増し、のような大盛りが注文できたり、唐辛子の量を好みに合わせてくれたり、気さくな雰囲気で、お昼時ともなればわが母校の教授から職員、学生までがあっちのテーブル、こっちのテーブルで「あ、どうも」「お、今日も来たの?」と挨拶を交わしていたものです。

でもこの店の魅力は何と言ってもパスタの味でした。当時、二十歳そこそこの、イタリアどころか日本のイタリア料理屋にも行ったことのないような若造が「ここのスパゲティは世界一だ」などと仲間たちと冗談半分に語り合っていたのですが、あれから二十年、あちこちでおいしいと言われるパスタを食べてみて、二十年前の「世界一のおいしさ」はあながち冗談でもなかったかな、という気もしています(笑)

この店の看板メニューは「ペペロンチーノ」と「真夜中のスパゲティ」でした。ペペロンチーノはご存知アーリョオーリョペペロンチーノ、真夜中のスパゲティは唐辛子入りのトマトソース、どちらも基本中の基本のソースです。ここに通いつめた仲間たちとこの味を再現しようと競い合い、「粗塩がポイントだ」「パスタの茹で汁をソースに加えるんだよ」「アンチョビが隠し味らしい」「マスターが缶詰のトマトを裏ごししてたのを見たぞ」などと情報交換しあったものです。

なんだか大げさな言い方ですが、でも、おそらく私の食い物に関する嗜好に一番大きな影響を与えているお店なのではないかと思います。未だにこの店の味を目指してスパゲティを作っているくらいなので(笑)

あれから二十年、ペペロンチーノはそこそこの味になったかな?

【材料】
・スパゲティ 100グラム(ディチェコのNo.10、またはNo.11)
・ニンニク  1かけ
・オリーブ油 50cc
・唐辛子   1本
・アンチョビ 1/2切れ
・パセリ   少々
・粗塩

【作り方】
1.大鍋に湯を沸かす。スパゲティ100グラムに対してお湯1リットル、粗塩10グラム
2.スパゲティを茹でる
3.スパゲティを茹でるのと同時進行でニンニクのみじん切り、唐辛子の小口切り、叩いたアンチョビ、オリーブ油をフライパンに入れ、弱火にかけ、ニンニクが色づかないようにオリーブ油に香りを移す。時間差でみじん切りにしたパセリも入れる
4.茹で上がったスパゲティをフライパンに入れ、手早く混ぜて塩で調味する
5.温めておいた皿に盛ってスバヤク食べる

【お店の情報】
パスタハウス「ポモドーロ」
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ローズマリーポテト


ワインを飲む時の肉や魚の付け合せに添えたりするとちょっと本格的ですよね。お客さんに出しても驚いてもらえたりします。本来はオーブン料理なのですが、フライパンでも簡単に作れます。香ばしい焼き色がポイントなので、強めの火加減で焼きましょう。

【材料】
・ジャガイモ
・ローズマリー
・ニンニク

【作り方】
1.ジャガイモはタワシで洗って皮付きのまま1cmほどの厚さに輪切り
2.フライパンに叩いたニンニクとオリーブ油を熱し、オリーブ油にニンニクの香りが移ったらいったん取り出す
3.ジャガイモの両面を色よく焼く。途中でニンニクをフライパンに戻し、ローズマリーの葉をちぎってフライパンに入れる
4.フライパンの余分な油をペーパーでふき取り、塩胡椒する。
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がめ煮


がめ煮は福岡の郷土料理で、これがないとお正月という気がしません。と言っても酒の肴にもごはんのおかずにもいけるので日常の料理としてもよく作りますが。
煮る前に油で炒めないで作ってもよいようですが、私はごま油の香りとコクが好きなので炒めてから作ります。

ちなみに、福岡以外の地域で「筑前煮」や「いり鶏」と呼んでいるものと同じものです。

【材料】
・鶏もも
・蒟蒻
・蓮根
・牛蒡
・人参
・里芋
・筍水煮
・干し椎茸(どんこ)
・絹さや

【作り方】
1.鶏ももは一口大に切る。
2.干し椎茸はたっぷりの水で戻し、石突を取る
3.蒟蒻は一口大にちぎって下茹で
4.蓮根は皮を剥いて乱切りにし、水にさらす
5.牛蒡は皮をこそげて乱切りし、水にさらす
6.人参は皮を剥いて乱切り
7.里芋は皮を剥いて一口大に切り、下茹で
8.筍水煮も一口大に切る
9.絹さやは筋をとってさっと茹でる
10.鍋にごま油をたらして鶏ももを炒め、続いて蓮根、牛蒡、蒟蒻、筍、戻した干し椎茸も炒める(全体に油が回ればよい)
11.干し椎茸の戻し汁と、足りなければだし汁を加える(材料がひたひたになる程度)
12.加えただし汁の1/8量のみりん、醤油、1/24量の砂糖を加えて10分ほど煮る。
13.人参、里芋も加え、鍋返ししながら中火~強火で煮る(煮上がった頃に煮汁がかなり減っているように)
13.器に盛ってから絹さやを散らす
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雑煮


あけましておめでとうございます。今年もよろしくお願いいたしますm(__)m

さて、2006年の初投稿は我が家の雑煮です。熊本生まれで長崎育ちの母が福岡に嫁いで作っていた雑煮を、曖昧な記憶とこっち(関東)で手に入る材料で作ったルーツのハッキリしない雑煮です(^^ゞ

【材料】
・餅
・鶏もも
・鰤
・かまぼこ
・小松菜
・人参
・大根
・まり麩

【作り方】
1.昆布だし1000ccに酒大さじ3を入れて煮立て、塩小さじ2、薄口醤油大さじ1で味付け
2.小松菜は茹でて絞り、4cmほどに切る
3.人参は輪切り、大根はいちょう切りにして下茹で
4.鰤と鶏ももは塩焼き。鶏ももは食べよく切る
5.餅は焼いてだしの中で温めておく
6.具を器に並べ、熱いだしを張る
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