ツール・ド・フラフラ

2021年からはキャンプやそのためのギアについて書いていきます.

沖縄ICTフォーラム2007

2007年09月28日 | IPv6
今日(というかもう昨日になるが),初めて沖縄に来た.来年はツール・ド・おきなわに出ようと思っていたが,仕事で一足先に来ることになった.IPv6がテーマの一つにあったので私も参加することになったのだが基本的には女性向けのイベントへの出席ということもあり,同行するのは女性がほとんどw 綺麗な人が多く正直楽しいwww

今日はいくつか講演を聴いたが,中でもひめゆり平和祈念資料館の証言者の宮城喜久子さんの話は強烈だった.現実的でドロドロしていて説得力があった.お人形と言われていた美しい女子高生が顔中穴だらけで死体となっていた.手足がすべてない怪我人が運び込まれ出血多量で死んでいく.腐敗した死体の浮かぶ井戸の水を汲んで皆で飲む.怪我人の血にハエがたかり卵を産んでウジとなり,怪我した兵士はそのウジに音を立てて食べられながら死んでいく.女子学生たちはウジを取り除くが,軍医からは2,3匹残せと指示される.その方が膿みをウジが食べるので早く乾くといのだ.なんと悲しいノウハウだ.軍国主義だった証言者の父親が,「お前を17で死なせるために育てたわけではない」と突然言い,証言者は不信感に襲われる.人は25名,爆弾は20個,じゃんけんで勝った20名を負けた5名が本当は負い目を感じながら「国のために死ねて羨ましい」と言って送り出す.20名は各々爆弾を持って米軍に突っ込んでいった.残った5名もほとんどがその後の戦いで死に一人だけが生き残る.そして生き残った者は死んだ者に対する負い目のため長らく口を閉じる.戦争が終わり,米軍は生き残った宮城さん他日本人を保護した.宮城さんも何年も語ることができなかったそうだが,死んだ者の死を無駄にしないために今はより多くの人に語っていきたいそうだ.

真珠湾攻撃を指示した者はこの現実をどう受け止めたのだろう.もしかすると最後までそういう現実を直視しなかったのかも知れない.天皇にしてももっと早く戦争を止められなかったのか.

次元はまったく違うが,今NTTではNGNの開発が進んでいる.どう考えても今のコンセプトでは採算が見えない.しかし突き進むのは真珠湾と同じらしい.「やると決まったから」だそうだ.指示した者だけではない,それを実施する者の罪も問われるべきだ.失敗すれば末端では委託先が切られ,リストラが起きるだろう.そんな現場を思う気持ちが経営層には必要だ.今ならまだ間に合う.NGNはインターネットにするべきだ.

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1 コメント

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Unknown (shibayan)
2007-10-14 01:42:24
NGNネタはおいておくとして^^)

沖縄には毎年行っていますが、いつ行っても「戦争」について深く考えさせられます。今年はせいふぁーウタキのそばにある「洞窟の野戦病院」(名前忘れました)に初めて行きました。そこには未だに足跡やら遺留品やらが置いてあり、ホント「つい先日のこと」のように感じられるのでした。
「琉球文化」や「常夏リゾート」だけでない沖縄を感じに是非また行って見てくださいマセ。

p.s.沖縄は電車がないのでバイク必携ですゼ。
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