排水溝の中の小さな命

今日、こんなことがありました。


朝からバイトで、いつも通り資材館で働いていました。

朝一にお客が来て、排水溝を26個買われました。

積み込もうとしたとき、排水溝の厚さが違うことに気付き、厚さが揃っている売り場の奥のものを取り出すために店員さんにフォークリフトで違う製品のパレット（多くの荷物が乗ってる時にフォークリフトで運びやすくさせる土台みたいなもの）をどかしてもらい、下にある商品を運ぼうとしました。

パレットをどかすと、商品の上に木屑や藁等がいっぱい溜まってました。

それをどかそうと近づいた瞬間・・・



なんと、それは鳥の巣でした。

しっかりつくってある上に卵が5個も・・・

しかしこれでは商品が出せないので、そっと手で掬って違う場所に置き、商品をお客様のトラックに積みました。

で、ほっとけないのが生物好きもとい鳥好きの俺。

一体何の鳥の卵だろうと。　この卵、ちょっと掴んでみたのですが、大きさが人差し指の先端から次の関節くらいの大きさしかないんです。

雀はこういう所に巣を作らないし、ハトは全然違う・・・一体何の卵だろう・・・

答えはすぐに出ました。

資材館で働いているとよくコンクリートコーナー付近で目にする鳥がいました。

セグロセキレイっていう鳥です。

白黒で長い尾をピコピコさせる比較的よく見る鳥です。

とりあえず、確かめるためにしばらく様子を見てると・・・

はやり来ました、セグロセキレイ。　巣を探しているみたいです。

そりゃそうでしょう、だって元あった場所に巣はもうないのですから・・・

風雨や敵から守るために再びどこかのパレットの隙間に入れてやってもよかったのですが、親が見つけられなければ仕方ないので、人目につかない地面にちょっと置いておきました。

その結果・・・




なんとか親鳥が見つけてくれました。

ちなみに、雨も降っていたのでちょっと親切に屋根を作ってあげましたｗ　・・・ポップ立てですがね＾＾；

とりあえず、ホッと一安心。だけど、地べたなので猫等の敵に狙われてもおかしくありません。
もし卵が孵ったら、ちょっと高いことろに移してやらないとなぁなんて思っている限り、俺は鳥好きなのだなぁなんて思ってしまいます。

思えば、小学3、4年の時、家のマンションの駐車場にツバメが巣を作っていたのをよく見に行ったりしてました。
そして、ある時何者かによって巣が壊されていて、近くの柱に雛がティッシュに包まれた状態でいたのを見つけた時に友達と協力して巣の代わりになるものを探して、人工的な巣を作ってそこに雛を入れ、親鳥が果たして気付いてくれるか近くに隠れてみていたことがありました。

俺はその頃から鳥が好きだったんなぁなんて思ってしまいました。

ともかく、５つの卵が無事に孵って、５羽とも巣立つことができるよう祈るばかりです。


P.S.　しっかし、セグロセキレイは変なところに巣を作るんですねｗ　去年は大学近くのマクドナルドの２階で勉強していた時にセグロセキレイが何度も手摺を伝って歩いていくのを目にして、それを追って窓から見下ろしてみたら、マックの建物についてる看板と屋根の間に雛が２羽いましたからね・・・ｗ