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評価:★★★★★【5点】
今まで、着水なら安全と思っていた大きな勘違いに反省しきり。
だって、水面に平たい石投げてもピョンピョン跳ねるから(おい)
◇
2009年1月15日。乗員乗客155人を乗せた旅客機が、
ニューヨークのラガーディア空港を離陸した直後に
鳥が原因のエンジン故障に見舞われ、
全エンジンの機能を失ってしまう。機体が急速に高度を下げる中、
管制塔からは近くの空港に着陸するよう指示を受けるが、
空港までもたないと判断したチェズレイ・サレンバーガー機長は、
ハドソン川への不時着を決断する。
そしてみごと機体を水面に着水させ、全員の命を守ることに成功する。
この偉業は“ハドソン川の奇跡”と讃えられ、
サリーは英雄として人々に迎えられた。
ところがその後、サリーの決断は本当に正しかったのか、
その判断に疑義が生じ、英雄から一転、
事故調査委員会の厳しい追及に晒されるサリーだったが…。
<allcinema>
◇
当時、この事故は海外トップニュースとして報道され知っていたが
水面に浮かぶ旅客機を取り囲むように救助艇が集合してるシーンを
ただぼんやりと眺めていた記憶がある。
ワタシの中では「どうせ、旅客機の故障で着水でしょ」だったのが
こうして映画としてあの事故を再現されてしまうと
百聞は一見に如かずじゃないが、改めて凄い選択だったことが分かる。
エンジンが無く完全にグライダー状態で飛行時間がない中
常に冷静に最善の方法で墜落を回避しようとしたパイロットには
敬意を表したい(←何様)
いやいや、しかし、さすがに御大の腕はまだまだ健在ですな。
無駄な説明はすべて排除し究極のシンプルさなのに
この感動はいったい何!?でしたよ(笑)
航空管制官とのやりとりの中、冷静な管制官が
次第に感情を露わにしていく様子に涙!
墜落するかもしれない状況下で
機長から機内アナウンス「衝撃に備えてください」のメッセージ!
客室クルーたちはマニュアル通り迅速な対応をするわけだが
緊急時の安全姿勢を何度も連呼するシーンで涙腺決壊した^^;
事故調査委員会のデータ解析から疑問符が付きヒーローから一転
容疑者扱いにされるのだが、公聴会で会場の空気を一変させた
機長の言うデータ解析に於ける重要な見落としの一件が凄すぎる。
それまで悪夢にうなされトラウマのようになっていた機長の
容疑が晴れ、最後に言い放った「誇りに思う」ここで再び涙腺決壊だ。
もし次もあるとしたら?
「できたら7月がいい」←控えめだがしっかりウケる(笑)
【今週のツッコミ】
・飲酒による飛行機事故だったらデンゼル・ワシントンの十八番。
『フライト』の彼は民間旅客機で背面飛行もやっちゃうしね(爆)
「飲むと頭が冴えるんだよ」とうそぶいてましたし^^;
・今回の状況下でデンゼル機長の取る行動が是非知りたくなった。
・ニューヨークの飛行機事故といえば例の911同時多発テロ。
機長が事故後(もしも空港に戻ったとしたら)の脳内イメージ動画が
やたら怖く感じたのは、やはり911の影響やね~
・劇中、事故調査委員会がデータによるシミュレーション飛行に
機長らを拒否した時点で人的要因の一つ“考える時間”(タイムラグ)も
加味されているのか確認したかったのだが、劇中その通りになって
ある意味、驚いているワタシ。
・事故調査委員会のハゲ親父が妙にハンサムに感じたが
御大作品にはハゲのハンサムくんが案外多いことに気づく(笑)
・クリント・イーストウッド監督作品で、もしかしたら
本作がワタシの中では最高傑作になるかもしれない。
------------------------------------------------------
監督:クリント・イーストウッド
脚本:トッド・コマーニキ
音楽:クリスチャン・ジェイコブ/ザ・ティアニー・サットン・バンド/
出演:トム・ハンクス/アーロン・エッカート/ローラ・リニー/アンナ・ガン/
『ハドソン川の奇跡』
今まで、着水なら安全と思っていた大きな勘違いに反省しきり。
だって、水面に平たい石投げてもピョンピョン跳ねるから(おい)
◇
2009年1月15日。乗員乗客155人を乗せた旅客機が、
ニューヨークのラガーディア空港を離陸した直後に
鳥が原因のエンジン故障に見舞われ、
全エンジンの機能を失ってしまう。機体が急速に高度を下げる中、
管制塔からは近くの空港に着陸するよう指示を受けるが、
空港までもたないと判断したチェズレイ・サレンバーガー機長は、
ハドソン川への不時着を決断する。
そしてみごと機体を水面に着水させ、全員の命を守ることに成功する。
この偉業は“ハドソン川の奇跡”と讃えられ、
サリーは英雄として人々に迎えられた。
ところがその後、サリーの決断は本当に正しかったのか、
その判断に疑義が生じ、英雄から一転、
事故調査委員会の厳しい追及に晒されるサリーだったが…。
<allcinema>
◇
当時、この事故は海外トップニュースとして報道され知っていたが
水面に浮かぶ旅客機を取り囲むように救助艇が集合してるシーンを
ただぼんやりと眺めていた記憶がある。
ワタシの中では「どうせ、旅客機の故障で着水でしょ」だったのが
こうして映画としてあの事故を再現されてしまうと
百聞は一見に如かずじゃないが、改めて凄い選択だったことが分かる。
エンジンが無く完全にグライダー状態で飛行時間がない中
常に冷静に最善の方法で墜落を回避しようとしたパイロットには
敬意を表したい(←何様)
いやいや、しかし、さすがに御大の腕はまだまだ健在ですな。
無駄な説明はすべて排除し究極のシンプルさなのに
この感動はいったい何!?でしたよ(笑)
航空管制官とのやりとりの中、冷静な管制官が
次第に感情を露わにしていく様子に涙!
墜落するかもしれない状況下で
機長から機内アナウンス「衝撃に備えてください」のメッセージ!
客室クルーたちはマニュアル通り迅速な対応をするわけだが
緊急時の安全姿勢を何度も連呼するシーンで涙腺決壊した^^;
事故調査委員会のデータ解析から疑問符が付きヒーローから一転
容疑者扱いにされるのだが、公聴会で会場の空気を一変させた
機長の言うデータ解析に於ける重要な見落としの一件が凄すぎる。
それまで悪夢にうなされトラウマのようになっていた機長の
容疑が晴れ、最後に言い放った「誇りに思う」ここで再び涙腺決壊だ。
もし次もあるとしたら?
「できたら7月がいい」←控えめだがしっかりウケる(笑)
【今週のツッコミ】
・飲酒による飛行機事故だったらデンゼル・ワシントンの十八番。
『フライト』の彼は民間旅客機で背面飛行もやっちゃうしね(爆)
「飲むと頭が冴えるんだよ」とうそぶいてましたし^^;
・今回の状況下でデンゼル機長の取る行動が是非知りたくなった。
・ニューヨークの飛行機事故といえば例の911同時多発テロ。
機長が事故後(もしも空港に戻ったとしたら)の脳内イメージ動画が
やたら怖く感じたのは、やはり911の影響やね~
・劇中、事故調査委員会がデータによるシミュレーション飛行に
機長らを拒否した時点で人的要因の一つ“考える時間”(タイムラグ)も
加味されているのか確認したかったのだが、劇中その通りになって
ある意味、驚いているワタシ。
・事故調査委員会のハゲ親父が妙にハンサムに感じたが
御大作品にはハゲのハンサムくんが案外多いことに気づく(笑)
・クリント・イーストウッド監督作品で、もしかしたら
本作がワタシの中では最高傑作になるかもしれない。
------------------------------------------------------
監督:クリント・イーストウッド
脚本:トッド・コマーニキ
音楽:クリスチャン・ジェイコブ/ザ・ティアニー・サットン・バンド/
出演:トム・ハンクス/アーロン・エッカート/ローラ・リニー/アンナ・ガン/
『ハドソン川の奇跡』
(機長のあの一言がなかったら・・と思うところはありますけど)
ジワジワと感動を盛り上げるイーストウッドの腕もまさに匠の技。
爽快感半端なし。
なんかデンゼルのフライトおもいだしましたよね(苦笑
でもまじめな内容だったんで良かった(おいっ)
今回も流暢クリント・イーストウッドでしたね!
監督凄いですよね。
それにしても、ニュースで見ていた事件とは違って
裏ではいろいろ大変だったんですね。
最後の最後まで乗客の安否を気遣う姿、感動しました。
人の命を預かる仕事のとんでもない重圧。
ハンパなかったです。
良いことしたのに少しは空気読めよ!でした。
100分に満たないのに、この充実感はさすがですね。
シミュレーション飛行に17回も練習したと言ってた事に対し
そりゃないわ!でした^^;
大ウケしました(爆)
トムハン機長は実は飲酒してたのか?でしたが
そういうこともなく、デンゼル機長とは心構えが違いましたね(笑)
クリント・イーストウッド86歳はまだまだ健在!
90歳超えても作り続けてほしいです。
大衆に情報を流す手段として映画はホント貴重ですよね。
御大も86歳という年齢を感じさせない繊細な演出でした。
トムハン機長の言っていた「全員の安否を確認するまでワタシの仕事は終わってないんだ」
当たり前なんだけども、これこそプロの鏡!(笑)
韓国の沈没船とは大違いでした(笑)
itukaさんはこの作品が、クリント・イーストウッド監督作品の中でもNo.1になるかも…と思っていらっしゃるのですね?
無駄を排した、淡々と…と言ってもいい位の描写の一方、底に漲る信念が、ひしひしと感じられました。
凄い作品だと思いました。
ちなみに、私のクリント・イーストウッド監督作品のNo.1
は、「グラン・トリノ」です。…単にクリント親父が好きなだけか?(笑)
こちらは実話でありながらアクシデントに遭遇した旅客機を
最新VFXで見事に再現してくれたところに感動しました。
イメージ的にご老体監督ならアナログ的映画製作っぽい感じだったんですけど
今どきの技術を若い監督に負けないくらい使いこなしてますもんね(笑)
そういう意味では、まだまだ感覚が若いんだな~^^
お~!ここなつさんは「グラン・トリノ」が№1だったのですね。
この作品、頑固おやじが最後に魅せた男の闘いにびっくりしました。
公聴会での音声を聞きながらの再現シーン、
極限状態にも関わらず冷静に対処する2人と
バックから聞こえる「 Head down! Stay down!」
彼らのプロ意識の高さが伝わってくるシーンでしたね。
ちなみに私のイーストウッド監督作品のNo.1は
(ここなつさんと同じで)「グラン・トリノ」かな。
意外と「ペイルライダー」も好きなんですけどね(笑)
客室乗務員の統制のとれた規律正しい対応には
軍隊レベルを感じたように思いました。
>「 Head down! Stay down!」
連呼してるクルーの表情に胸が熱くなってしまいましたよ。
お!amiさんも「グラン・トリノ」なんですね。
うんうん「ペイルライダー」が好きというのはワタシも同じです(笑)
悪役6人がおそろいのロングコートで現れるところカッコ良すぎでした(爆)