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前科者

2022年01月29日 01時39分14秒 | 映画 さ行
評価★★★★【4点】


有村架純はもちろん脇を固める俳優らの演技合戦。



ある出来事をきっかけに、
罪を犯した者の更生を助ける保護司となった28歳の阿川佳代。
コンビニのアルバイトで生計を立てる傍ら、
更生を目指す前科者たちに寄り添い、彼らの居場所を見つけるために
奔走していた。そんな阿川が新たに担当していたのは、
殺人を犯した青年、工藤誠。
自動車修理工場でまじめに働く彼を親身になって支え、
互いに確かな信頼関係を築いていた。
ところが、ついに迎えた最後の面談の日、工藤は姿を消してしまう。
折しも連続殺人事件が発生し、
阿川は中学時代の同級生だった刑事の滝本から、
工藤が警察に追われていることを知らされるのだったが…。
<allcinema>



森田剛といえば前回の『ヒメアノ~ル』での
強烈なキャラクターが話題になったことでも有名で
犯罪絡みでカタルシスを感じさせる俳優とくれば
今や森田剛といっても過言ではないところまできている。
今回も、それと同ジャンルか?と思ったらぜんぜん違いましたね。

そういったなかで森田剛だけに目を向けがちだったが
意外にも、期待をしてなかった有村架純に思わず膝を叩き
「ついに殻を破ったのね」と、その演技にもう釘付けだった。
そして、一押しの磯村優斗も若いのに演技のうまさでいえば
彼はすでにベテランの域に達していると思う。

ストーリー的にはおおよそ先読みできる展開で
当然そうなるよね~ということだが、それを加味したうえでも
ラストで涙腺が緩んでしまったのは、やはり俳優らの演技が
予想以上によかったことにほかならない。



【今週のツッコミ】

・今この時期のあわただしさの中、重い映画は敬遠しがちだが
 それでも鑑賞に踏み切ったのは同僚の強いプッシュがあったから。

・刑事役のマキタスポーツをはじめていい俳優と思った。

・中学時代の阿川佳代って「ちびまる子」のたまちゃんだろ。

・保護司に給料が支払われないことにびっくり。
 日本の法律がおかしいのか、本作のヒロインが働き過ぎなのか。

・ラストの鼻ダレの糸引く長さが気になって仕方なかった。
 いいシーンだけに、アレはちょっともったいないぞ。

・泣きながらラーメンすする難しさがこちらにも伝わったよ。

・台無し寸前!絶叫しながら立ちこぎする有村架純が愛おしい。

・この映画を観て保護司になりたいと思うのは富裕層だけか。
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監督:岸善幸
脚本:岸善幸
音楽:岩代太郎
出演:有村架純、磯村勇斗、森田剛

『前科者』
 



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2 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
こんにちは (ここなつ)
2022-02-03 13:42:30
こんにちは。

私も、有村架純、森田剛、磯村優斗がすごく良くって、
もちろんその他の俳優陣も適材適所でとても良くって、
正におっしゃるように演技合戦だと思いました。
若い衆が活躍する邦画も捨てたもんじゃないですね。
返信する
ここなつさんへ (ituka)
2022-02-03 20:08:40
日本の若手もこうしてみるとしっかり役になり切ってる感が凄いですよね。
普段邦画は話題作でもスルーしてるんですが
こういう上質な作品は見ておくべきだと思いました。
予告編の有村架純が気になったので観ましたが、それがなかったら未見になっていたかもしれません。
返信する

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