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SISU/シス 不死身の男

2023年10月28日 15時34分38秒 | 映画 さ行
評価★★★☆【3.5点】(13)



北欧産の問答無用ぶっ飛び痛快アクション。



ナチスによって焦土と化した祖国を旅するフィンランドの老人
アアタミ・コルピ。
ある日、ブルーノ・ヘルドルフ中尉率いるナチスの戦車隊と遭遇し、
掘り当てた金塊とともに命を狙われる。
手にはツルハシ1本しかなく、絶体絶命かに思われたが、
彼こそはかつてソビエトとの戦争で、たった一人で
敵兵300人を殺した伝説の兵士だった。
<allcinema>



善悪ハッキリの単純明快なストーリーが潔い。
ただ容赦のない連続するグロ描写には気分を害することも。
でもリアル感を出すための必然的演出なのでそこは問題なし。

元特殊部隊の精鋭でロシア兵300人殺しの伝説の兵士として
フィンランド全域にその噂は広まっている。

そうとは知らないナチス戦車隊は、荒野で遭遇したこの男を見て
嘲笑し、持ってる金塊を横取りし殺そうとする。
で、ここからですよ。
この物語は自分のモノを取られたら取り返す。ただそれだけの話。

戦車からの機銃掃射、砲弾に加え、地雷網の真っただ中でも
元特殊部隊の経験をフル活用しナチスらを徐々に追い詰めていく。

いいですね~。男の描写が神がかっていて
どこか崇高で禅の極を見せられているような感覚になる。
これって、バックに流れる独特な音楽でそう感じるのかもしれない。

ツルハシ一本背中に抱いて~♪
なんかちょっとハンマーだけで戦うソーを思い浮かべてしまう。

でもこれ、フィンランド映画でとくに有名な俳優もいなくて
よくシネコンで上映されたな~、ミニシアターなら分かるけど
でも、たった一人知ってる俳優さんがいました。

ナチス戦車隊のブルーノ・ヘルドルフ中尉のアクセル・ヘニー。
これもNetflixのおかげでしょうか。
少し前にノオミ・ラパスの『ザ・トリップ』は面白かったわ。



【今週のツッコミ】
 
・金塊還元後の第二弾を希望したい。本作の前日譚でもいい。

・最後の方はナチス側が怯え切っているのが痛快だ。

・『ドント・ブリーズ』の爺さんといい勝負(笑)

・ラストまで男のセリフが一切なし。最後の最後でボソッと。

・さすがに軍用機にツルハシ引っかけて飛び乗るシーンは
 トムにもできないだろう。
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監督:ヤルマリ・ヘランダー
脚本:ヤルマリ・ヘランダー
音楽:ユリ・セッパ、トゥオマス・ヴァイノーラ
出演:ヨルマ・トンミラ、アクセル・ヘニー、ジャック・ドゥーラン

『SISU/シス 不死身の男』

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